近視進行抑制のエビデンスLatestEvidencefortheControlofMyopia森紀和子*栗原俊英**はじめに近視人口は急増しており,今や世界人口の約1/3が近視である.とくに東アジア各国での近視人口割合は高く,若年者の8.9割が近視である.近視の増加は各国で喫緊の課題としてとりあげられており,近視に関する基礎研究,疫学調査,臨床試験などが近年盛んになっている.しかし,近視進行抑制治療を評価する研究は,臨床での実践と根底にある作用機序の両方を伝える方法で計画されるべきであり,その結果として近視進行抑制の妥当性を検証するものでなければならない.しかし,最近の試験の一部には,盲検化,無作為化,同時対照群,明確に定義された登録基準など,バイアスを最小限に抑える要素が欠けているものがあり,不正確な結論が生じる可能性がある.2015年,世界保健機関(WorldHealthOrganiza-tion:WHO)はオーストラリアのブライアン・ホールデン視覚研究所と共同で,近視と強度近視の公衆衛生に与える影響に関する声明を発表し,近視と強度近視は視覚障害の起因となりうると結論づけた.それに応じる形で,国際近視機関(InternationalMyopiaInstitute:IMI)が設立され,世界各国の近視研究・臨床専門家による議論のうえでエビデンスに基づいた近視の分類,患者への対応,研究成果をまとめ,2019年から2年ごとに白書が発行されている.本稿では,「IMI白書2023」1)を踏まえながら執筆時点での最新のエビデンスを紹介し,今後の近視研究の方向性を提示する.I近視の定義と分類1.近視近視とは眼の調節が弛緩しているときに,眼軸に平行に眼に入る光線が網膜の前で焦点を結ぶ屈折異常のことをいう.多くの場合,眼球の前後径(眼軸長)の過度な伸長が原因(軸性近視)であるが,過度に弯曲した角膜や屈折力が増大した水晶体によって引き起こされる場合(屈折性近視)もあり,いずれも近視と定義されている.以前は近視と強度近視の定義が研究によってさまざまであったが,中国の100万人以上の参加者による41件の研究を含む最近のメタ解析2)では,近視は.0.5D,強度近視は.6.0Dという閾値についてコンセンサスが得られている.乱視に関してはばらつきがあるものの.0.75Dがもっとも一般的であった.この大規模な研究において,正視は近視または遠視として認定されない除外基準によって定義されている.これにより,近視と遠視の両方を定義した23件の研究のうち11件では正視が等価球面度数(sphericalequivalent:SE)>.0.50Dおよび<+2.0Dと定義されていた.以上より近視は.0.50..6.0D,強度近視は.6.0Dより強度のもの,遠視は+2.0Dより強度,乱視は0.75Dより強度のものと定義すると「IMI白書2023」では結論づけられている.これにより不明確な基準のもとで行われていた臨床研究が一致した基準のもとに行われて効果比較が容易になった.*KiwakoMori:慶應義塾大学医学部眼科学教室,慶應義塾大学医学部眼科学教室光生物学研究室,麹町大通り眼科**ToshihideKurihara:慶應義塾大学医学部眼科学教室,慶應義塾大学医学部眼科学教室光生物学研究室〔別刷請求先〕森紀和子:〒160-8582東京都新宿区信濃町35慶應義塾大学医学部眼科学教室0910-1810/24/\100/頁/JCOPY(9)37522mm24mm成人時:正視(0D)水晶体屈折力:24D強度近視(-6D)26mm図1眼球の前後径(眼軸長)の伸長と屈折力生後,眼球全体が大きくなるにしたがって,角膜はより平坦に,水晶体厚はより薄く変化し,屈折力は減少する一方,眼球の前後径(眼軸長)は1歳時点では20mm,6歳までに22mm,成人で24mm程度へと伸長し,屈折は正視を保とうとする.正視状態の均衡を破ってさらに眼軸長が伸長するのが,一般的に9.15歳ごろの学童期に進行する軸性近視である.近視性黄斑症正常な眼軸過剰に伸長した眼軸=強度近視近視性脈絡膜新生血管症緑内障・視神経症図2強度近視が引き起こしうる眼疾患強度近視では,過度な眼軸長伸長による眼球の形態的変化により,裂孔原性網膜.離,緑内障・視神経症,黄斑症,脈絡膜新生血管症など,視覚障害につながる眼疾患を引き起こしうる.図3軽度近視(>-3.00D),中等度近視,強度近視(<-6.00D)と近視合併症発症リスクの関連a:失明リスクのオッズ比は軽度近視1.71,中等度近視5.54,強度近視87.63.b:近視性黄斑症の発症リスクは軽度近視13.57,中等度近視72.74,強度近視845.08.c:網膜.離の発症リスクは軽度近視3.15,中等度近視8.74,強度近視12.62.d:緑内障の発症リスクは軽度近視1.59,中等度近視2.92,強度近視2.92.以上のように,近視の強度が強くなるほど合併症のリスクが上がる.(文献9より改変引用)95%近視(%)100806040200年齢小学校中学校(歳)図4日本の近視疫学調査による近視罹患率の変遷近視有病率がC1984年.1994年にかけてC10.20%の増加を示し,2017年にはさらに著しく増加している.(文献C10,11より改変引用)357911131517抑制率(%)屈折抑制効果(%)眼軸長抑制効果(%)80807060504030201007775747270696663646260555352535252525050504747434342393737363634343231303026242121202018171715151411113累進屈折カレンズ15)二重焦点眼鏡38)MiYOSMART(DIMS)16)Stellest(HALT)30)SightGlass(DOT)28)オルソケラトロジー50)オルソケラトロジー51)オルソケラトロジー52)オルソケラトロジー53)オルソケラトロジー17)オルソケラトロジー62)二重焦点SCL18)二重焦点SCL19)二重焦点SCL32)EDOF35)EDOF46)多焦点SCL62)多焦点SCL46)多焦点SCL20)1%atropine21)0.5%atropine21)0.1%atropine21)0.01%atropine21)0.01%atropine22)0.01%atropine41)7.MX69)クロセチン71)屋外活動23)屋外活動24)屋外活動25)赤色光80)紫色光88)紫色光89)オルソ+0.01%atropine26)多焦点SCL+0.01%atropine67)多焦点SCL67)併用療法図5各近視介入研究による近視進行抑制効果(グラフ横軸の各項目に記載した番号の文献より改変引用)調節ラグ遠見近見時に調節できない焦点ずれ軸外収差理想的な周辺視近見時に生じる周辺の焦点ずれ特殊眼鏡による軸外収差補正図6遠視性デフォーカス(焦点ぼけ)による眼軸長伸長仮説とその理論に基づく近視進行抑制特殊眼鏡レンズの作用機序単焦点レンズによる屈折矯正では近見時の不十分な調節(調節ラグ)もしくは視軸外の周辺光線(軸外収差)により網膜後方に焦点が生じ(遠視性デフォーカス),眼球はこれに順応しようとして眼軸長が伸長し近視が誘発される.近視進行抑制特殊眼鏡では視軸を除いた周辺光線が網膜前方に焦点を生じるため,眼軸長伸長が抑制される.の治療を受けていた患者では,休薬によってより速いリバウンドがみられ,休薬と継続治療の差は年齢が高いグループほど小さかった45).また,別の研究で,不同視患者の眼軸長が長い眼に投与された単眼のC0.125%アトロピン療法では,眼軸長伸長を抑制し,不同視を軽減させた65).さらにCpre-myopiaの学童を対象としたC0.01%アトロピン点眼投与試験で,アトロピン点眼投与が近視の発症を遅らせる可能性があることが示された66).濃度アトロピン点眼と光学的介入を組み合わせた試験ではさまざまな結果が報告されている.+2.50D加入の非球面多焦点CSCLを含むC3年間の観察で毎日C0.01%アトロピン点眼を追加しても有効性の相乗効果はみられなかった67).一方,学童を対象としたCOrtho-K単独群またはC0.01%アトロピンとCOrtho-Kを併用した群のランダム化臨床試験においては,併用群でより高い効果が得られたことが報告されている68).Cb.経口7-メチルキサンチン(7-MX)カフェインの近縁種であるアデノシン拮抗薬のC7-MXは,観察研究が行われたデンマークですでに使用が承認されており,そこではC7.15歳のC711人の患者コホートを使用して年齢と用量による効果が調査され,その結果,高用量がもっとも高い近視抑制効果を示した69).7-MXによる近視進行抑制治療は欧州で行われているが,日本において近視進行抑制を目的に未承認薬として用いている医療機関は限定的である.Cc.クロセチン207種類の食品由来因子のスクリーニングを行い近視抑制因子CEGR-1の活性程度を測定したところ,クロセチンにもっとも大きな活性を認めた70).クロセチンは,クチナシやサフランに含まれる黄色の天然色素であるカロテノイドの一種で,強い抗酸化作用がある.古くから着色料やスパイスなどの食用として,また薬用にも使われている.細胞レベルにおいてクロセチンにより近視抑制因子CEGR-1が有意に活性化され,またマウスの投与実験においては眼軸長伸長の抑制効果が示された70).さらに学童における多施設ランダム化対照試験ではクロセチン投与群がプラセボ投与群に比較して有意に近視の進行が抑制された71).3.環境的介入a.屋外活動の推進屋外で過ごす時間が少ない学童は,近視を発症する可能性が高くなる72).インドの学童を対象とした研究では,週にC4時間以上ビデオゲームをすることで近視になるリスクがC8倍に上昇し,時間に比例してリスクが上がる一方,週にC14時間,1日C2時間以上の屋外活動をすると近視のリスクがC0.2に低下したとの報告がある73).また,屋外活動時間が確保されれば,近業作業が長くても近視発症リスクが抑えられるとの報告もある74).これらの研究から,近視の発症を遅らせ,発症を予防する効果を最大限に高めるには,屋外で過ごす時間をC1日あたり平均約C2時間確保すべきであるとされている.C4.光療法a.赤色光長波長可視光の赤色光はアカゲザルとツバイにおいて眼軸長伸長抑制効果を認め75.77),2021年以降,学童の近視進行抑制治療として応用されている.しかし,近視研究でよく使われるほかの動物種においては一貫した効果がなく,とくにヒヨコにおいて眼軸長はむしろ伸長することが示されている78,79).メカニズムについても不明な点が多く,さらなる研究が必要である.低レベル赤色光(low-levelred-light:LLRL)療法とよばれる少なくともC4時間の間隔をあけてC1日C2回C3分間長波長光(635.650Cnm・0.29.0.4CmW)を照射する治療に関する前向き臨床試験と後ろ向き研究の報告がC4件80.83)あり,そこでは少なくともC2年間で単焦点レンズ単独群に比べてCLLRL療法群において明らかな眼軸長伸長抑制効果が認められた84).これまで一般的に他の薬理学的介入や光学的介入で報告されてきた効果に比べて非常に大きな治療効果が注目を集めている.一方ではCLLRL治療中に生じた網膜障害による視力低下の報告85)もあり,今後の長期的な安全性評価が待たれる.Cb.紫色光紫色光は屋外光に含まれるC360.400Cnmの短波長可視光だが,一般的なCLEDや蛍光灯などの人工照明には含まれず,窓ガラスによって遮断されてしまうため屋内にはほぼ存在しない.また,ほとんどの眼鏡やCCLはこ(15)あたらしい眼科Vol.41,No.4,2024C381の波長域の光を遮断するため,これらによって矯正を行っている眼には届かない.マウスにおける動物実験では,赤,緑,青,紫の四つの光の波長のうち,紫色光が近視誘導における屈折・眼軸長伸長抑制および脈絡膜厚の維持効果を示した86).そのメカニズムとして,一部の網膜神経節細胞が発現する紫色光感受性非視覚光受容体OPN5が刺激され近視抑制因子CEGR1が活性化し,脈絡膜厚が維持されることによって眼軸長伸長が抑制されることが動物実験によって明らかとなっている86,87).これら基礎研究を基に開発された紫色光透過眼鏡のC6.12歳のC82名の学童を対象としたランダム化比較試験では,初めて眼鏡を使用した学童に対して有効性を認めた88).また,310CμW/cmC2の紫色光をC1日C3時間照射する紫色光照射眼鏡を用いたランダム化比較試験ではC8.10歳の学童で屈折,眼軸長ともに近視抑制効果を認めた89).いずれも有害事象は今のところ認めていないが,今後長期的な効果・安全性の検証が必要である.Cc.近業作業の軽減近業作業の増加は近視発症のリスクを高める.屋外活動の減少に伴ってスマートフォンやタブレットなどの使用時における近業が増加していることが昨今の近視増加と関連が深い.台湾で行われた大規模介入研究において,近業作業の軽減のみでは近視の罹患率が増加したのに対して,屋外活動時間の確保により近視進行抑制効果が示されている7).近業作業の軽減単独では近視進行抑制効果が得られないというのが現時点での見解である.おわりに近視の研究分野は急速に拡大を続けており,近視進行抑制治療,とくに前近視Cpre-myopiaの段階での介入へ関心が高まっている.今後は学童近視の進行抑制に加えて,強度近視の構造的影響を理解し,これに特有の治療法を提供する必要があり,成人強度近視の進行抑制するための効果的な治療法の開拓が必要である.疫学,基礎研究の発展により分子・細胞レベルでのさらに詳細な近視進行メカニズムを理解し,それに基づく安全で効果的な治療法を適切な臨床研究で実証していくことが今後も求められている.謝辞:本稿中の図表イラストの一部を作成提供した慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程のCKateGettinger氏に深く感謝いたします.文献1)SankaridurgCP,CBerntsenCDA,CBullimoreCMACetal:IMIC2023digest.InvestOphthalmolVisSci64:7,C20232)TangCY,CChenCA,CZouCMCetal:PrevalenceCandCtimeCtrendsCofCrefractiveCerrorCinCChinesechildren:aCsystem-aticCreviewCandCmeta-analysis.CJCGlobCHealthC11:08006,C20213)LiuCL,CLiCR,CHuangCDCetal:PredictionCofCpremyopiaCandCmyopiaCinCChineseCpreschoolchildren:aClongitudinalCcohort.BMCOphthalmol21:283,C20214)GuoCC,CYeCY,CYuanCYCetal:DevelopmentCandCvalidationCofCaCnovelCnomogramCforCpredictingCtheCoccurrenceCofmyopiainschoolchildren:aprospectivecohortstudy.AmJOphthalmol242:96-106,C20225)FangPC,ChungMY,YuHJetal:Preventionofmyopiaonsetwith0.025%atropineinpremyopicchildren.CJOculPharmacolTher26:341-345,C20106)YamCJC,CZhangCXJ,CZhangCYCetal:E.ectCofClow-concen-trationatropineeyedropsvsplaceboonmyopiaincidenceinchildren:theCLAMP2CrandomizedCclinicalCtrial.CJamaC329:472-481,C20237)WuCPC,CChenCCT,CChangCLCCetal:IncreasedCtimeCout-doorsCisCfollowedCbyCreversalCofCtheClong-termCtrendCtoCreducedCvisualCacuityCinCtaiwanCprimaryCschoolCstudents.COphthalmologyC127:1462-1469,C20208)FlitcroftDI:TheCcomplexCinteractionsCofCretinal,CopticalCandenvironmentalfactorsinmyopiaaetiology.ProgRetinEyeResC31:622-660,C20129)HaarmanCAEG,CEnthovenCCA,CTidemanCJWLCetal:TheCcomplicationsCofmyopia:aCreviewCandCmeta-analysis.CInvestOphthalmolVisSciC61:49,C202010)MatsumuraH,HiraiH:Prevalenceofmyopiaandrefrac-tiveCchangesCinCstudentsCfromC3CtoC17CyearsCofCage.CSurvCOphthalmol44(Suppl1):S109-S115,C199911)YotsukuraCE,CToriiCH,CInokuchiCMCetal:CurrentCpreva-lenceCofCmyopiaCandCassociationCofCmyopiaCwithCenviron-mentalfactorsamongschoolchildreninJapan.JAMAOph-thalmol137:1233-1239,C201912)MoriK,KuriharaT,UchinoMetal:HighmyopiaanditsassociatedCfactorsCinCJPHC-NEXTCeyestudy:ACcross-sectionalobservationalstudy.JClinMedC8,C201913)BullimoreCMA,CRitcheyCER,CShahCSCetal:TheCrisksCandCbene.tsCofCmyopiaCcontrol.COphthalmologyC128:1561-1579,C202114)ChuaCSYL,CSabanayagamCC,CCheungCYBCetal:AgeCofConsetCofCmyopiaCpredictsCriskCofChighCmyopiaCinClaterCchildhoodCinCmyopicCSingaporeCchildren.COphthalmicC382あたらしい眼科Vol.41,No.4,2024(16)PhysiolOpt36:388-394,C201615)HasebeCS,CJunCJ,CVarnasSR:MyopiaCcontrolCwithCposi-tivelyCaspherizedCprogressiveCadditionlenses:aC2-year,Cmulticenter,randomized,controlledtrial.InvestOphthalmolVisSci55:7177-7188,C201416)LamCSY,TangWC,TseDYetal:DefocusincorporatedmultipleCsegments(DIMS)spectacleClensesCslowCmyopiaprogression:a2-yearrandomisedclinicaltrial:BrJOph-thalmol104:363-368,C202017)HiraokaCT,CKakitaCT,COkamotoCFCetal:Long-termCe.ectCofovernightorthokeratologyonaxiallengthelongationinchildhoodmyopia:aC5-yearCfollow-upCstudy.CInvestCOph-thalmolVisSciC53:3913-3919,C201218)ChamberlainP,Peixoto-de-MatosSC,LoganNSetal:A3-yearrandomizedclinicaltrialofmisightlensesformyo-piacontrol.COptomVisSciC96:556-567,C201919)SankaridurgP,BakarajuRC,NaduvilathTetal:MyopiacontrolCwithCnovelCcentralCandCperipheralCplusCcontactClensesandextendeddepthoffocuscontactlenses:2yearresultsfromarandomisedclinicaltrial.OphthalmicPhysi-olOptC39:294-307,C201920)FujikadoT,NinomiyaS,KobayashiTetal:E.ectoflow-additionsoftcontactlenseswithdecenteredopticaldesignonCmyopiaCprogressionCinchildren:aCpilotCstudy.CClinCOphthalmolC8:1947-1956,C201421)ChiaCA,CChuaCWH,CCheungCYBCetal:AtropineCforCtheCtreatmentCofCchildhoodmyopia:safetyCandCe.cacyCofC0.5%,C0.1%,CandC0.01%doses(atropineCforCtheCtreatmentofmyopia2)C.OphthalmologyC119:347-354,C201222)ChuaWH,BalakrishnanVB,ChanYHetal:AtropinefortheCtreatmentCofCchildhoodCmyopia.COphthalmologyC113:C2285-2291,C200623)WuCPC,CTsaiCCL,CWuCHLCetal:OutdoorCactivityCduringCclassCrecessCreducesCmyopiaConsetCandCprogressionCinCschoolchildren.COphthalmology120:1080-1085,C201324)HeCM,CXiangCF,CZengCYCetal:E.ectCofCtimeCspentCout-doorsatschoolonthedevelopmentofmyopiaamongchil-drenCinchina:aCRandomizedCClinicalCTrial.CJAMAC314:C1142-1148,C201525)WuCPC,CChenCCT,CLinCKKCetal:MyopiaCpreventionCandCoutdoorClightCintensityCinCaCschool-basedCclusterCrandom-izedtrial.OphthalmologyC125:1239-1250,C201826)KinoshitaCN,CKonnoCY,CHamadaCNCetal:E.cacyCofCcom-binedCorthokeratologyCandC0.01%CatropineCsolutionCforCslowingCaxialCelongationCinCchildrenCwithmyopia:aC2-yearrandomisedtrial.SciRep10:12750,C202027)LamCS,TangWC,LeePHetal:Myopiacontrole.ectofdefocusincorporatedCmultipleCsegments(DIMS)spectacleClensCinCChinesechildren:resultsCofCaC3-yearCfollow-upCstudy.BrJOphthalmolC106:1110-1114,C202228)RapponCJ,CChungCC,CYoungCGCetal:ControlCofCmyopiaCusingCdi.usionCopticsCspectaclelenses:12-monthCresultsCofCaCrandomisedCcontrolled,Ce.cacyCandCsafetyCstudyC(CYPRESS).BrJOphthalmolC107:1709-1715,C202329)ZhuCX,CWangCD,CLiCNCetal:E.ectsCofCcustomizedCpro-gressiveadditionlensesvs.singlevisionlensesonmyopiaprogressionCinCchildrenCwithesophoria:aCrandomizedCclinicaltrial.CJOphthalmolC2022:9972761,C202230)BaoJ,HuangY,LiXetal:Spectaclelenseswithaspheri-calClensletsCforCmyopiaCcontrolCvsCsingle-visionCspectaclelenses:aCrandomizedCclinicalCtrial.CJAMACOphthalmolC140:472-478,C202231)ProusaliCE,CHaidichCAB,CDastiridouCACetal:Part-timeCversusCfull-timeCspectaclesCforCmyopiacontrol(PARMAstudy):aCrandomizedCclinicalCtrial.CCureusC14:e25995,C202232)ChamberlainCP,CBradleyCA,CArumugamCBCetal:Long-termCe.ectCofCdual-focusCcontactClensesConCmyopiaCpro-gressionCinchildren:aC6-yearCmulticenterCclinicalCtrial.COptomVisSciC99:204-212,C202233)HiedaO,NakamuraY,HiraokaTetal:ClinicalstudyontheCe.ectCofCmultifocalCcontactClensesConCmyopiaCprogres-sionCinCmyopiaCschoolchildren:multifocalCcontactClensCstudyCforCsuppressionCofCmyopiaCprogression.CTrialsC22:C239,C202134)Ruiz-PomedaCA,CPrieto-GarridoCFL,CVerdejoCJLHCetal:CReboundCe.ectCinCtheCMisightCassessmentCstudyCSpain(Mass).CurrEyeResC46:1223-1226,C202135)ShenCEP,CChuCHS,CChengCHCCetal:Center-for-nearCextended-depth-of-focussoftcontactlensformyopiacon-trolinchildren:1-yearresultsofarandomizedcontrolledtrial.OphthalmolTherC11:1577-1588,C202236)JakobsenCTM,CMollerF:ControlCofCmyopiaCusingCortho-keratologyClensesCinCScandinavianCchildrenCagedC6CtoC12Cyears.CEighteen-monthCdataCfromCtheCDanishCrandomizedstudy:clinicalstudyofnear-sightedness;treatmentwithorthokeratologylenses(CONTROLstudy)C.CActaCOphthal-mol100:175-182,C202237)ChanCHHL,CChoiCKY,CNgCALKCetal:E.cacyCofC0.01%Catropineformyopiacontrolinarandomized,placebo-con-trolledCtrialCdependsConCbaselineCelectroretinalCresponse.CSciRepC12:11588,C202238)ChuangCMN,CFangCPC,CWuPC:StepwiseClowCconcentra-tionatropineformyopiccontrol:a10-yearcohortstudy.SciRepC11:17344,C202139)CuiC,LiX,LyuYetal:Safetyande.cacyof0.02%and0.01%CatropineConcontrollingCmyopiaCprogression:aC2-yearclinicaltrial.SciRep11:22267,C202140)FuCA,CStapletonCF,CWeiCLCetal:RiskCfactorsCforCrapidCaxiallengthelongationwithlowconcentrationatropineformyopiacontrol.SciRepC11:11729,C202141)HiedaO,HiraokaT,FujikadoTetal:E.cacyandsafetyof0.01%atropineforpreventionofchildhoodmyopiaina2-yearCrandomizedCplacebo-controlledCstudy.CJpnCJCOph-thalmolC65:315-325,C202142)Moriche-CarreteroCM,CRevilla-AmoresCR,CDiaz-ValleCDCetC(17)あたらしい眼科Vol.41,No.4,2024C383al:MyopiaCprogressionCandCaxialCelongationCinCSpanishchildren:e.cacyCofCatropineC0.01%Ceye-drops.CJCFrCOph-talmol44:1499-1504,C202143)SaxenaCR,CDhimanCR,CGuptaCVCetal:AtropineCforCtheCtreatmentCofCchildhoodCmyopiaCinindia:multicentricCran-domizedtrial.OphthalmologyC128:1367-1369,C202144)WangCM,CCuiCC,CSuiCYCetal:E.ectCofC0.02%CandC0.01%CatropineConastigmatism:aCtwo-yearCclinicalCtrial.CBMCCOphthalmol22:161,C202245)YamCJC,CZhangCXJ,CZhangCYCetal:Three-yearCclinicalCtrialoflow-concentrationatropineformyopiaprogression(LAMP)study:continuedversuswashout:phase3report.OphthalmologyC129:308-321,C202246)WengCR,CLanCW,CBakarajuCRCetal:E.cacyCofCcontactClensesCforCmyopiacontrol:insightsCfromCaCrandomised,CcontralateralCstudyCdesign.COphthalmicCPhysiolCOptC42:C1253-1263,C202247)WildsoetCCF,CChiaCA,CChoCPCetal:IMIC-interventionsCmyopiainstitute:interventionsCforCcontrollingCmyopiaConsetCandCprogressionCreport.CInvestCOphthalmolCVisCSciC60:M106-M131,C201948)ChengCD,CWooCGC,CDrobeCBCetal:E.ectCofCbifocalCandCprismaticbifocalspectaclesonmyopiaprogressioninchil-dren:three-yearCresultsCofCaCrandomizedCclinicalCtrial.CJAMAOphthalmol132:258-264,C201449)BaoJ,YangA,HuangYetal:One-yearmyopiacontrole.cacyCofCspectacleClensesCwithCasphericalClenslets.CBrJOphthalmol106:1171-1176,C202250)KakitaCT,CHiraokaCT,COshikaT:In.uenceCofCovernightCorthokeratologyConCaxialCelongationCinCchildhoodCmyopia.CInvestOphthalmolVisSci52:2170-2174,C201151)ChoCP,CCheungSW:RetardationCofCmyopiaCinCorthokera-tology(ROMIO)study:a2-yearrandomizedclinicaltrial.InvestOphthalmolVisSci53:7077-7785,C201252)CharmCJ,CChoP:HighCmyopia-partialCreductionCortho-k:aC2-yearCrandomizedCstudy.COptomCVisCSciC90:530-539,C201353)ChenCC,CCheungCSW,CChoP:MyopiaCcontrolCusingCtoricorthokeratology(TO-SEEstudy).InvestCOphthalmolCVisCSci54:6510-6517,C201354)LoertscherCM,CBackhouseCS,CPhillipsJR:MultifocalCortho-keratologyCversusCconventionalCorthokeratologyCforCmyo-piacontrol:apaired-eyestudy.CJClinMed10:447,C202155)PauneCJ,CFontsCS,CRodriguezCLCetal:TheCroleCofCbackCopticzonediameterinmyopiacontrolwithorthokeratolo-gylenses.CJClinMed10:336,C202156)LauCJK,CWanCK,CChoP:OrthokeratologyClensesCwithCincreasedcompressionfactor(OKIC):a2-yearlongitudi-nalCclinicalCtrialCforCmyopiaCcontrol.CContCLensCAnteriorCEyeC46:101745,C202357)LongW,LiZ,HuYetal:PatternofaxiallengthgrowthinCchildrenCmyopicCanisometropesCwithCorthokeratologyCtreatment.CurrEyeRes45:834-838,C202058)LuCW,CJinW:ClinicalCobservationsCofCtheCe.ectCofCortho-keratologyCinCchildrenCwithCmyopicCanisometropia.CContCLensAnteriorEye43:222-225,C202059)ZhangY,SunX,ChenY:Controllinganisomyopiainchil-drenbyorthokeratology:Aone-yearrandomisedclinicaltrial.ContLensAnteriorEyeC46:101537,C202360)JiCN,CNiuCY,CQinCJCetal:OrthokeratologyClensesCversusCadministrationCofC0.01%CatropineCeyeCdropsCforCaxialClengthCelongationCinCchildrenCwithCmyopicCanisometropia.CEyeContactLensC48:45-50,C202261)ZhangKY,LyuHB,YangJRetal:E.cacyoflong-termorthokeratologyCtreatmentCinCchildrenCwithCanisometropicCmyopia.IntJOphthalmol15:113-118,C202262)FangJ,HuangZ,LongYetal:RetardationofmyopiabymultifocalCsoftCcontactClensCandorthokeratology:AC1-yearCrandomizedCclinicalCtrial.CEyeCContactCLensC48:C328-334,C202263)RichdaleCK,CTomiyamaCES,CNovackCGDCetal:CompoundC-ingCofClow-concentrationCatropineCforCmyopiaCcontrol.CEyeCContactLensC48:489-492,C202264)LiCFF,CZhangCY,CZhangCXCetal:AgeCe.ectConCtreatmentCresponsesCto0.05%,0.025%,andC0.01%atropine:Low-concentrationatropineformyopiaprogressionstudy.Oph-thalmologyC128:1180-1187,C202165)KaoCPH,CChuangCLH,CLaiCCCCetal:EvaluationCofCaxialClengthtoidentifythee.ectsofmonocular0.125%atropineCtreatmentforpediatricanisometropia.SciRepC11:21511,C202166)JethaniJ,KamatA,JaiswalJ:E.ectoflow-concentrationatropine(0.01%)eyedropsonhigher-orderaberrationsinmyopicchildren.IndianJOphthalmolC69:2898,C202167)JonesCJH,CMuttiCDO,CJones-JordanCLACetal:E.ectCofCcombiningC0.01%CatropineCwithCsoftCmultifocalCcontactClensesConCmyopiaCprogressionCinCchildren.COptomCVisCSciC99:434-442,C202268)TanQ,NgAL,ChengGPetal:Combined0.01%atropinewithCorthokeratologyCinCchildhoodCmyopiacontrol(AOK)study:AC2-yearCrandomizedCclinicalCtrial.CContCLensCAnteriorEyeC46:101723,C202369)TrierK,CuiD,Ribel-MadsenSetal:Oraladministrationofca.einemetabolite7-methylxanthineisassociatedwithslowedCmyopiaCprogressionCinCDanishCchildren.CBrCJCOph-thalmol107:1538-1544,C202370)MoriCK,CKuriharaCT,CMiyauchiCMCetal:OralCcrocetinCadministrationCsuppressedCrefractiveCshiftCandCaxialCelon-gationinamurinemodeloflens-inducedmyopia.SciRepC9:295,C201971)MoriCK,CToriiCH,CFujimotoCSCetal:TheCe.ectCofCdietaryCsupplementationCofCcrocetinCforCmyopiaCcontrolCinCchil-dren:aCrandomizedCclinicalCtrial.CJCClinCMedC8:1179,C201972)XiongCS,CSankaridurgCP,CNaduvilathCTCetal:TimeCspentCinCoutdoorCactivitiesCinCrelationCtoCmyopiaCpreventionCandC384あたらしい眼科Vol.41,No.4,2024(18)-