偏光OCTの開発と生体応用DevelopmentandBiomedicalApplicationsofPolarization-SensitiveOCT山成正宏*はじめに光干渉断層計(opticalcoherencetomography:OCT).1)が眼科において欠かせないツールとなって久しい.一方で,とりわけ理工系の研究機関では,OCTにハードウェア的あるいはソフトウェア的な仕掛けを加えることでさまざまな機能拡張を付与する研究が行われてきた.OCTの機能拡張にはさまざまな種類があり,そのなかの一つである光干渉断層血管撮影(OCTangiography:OCTA)はOCT信号からモーションを検出して三次元血管網を描出する技術であり,筑波大学の巻田らによって2006年に発明された日本発の技術である.2).その後,OCTAは登場から20年,製品化から10年以上が経過し,普及が進んでいる.偏光OCTもOCTの機能拡張の1種であり,光の振動方向である偏光が特定の生体組織で変化することをコントラスト源として利用するOCTである.通常のOCTと同様に3,4),偏光OCTも技術的シーズにより誕生した.5).初のFourierドメイン偏光OCTは,筑波大学の安野らによって2002年に開発された.6).その翌年,タイムドメイン方式に対するFourierドメイン方式の原理的優位性がウィーン医科大学とハーバード大学によって証明され,現在のOCTの技術的な礎が築かれた7,8).OCTのFourierドメイン方式への移行に対し多大な貢献を行ったこれら3施設が,同時に偏光OCTのパイオニアでもあったことは.9),偶然ではなく必然である.なぜなら,通常のOCTそのものが偏光感受性をもち,画像コントラストは偏光依存性をもつゆえに,OCTと偏光は切っても切り離せない関係があるためである.したがって,偏光依存性のないOCT画像を提供すること,および偏光依存性をOCTの画像コントラストに活用することは,OCTの技術的発展においてきわめて自然な成り行きであった.しかし,実際にどのように活用できるかについては,偏光顕微鏡による先例が参考になったものの,深さ分解できる偏光測定は先例がなく,原理開発と応用開拓の両方について手探りで進んできた.筆者らは筑波大学でスペクトルドメイン方式の偏光OCT.10),波長掃引方式の偏光OCTを開発し11,12),その後も民間企業で偏光OCTの新型干渉計開発.13)や多変量最尤推定法の導入による偏光コントラストの高画質化.14)に取り組んできた.これらは日本のさまざまな公的研究支援制度を活用して得られた成果であり,偏光OCTの開発において日本は世界の名だたる研究機関と肩を並べ,この分野をリードしてきた.一方で,偏光OCTは技術的難易度が高いために理工系の研究機関のなかでもごく一握りが開発しており,臨床研究が可能な研究機関はきわめて限られていた.しかし近年,筆者の所属機関から臨床用として世界初の偏光OCT商用機が発売され,臨床研究も年を追うごとに増加している.このように,初期開発者から初期採用層へと徐々に広まりつつある偏光OCTではあるが,現時点で偏光OCTは研究機関を中心に用いられている技術であり,.*MasahiroYamanari:株式会社トーメーコーポレーション技術部,東京科学大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野〔別刷請求先〕山成正宏:〒451-0053愛知県名古屋市西区枇杷島3-12-7株式会社トーメーコーポレーション技術部(1)(31)8810910-1810/26/\100/頁/JCOPYaEybEyEXEXZZ図1偏光状態の模式図光の進行方向zに垂直な面内2成分Ex,Eyの振幅とそれら間の位相差で偏光状態は記述できる.例として斜め45°直線偏光(a),円偏光(b)を示す.-=図2光干渉と偏光の基本的な関係を端的に示す模式図a:測定対象物からの光の偏光を示す.光干渉を発生させる前である.b,c:水平または垂直偏光を参照光として合波させ,得られる光干渉縞を示したもの.aで示していた光がもつ数百THzの振動は省略しているが,実際にその振動が消えたわけではなく,数百THzの振動に対し光干渉で振幅変調された低周波の信号のみを簡略的に図示していることに注意.d:b,cの光干渉縞の包絡線をとり2乗して得られるOCT強度.3.偏光OCTの各種コントラスト前節で説明したアーチファクトは通常のOCTが偏光感受性をもっているから発生する現象であり,PD検出機構を備えた偏光OCTでは図2のような信号処理をすることで防ぐことができる.このことを示したのが図3である.図3a,bはPDなしのOCT強度であり,通常のOCTを模した画像である.図3a,bの→で示す部分に,それぞれSchlemm管様アーチファクトまたは強膜内血管様アーチファクトが見える.それらに対し,図3c,dに示されるPDありのOCT強度では図3a,bのような管腔状構造はみられない.すなわち,偏光OCTは通常のOCTよりも正確なOCT強度画像を提供できる.さらに,偏光OCTは偏光情報をさまざまな形で信号処理することで,通常のOCTでは得られない画像コントラストを得ることができる.代表的なものが複屈折と偏光解消性であり,それぞれ図3a,bおよびg,hに示す.複屈折とは,偏光に依存した屈折率をもつ媒質の性質をさす.生体においては神経線維やコラーゲン線維が複屈折をもつことが知られており,線維密度や配向性が高いほど複屈折は強い.19).図3aでアーチファクトがみられた領域は複屈折が強いことが図3eでわかる.16).この輪部と線維柱帯の間に位置する強膜の線維密度は高いことが知られており.20),生体力学的観点からどのような役割をもつのか,今後の研究が待たれる.同様に,図3bの視神経乳頭近傍強膜でアーチファクトがみられた領域は複屈折が強いことが図3fでわかる.偏光解消性とは,光の偏光状態または測定対象の偏光特性がランダムになる現象や性質をさす.一般に偏光解消性には時間的・空間的な乱雑さが原因として存在するが,偏光OCTにおける偏光解消性は空間的な乱雑さを評価する.21).偏光解消性を数値化する指標にはさまざまな種類があるが,図3g,hの偏光解消性は偏光エントロピーとよばれる指標で,0は完全に均一な偏光特性を意味し,1は完全にランダムな偏光特性を意味する.一般に生体で計測される偏光エントロピーは0と1の間の中間的な値を示し,定量的コントラストとして利用できる.生体内で偏光解消性を示す代表的なものはメラニン色素である.22).メラニン懸濁液の希釈濃度を変化させて測定した偏光エントロピーは濃度と高い相関を示し,定量的尺度として有用であることが以前の研究で示された.23).図3gでは毛様体や虹彩色素上皮,図3hでは網膜色素上皮(retinalpigmentepithelium:RPE)や脈絡膜といったメラニン色素を含む組織で偏光エントロピーが高いことがわかる.II偏光OCTの眼科応用1.緑内障の評価と術後管理a.網膜神経線維層の評価緑内障は網膜神経節細胞とその軸索からなる網膜神経線維層(retinalnerve.berlayer:RNFL)が障害される疾患だが,偏光OCTを用いることで,従来のRNFLの厚みという形態的評価にRNFLの複屈折という微細構造を反映した評価を加えることができる.RNFLが示す複屈折は,おもに網膜神経節細胞の軸索内に平行に走る微小管(microtubules)などの細胞骨格構造に由来する.24).緑内障の進行過程において,RNFLの厚みが減少し組織が失われる前から微小管の破壊といった細胞骨格レベルの微細な構造変化が先行して起こる,という仮説がある.25).どの程度有効な早期指標になるかまではまだ明らかではないため.26),さらなる研究が待たれる.また,RNFLの複屈折は重度の緑内障評価にも有用である可能性がある.従来のOCTを用いたRNFL厚の測定は,緑内障が重症化してRNFLが極端に薄くなると,網膜の血管組織などの影響を受けて画像セグメンテーションが不正確になりやすい.偏光OCTが測定するRNFLの複屈折は画像セグメンテーションの影響を限定的にできるため,重度の緑内障においても視野欠損の進行度と強く相関し,より信頼性の高い構造評価の指標となる可能性がある.27).b.濾過胞の評価線維柱帯切除術などの緑内障濾過手術では,眼圧を下げるために房水を結膜下に導く濾過胞を形成する.濾過胞が機能しなくなるおもな原因は,創傷治癒反応による濾過胞壁の瘢痕化である.高度に組織化されたコラーゲン線維を含む瘢痕組織は強い複屈折を示すため,偏光OCTを用いることで濾過胞内部の瘢痕化を非侵襲的に検出できる.機能が良好な濾過胞は複屈折が低く,機能884あたらしい眼科Vol.43,No.8,2026(34)前眼部眼底OCT強度(PDなし)OCT強度(PDあり)複屈折の大きさ偏光解消性図3生体の複屈折によるアーチファクトと偏光OCTコントラストそれぞれの断層画像を前眼部隅角近傍(左列)と眼底視神経乳頭近傍(右列)について示す.a,b:偏光ダイバーシティ(PD)なしのOCT強度.c,d:PDありのOCT強度.e,f:複屈折の大きさを示す局所位相遅延量.g,h:偏光解消性を示す偏光エントロピー.不全の濾過胞では強い複屈折が認められる.偏光COCTによる経過観察により,手術後1カ月といった比較的早期の段階で現れる軽度な複屈折増加(軽度な線維化)を検出することで,その後の眼圧上昇や濾過胞の機能不全を予測できる可能性がある28.30).また,濾過胞壁のどの部分に瘢痕組織が存在し,癒着して房水流出を妨げているのかを可視化できるため,濾過胞再建術など追加治療の戦略を練るうえで有用と考えられる.31).C2.AMDやRPE関連疾患の評価a.RPEのセグメンテーションとメラニン評価RPE細胞内にはメラニン顆粒が豊富に存在し,これが偏光解消性を示す.偏光COCTでは,偏光均一度(degreeCofpolarizationCuniformity:DOPU)や前述の偏光エントロピーといった指標を用いることで偏光解消性を定量化し,RPEを周囲の網膜層や病変から自動的かつ特異的に抽出できる.たとえば萎縮型CAMDの評価.32),漿液性網膜色素上皮.離におけるCRPE-Bruch膜の微小な損傷やメラニンの欠損の検出.33),Chyperre.ectivefoci(HRF)として知られる遊走したRPEの観察34,35),RPEapertureの構造と機能の多角的評価.36)など,AMDに対する応用は多岐にわたる.また,血管内皮増殖因子(vascularCendothelialCgrowthCfac-tor:VEGF)を抑制する抗CVEGF薬投与の経過に伴うRPEの質的変化を示唆する報告があり37,38),AMD治療に対する偏光COCTを用いたモニタリングの可能性についても研究の進展が期待される.Cb.網膜下線維化の検出滲出型CAMDの末期に網膜下に形成される線維性瘢痕の検出は,AMDの活動性の有無や視力への影響を客観的に判断するうえで重要である.この線維性瘢痕は高度に組織化されたコラーゲン線維を主成分とするため強い複屈折を示す.従来のCOCTでは,網膜下の高輝度物質(subretinalChyperre.ectiveCmaterial:SHRM)のなかに含まれる新生血管,血液,滲出物,そして線維化組織を区別することは困難だった.偏光COCTはCSHRMのうち複屈折を示す部分のみを線維性瘢痕として検出できるため,滲出型CAMDの状態を把握するために役立つ可能性がある39,40).Robertsらは,非線維性の滲出物が線維性瘢痕へと移行するCangio.broticswitchのプロセスを偏光COCTを用いて早期かつ客観的に捉え,治療効果の判定に貢献できる可能性を示した.41).このように偏光OCTは,メラニンによる偏光解消性とコラーゲンによる複屈折という特異的なコントラストを提供することで,従来のCOCTで行われてきたCAMDの病態評価を精緻化し発展させる可能性をもっている.Cc.RPRPの進行モニタリングでは,従来おもにリポフスチン由来の短波長自発蛍光(short-wavelengthauto.uorescence:SW-AF)やメラニン由来の近赤外自発蛍光(near-infraredauto.uorescence:NIR-AF)が用いられてきた.しかし,AFイメージングは深さ分解能に欠け,RPEだけでなく視細胞層や脈絡膜からの蛍光も混在するという限界があった.偏光COCTを用いることで,RPEを層特異的に検出し,RPEメラニンのみの分布を正確かつ定量的に評価することが可能である.また,NIR-AF画像では周辺部に向かって信号強度が急激に消失する傾向がみられる症例でも,偏光COCTで測定される偏光エントロピーの低下は比較的緩やかであることが確認されている(図4).42).NIR-AFも偏光OCTの偏光解消性もおもにメラニンを検出していることは間違いないが,このようなコントラストの違いの要因が今後の研究で明らかになれば,両方の装置を相補的に活用することで,さらに詳細な病態の把握につながることが期待される.また,RP患者およびCAMD患者に対して人工多能性幹細胞(inducedCpluripotentCstemcell:iPSC)由来RPEを移植した臨床研究において,偏光COCTが移植細胞の評価に活用されている.偏光COCTは,移植されたiPSC-RPEがもつメラニンに由来する高偏光エントロピー領域を抽出することで,網膜下でCiPSC-RPEが拡大・生着していく様子を特異的かつ三次元的に可視化・定量化することに成功した.43).このように,偏光COCTを用いたCRPEのセグメンテーションとメラニン評価は,AMDやCRPの病態理解に貢献するだけでなく,次世代の細胞治療における移植細胞の非侵襲的なモニタリング指標としても重要な役割を果たすと期待されている.886あたらしい眼科Vol.C43,No.8,2026(36)図4網膜色素変性(RP)のマルチモーダル眼底イメージングの代表的画像a:Short-wavelengthauto.uorescence(SW-AF)画像.Cb:Near-infraredAF(NIR-AF)画像.Cc:偏光COCTによる偏光エントロピーCBスキャン画像.Cd:RPEの偏光エントロピーを抽出したCenface画像.白線はCcの位置を示す.〔文献C42からCCC-BY4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)のもとに引用〕図5正常眼の代表的な偏光OCT画像a:OCT強度.Cb:偏光エントロピー.c:0.1以上の偏光エントロピーをCOCT強度画像に重畳した画像を示す.Cd~f:a~cそれぞれの拡大画像を示す.網膜外層内で高い偏光エントロピーが観察される(Ce,fの).〔文献C44からCCC-BY4.0(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)のもとに引用〕に,偏光COCTパラメータと機械学習を組みあわせることで,早期の円錐角膜を鑑別する精度が従来機器のみの場合よりも向上することが報告されている.49).また,角膜クロスリンキング(cornealcrosslinking:CXL)後の角膜実質におけるコラーゲン線維の架橋やリモデリングによる継時変化を,偏光COCT画像上の特徴的な偏光特性の変化として捉えた報告もある.50).このように偏光COCTは,円錐角膜診療において従来の角膜形状解析を補完し,コラーゲン線維レベルでの異常検出を間接的ながら可能にする.ごく初期の診断からCXLの治療経過観察まで,実臨床でどの程度有用となるかはさらなる研究が必要である.C6.病的近視と強膜の評価従来のCOCTは強膜の形状や厚みなどの形態的評価が限界であるのに対し,偏光COCTは強膜コラーゲン線維の密度と配向を反映した複屈折を通じて強膜の質的評価を可能にする.後部強膜の複屈折は,眼軸長が伸展する前から生じる強膜の微細な生体力学的変化を捉える可能性がある.51).Liuらは,近視が進行すると強膜線維の編み目状にさまざまな方向で折り重なった構造が変化し一方向に引き伸ばされて整列するため,強膜複屈折が上昇していると解釈している.そして強膜複屈折は,単純な強度近視から病的近視への進行リスクを予測する客観的なバイオマーカーとなる可能性が期待されている.また,偏光COCTは線維の走行方向の違いから乳頭周囲強膜を放射状に走行する内層と同心円状に走行する外層に明確に区別できる.52).病的近視に特徴的な局所的変形であるCdome-shapedmacula(DSM)や後部ぶどう腫の辺縁部では,強膜全体が均等に変化しているのではなく,内層の線維のみが局所的に凝集・肥厚し,外層を圧迫していると考えられることが偏光COCTによる観察で明らかとなった(図6)53,54).こうした強膜の詳細な層別の評価は,複雑な眼球変形のメカニズム解明に寄与すると期待される.以上のように,偏光COCTは病的近視における強膜の生体力学的な脆弱性に関連したコントラストを提供する.偏光COCTを用いた今後の研究により,眼球変形による合併症が起こる前の早期リスク判定や,後部強膜補強術といった治療介入の適切なタイミングの決定を補助する可能性など,さまざまな応用が期待される.CIIIまとめと臨床医向けメッセージ偏光COCTは,通常のCOCTに偏光をコントラスト源として加えることで,生体組織の構造の質を非侵襲的かつ定量的に評価できるイメージングモダリティである.コラーゲン線維の規則性は複屈折として,メラニン色素の分布は偏光解消性として画像化される.これらのコントラストを活用することで,通常のCOCTでは検出困難な組織の微細構造変化や質的変化を定量的に評価することが可能となる.本稿で述べたように,その応用範囲は幅広い.緑内障では,RNFLの厚みという従来の形態評価に加えて微小管レベルの変化を複屈折として捉えることで,形態評価だけではわからない微細構造の変化を検出できる.また,緑内障濾過手術後の濾過胞壁の瘢痕化を術後早期から客観的に評価し,追加治療の判断を支援できる可能性がある.AMDにおいては,偏光解消性によりCRPEをその周囲組織から特異的に抽出でき,萎縮範囲の定量評価,網膜下線維化の検出,抗CVEGF治療に伴うCRPEの質的変化のモニタリングなど,従来のCOCTでは困難であった評価が可能となる.網膜色素変性では,深さ分解されたメラニン評価によってCRPEの層特異的な変化を追跡できるほか,iPSC由来CRPE移植後の生着モニタリングへの応用も報告されており,次世代の細胞治療を支える評価方法の一つとして期待される.さらに,VKHにおける脈絡膜メラニンの深さ分解評価と鑑別診断への応用,円錐角膜の早期検出や角膜CCXL後の経過観察,病的近視における強膜の生体力学に関連した評価など,偏光COCTが貢献しうる疾患領域は眼科の広い分野に及ぶ.一方で,偏光COCTが日常診療において広く普及するためには,いくつかの課題が残る.現時点では使用可能な装置が臨床用とは言え研究機関向けに限られており,画像解析や解釈に一定の専門知識を要する面がある.しかし,偏光COCTに関する学術研究は年々増加し活発化しており,産業界でもさまざまな動きがみられる.日本発のCOCTAが登場からC20年,製品化からC10年以上を(39)あたらしい眼科Vol.C43,No.8,2026C889図6Dome-shapedmacula(DSM)の強度近視左眼の偏光OCT画像a:中心窩を通る水平方向の複屈折CBスキャン画像.乳頭と黄斑間の強膜線維がみられる.Cb:中心窩を通る垂直方向の複屈折CBスキャン画像はCDSMにおいて低複屈折(緑)をもち凝集・肥厚した強膜線維を示す.Cc:線維走行を示す複屈折軸画像において,相対的に厚い水平方向線維(青色)が広範囲にみられる.垂直方向線維(黄色)の薄い層が黄斑下の深層強膜にみられる.垂直方向線維が乳頭と黄斑の間の深層強膜にみられる.Cd:線維走行を示す複屈折軸の垂直Bスキャン画像において,DSMでは水平方向(青色)と斜め方向(赤紫色)の線維走行がみられる.それらの線維に対し深層の強膜では,垂直方向の線維(黄色)がみられる.その垂直方向の線維をもつ深層強膜は肥厚していないが凝集しているようにみえる.DSMに対し上方および下方の深層強膜はおもに垂直方向の線維(黄色)で構成される.〔文献C53からCCCCBYClicense(https://jamanetwork.com/pages/ccby-license-permissions)のもとに引用〕C–polarization-sensitiveCFourierCdomainCopticalCcoherenceCtomographyCusingCB-scan-orientedCpolarizationCmodula-tionCmethod.COptExpressC14:6502-6515,C200611)YamanariCM,CMakitaCS,CYasunoY:Polarization-sensitiveCswept-sourceCopticalCcoherenceCtomographyCwithCcontinu-ousCsourceCpolarizationCmodulation.COptExpressC16:5892-5906,C200812)YamanariCM,CLimCY,CMakitaCSCetal:VisualizationCofCphaseCretardationCofCdeepCposteriorCeyeCbyCpolarization-sensitiveCswept-sourceCopticalCcoherenceCtomographyCwithC1-micromCprobe.COptCExpressC17:12385-12396,C200913)YamanariCM,CUematsuCS,CIshiharaCKCetal:ParallelCdetec-tionCofCJones-matrixCelementsCinCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CBiomedCOptCExpressC10:C2318-2336,C201914)YamanariCM,CTsudaCS,CKokubunCTCetal:EstimationCofCJonesCmatrix,CbirefringenceCandCentropyCusingCCloude-PottierCdecompositionCinCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CBiomedCOptCExpressC7:3551-3573,C201615)山成正宏:OCT技術の基本を紐解こうC.視覚の科学C39:C37-44,C201816)UenoCY,CMoriCH,CKikuchiCKCetal:VisualizationCofCanteriorCchamberCangleCstructuresCwithCscattering-andCpolariza-tion-sensitiveCanteriorCsegmentCopticalCcoherenceCtomog-raphy.CTranslVisSciTechnolC10:29,C202117)MiuraCM,CMakitaCS,CYasunoCYCetal:Birefringence-derivedCscleralCartifactsCinCopticalCcoherenceCtomographyCimagesCofCeyesCwithCpathologicCmyopia.CSciCRepC12:C19713,C202218)MiuraCM,CMakitaCS,CYasunoCYCetal:Birefringence-derivedCartifactCinCopticalCcoherenceCtomographyCimagingCofCtheClaminaCcribrosaCinCeyesCwithCglaucoma.CSciCRepC13:17189,C202319)山成正宏:偏光感受型COCTのコントラストメカニズムと眼科応用C.日本レーザー医学会誌C45:432-443,C202520)CrowellCEL,CBakerCL,CChuangCAZCetal:CharacterizingCanteriorCsegmentCOCTCangleClandmarksCofCtheCtrabecularCmeshworkCcomplex.COphthalmologyC125:994-1002,C201821)山成正宏:偏光COCTによる偏光解消性測定の基礎知識C.視覚の科学C44:68-73,C202322)BaumannCB,CBaumannCSO,CKoneggerCTCetal:PolarizationCsensitiveCopticalCcoherenceCtomographyCofCmelaninCpro-videsCintrinsicCcontrastCbasedConCdepolarization.CBiomedCOptExpress3:1670-1683,C201223)YamanariCM,CMaseCM,CObataCRCetal:MelaninCconcentra-tionCandCdepolarizationCmetricsCmeasurementCbyCpolariza-tion-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CSciRepC10:C19513,C202024)HuangCXR,CKnightonRW:MicrotubulesCcontributeCtoCtheCbirefringenceCofCtheCretinalCnerveC.berClayer.CInvestCOph-thalmolVisSciC46:4588-4593,C200525)CenseCB,CChenCTC,CParkCBHCetal:ThicknessCandCbire-fringenceCofChealthyCretinalCnerveC.berClayerCtissueCmea-suredCwithCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomog-raphy.CInvestOphthalmolVisSci45:2606-2612,C200426)SteinerCS,CSchwarzhansCF,CDesissaireCSCetal:BirefringentCpropertiesCofCtheCperipapillaryCretinalCnerveC.berClayerCinChealthyCandCglaucomaCsubjectsCanalyzedCbyCpolarization-sensitiveCOCT.CInvestOphthalmolVisSciC63:8,C202227)ParakkelCRR,CWongCD,CLiCCCetal:RetinalCnerveC.berClayerCdamageCassessmentCinCglaucomatousCeyesCusingCreti-nalCretardanceCmeasuredCbyCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CTranslCVisCSciCTechnolC13:9,C202428)FukudaCS,CBeheregarayCS,CKasaragodCDCetal:Noninva-siveCevaluationCofCphaseCretardationCinCblebsCafterCglauco-maCsurgeryCusingCanteriorCsegmentCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CInvestCOphthalmolCVisCSciC55:5200-5206,C201429)KasaragodCD,CFukudaCS,CUenoCYCetal:ObjectiveCevalua-tionCofCfunctionalityCofC.lteringCblebCbasedConCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CInvestOphthalmolVisSciC57:2305-2310,C201630)FukudaCS,CFujitaCA,CKasaragodCDCetal:ComparisonCofCintensity,CphaseCretardation,CandClocalCbirefringenceCimagesCforC.lteringCblebsCusingCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CSciRep8:7519,C201831)YamanariCM,CTsudaCS,CKokubunCTCetal:Fiber-basedCpolarization-sensitiveCOCTCforCbirefringenceCimagingCofCtheCanteriorCeyeCsegment.CBiomedCOptCExpress6:369-389,C201532)AhlersCC,CGotzingerCE,CPircherCMCetal:ImagingCofCtheCretinalCpigmentCepitheliumCinCage-relatedCmacularCdegen-erationCusingCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CInvestCOphthalmolCVisCSciC51:2149-2157,C201033)MiuraCM,CMakitaCS,CAzumaCSCetal:EvaluationCofCfocalCdamageCinCtheCretinalCpigmentCepitheliumClayerCinCserousCretinalCpigmentCepitheliumCdetachment.CSciCRep9:3278,C201934)MiuraCM,CMakitaCS,CSugiyamaCSCetal:EvaluationCofCintra-retinalCmigrationCofCretinalCpigmentCepithelialCcellsCinCage-relatedCmacularCdegenerationCusingCpolarimetricCimaging.CSciRep7:3150,C201735)TeraoCR,CAokiCS,CKitamotoCKCetal:Quanti.cationCofChyperre.ectiveCfociCinCage-relatedCmacularCdegenerationCbyCpolarization-sensitiveCOCT.COphthalmolSciC5:100792,C202536)ObataCR,CYoshinagaCA,CYamamotoCMCetal:ImagingCofCaCretinalCpigmentCepitheliumCapertureCusingCpolarization-sensitiveCopticalCcoherenceCtomography.CJpnJOphthalmol65:30-41,C202037)SchutzeCC,CWedlCM,CBaumannCBCetal:ProgressionCofCreti-nalCpigmentCepithelialCatrophyCinCantiangiogenicCtherapyC(41)あたらしい眼科Vol.C43,No.8,2026C891-