患者中心のEBM実践にむけて─インフォームド・コンセントから共同意思決定へSharedDecisionMakinginPatient-CenteredEvidence-BasedMedicine─IntegratingPatientEngagementandtheInformedConsentProcess小松康宏*はじめに今日の医療現場には,至るところに危険が潜んでいる.患者誤認や薬の取り違えといった単純な間違いが重大な結果を招くこともあるし,経験ある医療チームが予定どおりの手順で完璧な手術を実施しても,患者や疾患の特殊性から期待どおりの結果に至らないこともある.米国では,医療事故に関連する死亡は死因の第3位であるという衝撃的な論文もある1).高度な医療を提供するにあたっては,その内容,必要性やリスクなどに関して,患者と医療者が共通の認識をもつ必要があり,(インフォームド・コンセント(informedconsent:IC)に至るプロセスがきわめて重要となっている.本稿では,ICならびに共同意思決定(shared-decisionmaking:SDM)の概念を整理するとともに,21世紀医療の基本原則である患者中心性と科学的根拠に基づく医療(evi-dence-basedmedicine:EBM)との関連について概説する.I21世紀の医療と患者参画20世紀の医療では,「患者は医療専門職から医療サービスを受け取る人たち」,いわば「消費者」と考えられてきた.21世紀になり,医学・医療の目的が単に治療成績や生命予後改善ではなく,患者にとって価値ある生活の実現を支援することに移ってきている2).患者が抱える多数の問題のうち,どれを優先するか,複数の治療選択肢がある場合は,どれが患者にとって最善かを医師が決定することはむずかしい.さらに,慢性疾患では患者のセルフケアが治療の成否に大きく関与する.こうしたなか,「患者は医療チームの重要な一員として,ともに医療をつくっていく担い手」であり,医療のさまざまなプロセスに患者・家族を巻き込むことが21世紀の医療には欠かせないという考え方に発展している3).患者参加型医療とは,「患者,家族,代理人,医療者が医療のさまざまなレベル,すなわち直接の診療,病院体制の構築とガバナンス,医療政策レベルで,医療の質と安全向上のために積極的に協働すること」と定義される4).「直接の診療レベル」での患者参加は,患者自らが健康状態や治療内容について理解し,治療方針の決定に関与し,主体的に治療・ケアを進めることである.患者参加型医療は患者の権利を保障するという倫理的な要請に基づくだけでなく,患者アウトカムを向上させ,医療費を適正化し,安全を高めることが期待されている.2023年の「WHO世界患者安全の日」のテーマは「患者安全のために患者参加を」である.患者が治療内容,期待される効果とリスクを理解していなければ,病状の変化や副作用を適時,的確に医療者に伝えることができない.WHOは投薬の安全を強化するために,「薬を安全に使うための五つのタイミング」というツールを開発し,患者が医療者に対して「この薬の名前と用途は何ですか?」「リスクや副作用の可能性は?」といった質問をすることを促している5).*YasuhiroKomatsu:板橋中央総合病院総合診療内科,群馬大学大学院医学系研究科医療の質・安全学講座〔別刷請求先〕小松康宏:〒174-0051東京都板橋区小豆沢2-12-7板橋中央総合病院総合診療内科0910-1810/23/\100/頁/JCOPY(3)1507IIICと医療安全特定の医療介入や研究参加を,患者が十分に理解したうえで承認し,実施する権限を委任するというCICは法的・倫理的な要請であるだけでなく,そのプロセスは,医療への患者参加を促し,患者・医療者の信頼関係を高める重要な機会でもある6).さらに,適切なCICは,患者が自分にとって大切なことを熟慮し,治療上の決定を下す準備となり,患者の選好,価値観に沿った治療提供につながる.反対に,ICのプロセスに不備があった場合は深刻な結果を招きうる.残念ながらCICのプロセスは理想どおりにはいっていないようである.手術や治療にあたって,医師が「十分に」説明したと思っていても,患者が理解しているとは限らない.説明を聞き,同意文書に署名したあとでも,18.45%の患者は手術のおもな危険を思い出せず7),多くの患者は治療に関する基本事項を答えられず,44%は手術そのものをよく理解せず,60.69%は自分が署名した文書を読んでいないという8).Braddockらは1,057件の医師・患者の会話録音を調査し,十分な説明があったのはC9%のみで,ゆるい基準でもC20.38%しか必要な説明はされていないことを明らかにした9).また,BottrellらはC157病院,540の説明同意文書の内容を評価したところ,必須項目が満たされているのは26%で,代替治療について記載されているものはC57%であったという10).患者からのクレームや訴訟案件では,ICに関連するものが多い11.14).2002.2008年までのオーストラリアの研究では,金銭的補償を要求するクレームC7846件中263件(3.4%),調停を必要とする不満C1,898件中C218件(11.5%)がCICの不備によるものであった.内容は71%が合併症に関して事前に説明されていなかった,あるいは十分に理解されなかったものである.6%は,ICのプロセスに対する不満で,患者が決定を急かされた,あるいは強いられたと感じたものである11).2004.2013年のオランダの研究も,金銭的補償を求めたクレームのC6%,調停を求める不満のC10%がCICプロセスに関するものであった12).ICを充実させるためには,ICを「合意を得るための書類上の手続き」としてではなく,最良の治療選択を決定し,リスクを共有し,治療を進めるための協働プロセスとしてとらえることが重要となろう.CIIIICに至るプロセスとしての共同意思決定手術や侵襲的な検査などを実施するにあたっては,①病状や治療の必要性について医師が患者に説明し,②提案する治療法や選択肢について説明,話し合いを進め,③患者が理解したうえで同意し,④文書で同意・承認の証拠を残す,というプロセスをとる(図1).治療(検査)の説明と同意に至るプロセスは,どのような情報が誰から誰に伝えられるか,誰が主体になって決定するかによって,①医師が患者にとって何が最善かを判断・提案し,患者が同意する(パターナリズム型モデル),②医師が治療選択肢に関する医学情報を提供し,患者はそれらを理解したうえで自ら決定を下す(情報選択,インフォームド・モデル),③医学情報と患者の価値観・選好を患者と医療者が共有し,話し合いの中でどれが患者にとって最良の選択かの決定に至る(SDM),に分けることができる(表1)15.17).パターナリズム型モデルと情報選択モデルでは,医師から患者にエビデンスに基づく医学的な情報が提供されるが,SDMでは,さらに患者から医療者に対して患者の価値観,意向,懸念事項などが伝えられる.パターナリズム型・モデルでは医師が決定し,情報選択モデルでは患者が決定する.SDMモデルでは,決定を患者に一任するのではなく,医療者と患者が協働で,最善の選択肢を話し合っていく点で情報選択モデルと異なり,医師の提案する治療法をそのまま受け入れるのではなく,熟慮し,意思決定にかかわっていく点で,パターナリズムとも異なる.いずれのプロセスであっても,最終的に医療行為の実施を承認するのは患者であり,医師は患者からCICを得ることになる.市中肺炎に対する抗菌薬の使用や,交通事故での多発外傷に対する緊急処置などのように,患者にとって最良の選択肢が明白な場合は,医療者からの説明に対し,患者が理解し,同意すればよい.一方,前立腺癌や白内障に対する治療選択などでは,複数の選択肢があり,患者の年齢,生活スタイル,価値観などによって,最良の選1508あたらしい眼科Vol.40,No.12,2023(4)最終的な決定・同意(合意)までの流れパターナリズム型モデル※医師が患者にとって最善と思われる治療法を決定する.医師が治療内容を説明し,患者が受け入れる.※厳密な意味のパターナリズムは,患者の意思に反して,あるいは同意なしに医師が患者の最善を決定すること.情報選択・インフォームド・モデル医師が選択肢に関する十分な情報を提供する.患者は自ら最善の治療選択を決定する.患者は理解のうえ,治療行為の実施を承認(IC)する.共同意思決定(SDM)医師は選択肢に関する情報を提示,患者の価値観・選好を引き出し,患者が最善の選択を下すことを支援する.患者は医療者と話し合い,自らにとって最善の治療を決定する.患者は理解のうえ,治療行為の実施を承認(IC)する.図1意思決定の代表的プロセス表1治療(検査)の説明と同意に至るプロセス情報選択モデルCInformedModel共同意思決定(SDM)CSharedDecisionMaking父権主義型モデルCPaternalisticModel情報交換医師→患者医師⇔患者医師→患者医学情報医学情報個人・社会情報(価値観)医学情報検討・合意患者医師と患者医師承認・最終決定患者患者(患者)適した状況治療の必要性・有効性が明白治療のリスクは高い複数の選択肢がある有効性の予想が厳しいQOL・予後への影響が大きく異なる治療法の有効性は明白治療のリスクは低い適した状況の具体例大動脈破裂に対する緊急手術陣代替療法前立腺癌治療生活習慣改善抗凝固薬選択肺炎の抗菌薬療法低血圧で降圧薬中止(文献C15.17をもとに作成)表2SDMの定義15)CharlesSDMは少なくともC2名の参加者─医師と患者を必要とする.両者が意思決定プロセスに参加する.情報の共有がCSDMの必須条件である.治療に関する決定が下され,両者がその決定に合意する.C28)Elwyn患者と医療者が協働で意思決定を下すプロセスであり,理解しやすい方法で示された信頼できる情報に基づき,懸念事項,個人的な状況,患者と家族の状況が考慮される.C20)Elwyn患者の選好と合致するケア計画を選択するために,二つ以上の合理的な選択肢それぞれの害と利益について協働して熟慮する患者と医療者を含めること.C21)NICESDMとは,個人と医療者がケアに関する共同決定に至るためにともに働く共同プロセスである.個人が直ちに必要とするケアのことも,アドバンス・ケア・プラニングのように将来のケアのこともある.医学的エビデンスと個人特有の選好,信念,価値観に基づいて検査や治療を選択することを含むものである.対話と情報共有を通じて,異なった選択肢のリスク,利益,可能性のある結果について個人が理解することを確実にする.この共同のプロセスは,そのとき,その患者にとって最良のケアに関して患者が決定を下す(治療を受けないことや,現在行っていることを変えないことも含む)ことを可能にする.EBM実践ステップとして,①疑問の定式化,②情報収集,③情報の批判的吟味,④情報の患者への適用が知られているが,この④の段階は個々の患者の医学的状況を判断するだけでなく,患者の価値観・選好を含めて適用するという点でCSDMに相当するものである.EBMを実践するためには,文献検索や批判的吟味の手法だけでなく,患者の状況を理解する完成やコミュニケーションスキル,患者の価値観と選好を引き出し,患者とともに最良の意思決定を行うというCSDMの実践能力が求められる.CVSDMの具体的な進め方SDMを実践するための手法として,米国医療研究質庁(AgencyCforCHealthcareCResearchCandQuality)はSHAREアプローチを,ElwynらはC3段階会話モデル(Threetalkmodel)を開発している27,28).いずれも医療者からの一方的な情報提示ではなく,患者を巻き込み,問題点や患者価値観を共有し,熟慮したうえで決定に至るように工夫されている.SHAREアプローチは,①患者参加を求める(seek),②患者が治療選択を比較することを支援する(help),③患者の価値観,選好を評価する(assess),④患者とともに決定に至る(reach),⑤決定を評価する(evaluate)のC5ステップからなる.3段階会話モデルは,チーム・トーク(teamtalk),オプション・トーク(optiontalk),ディシジョン・トーク(decisiontalk)というC3段階を意識することで,患者参加を促し,各種選択の比較と決定を容易にすると考えられている.SHARE,3段階会話モデルの詳細は原文や解説書を参照していただきたい29).SDMを効果的に進めるには①意思決定支援ツール(patientCdecisionaids),②会話支援ツール(conversa-tionaids)を活用するとよい.意思決定支援ツールは,患者が選択肢を理解,比較し,自分に合った選択決定を下すことを支援するもので,図やイラストなどを用いることが多い.患者と医療者の話し合いを支援するツールとして開発されたものが会話支援ツールであり,選択肢に関する理解度を高めることよりも,SDMのプロセスを向上させることを目的としている.SDMを普及させるには患者と医療者の意識改革が必要である.自ら医学情報にアクセスし,自分で治療方針を決定したいと望む患者がいる一方,医療者に決定をゆだねたいと思う患者も多い.医師は診察室での会話,行動に注意が必要である.「面倒な患者」と医師に思われないように,質問を控え,医師の推奨に反する選択を言い出さない患者も少なくない.「自分は患者の気持ちに寄り添っている,患者の質問をいつでも受け入れる」と思っている医師であっても,忙しそうにして,電子カルテの画面ばかり見ているようならば,患者は声をあげにくい.意識して,患者の質問を引き出す姿勢を示すとともに,患者の決定が医療者の提案と異なっていても,即座に否定せず,なぜそのように思うのかを聞き出すことが必要である.CVI患者がお任せしたいといったとき,患者の希望に疑義を感じたときSDMは,患者が希望したことをそのまま受け入れることではない.選択肢は医学的に許容できるとともに,患者が口にした言葉ではなく,患者が本当に大切にしている価値観に合致しているものである.根治可能な早期がん患者が,確立した医学的治療を拒否し,効果のない民間療法を希望した場合,患者の示した選択に対し疑義を示すことは与益(bene.cence)原則に基づくものである.患者の望まない治療法を医療者が強制してはならないのと同時に,患者が医療者に対し,医療者が無効かつ有害と考える治療を強要することもできない.患者の言外の意図をくみとって話し合いを進めるが,両者の見解が最後まで一致しなかった場合には,ほかの医療機関を紹介することもある.SDMにおいて医療者がどこまで「中立」を保つべきか専門家の間でも議論があるところである.十分な情報が共有されれば,患者自身が最良の選択を下すことができるので,医療者の過度の干渉は避けるべきである,という立場(狭義のCSDM)もあれば,医療者が「中立的立場」に留まるのでなく,医学的状況や患者の価値観に配慮した提案を示し,患者の表明した選択に疑問や異議を唱え,協働で最良の選択肢を決定することも必要だとする立場(広義のCSDM)もある19,30.32).苦痛や不安の中にいる患者が,医学情報を的確に理解し,合理的な決定(7)あたらしい眼科Vol.40,No.12,2023C1511を下すことができるとは限らないので,広義のCSDMを支持する研究者や実践家も多いが,強制や誘導にならないようなコミュニケーション能力と倫理観を高めることが必要である.おわりにSDMは,患者参加型医療の基本であり,EBMの実践,医療の質と安全の向上につながるものである.複数の選択肢がある場合には,ICに至るプロセスとしてSDMが望ましいことが多い.文献1)MakaryMA,DanielM:MedicalerrorC─CthethirdleadingcauseofdeathintheUS.BMJC353:i2139,C20162)GawandeA:死すべき定め──死にゆく人に何ができるか.みすず書房,20163)小松康宏:患者参加型医療が医療の在り方を変える-21世紀医療のパラダイムシフト.国民生活研究C59:56-80,C20194)CarmanKL,DardessP,MaurerMetal:PatientandfamC-ilyCengagement:aCframeworkCforCunderstandingCtheCele-mentsCandCdevelopingCinterventionsCandCpolicies.CHealthCA.airsC32:223-231,C20135)WorldCHealthOrganization:5CmomentsCforCmedicationCsafety.https://www.who.int/publications/i/item/WHO-HIS-SDS-2019.46)HallCDE,CProchazkaCAV,CFinkAS:InformedCconsentCforCclinicaltreatment.CMAJ184:533-540,C20127)SawKC,WoodAM,MurphyKetal:Informedconsent:Anevaluationofpatients’understandingandopinion(withrespecttotheoperationoftransurethralresectionofpros-tate).JRSocMed87:143-144,C19948)ByrneCDJ,CNapierCA,CCuschieriA:HowCinformedCisCsignedCconsent?CBrCMedJ(ClinicalCResearchEdition)C296:839-840,C19889)BraddockCCHCIII,CEdwardsCKA,CHasenbergCNMCetal:CInformedCdecisionCmakingCinoutpatientCpractice:timeCtoCgetbacktobasics.CJAMA282:2313-2320,C199910)BottrellCMM,CAlpertCH,CFischbachCRLCetal:HospitalCinformedconsentforprocedureforms:facilitatingqualitypatient.physicianinteraction.ArchSurg135:26-33,C200011)GogosCAJ,CClarkCRB,CBismarkCMMCetal:WhenCinformedCconsentgoespoorly:adescriptivestudyofmedicalnegli-genceCclaimsCandCpatientCcomplaints.CMJAC195:340-344,C201112)VeermanCMM,CvanCderCWoudeCLA,CTellierCMACetal:ACdecadeoflitigationregardingsurgicalinformedconsentintheNetherlands.PatientEducCouns102:340-345,C201913)HamasakiCT,CHigiharaA:PhysiciansC’CexplanatoryCbehav-iorsCandClegalCliabilityCinCdecidedCmedicalCmalpracticeCliti-gationcasesinJapan.BMCMedEthicsC12:7,C201114)DurandMA,MoultonB,CockleEetal:Canshareddeci-sion-makingreducemedicalmalpracticelitigation?Asys-tematicCreview.CBMCCHealthCServiceCResearchC15:167,C201515)CharlesCC,CGafniCA,CWhelanT:Decision-makingCinCtheCphysician-patientencounter:revisitingCtheCsharedCtreat-mentCdecision-makingCmodel.CSocCSciCMedC49:651-661,C199916)WhitneySN,McGuireAL,McCulloughLB:AtypologyofsharedCdecision-making,CinformedCconsent,CandCsimpleCconsent.AnnInternMed140:54-59,C200417)EmanuelEJ,EmanuelLL:Fourmodelsofthephysician-patientrelationship.CJAMA267:2221-2226,C199218)KonAA,MorrisonW:Shareddecision-makinginpediat-ricpractice:aCbroadCview.CPediatricsC142(suppl3):CS129-S132,C201819)EntwistleCVA,CWattIS:BroadCversusCnarrowCsharedCdecisionmaking:patients’involvementinrealworldcon-textsCInCSharedCdecisionCmakingCinChealthCcare.C3rdCEd(ElwynCG,CEdwardCA,CThompsonCRed)C,Cp7-12,COxfordCUnivPress,201620)ElwynG,LaitnerS,CoulterAetal:Implementingshareddecision-makingintheNHS.BMJ341:c5146,C201021)NationalCInstituteCforCHealthcareCandCCareCExcellence(NICE):Shareddecisionmaking.NICEguidelineNG197,202122)ElwynCG,CVermuntNPCA:Goal-basedCsharedCdecision-making:developingCanCintegratedCmodel.CJCPatientCExpC7:688-696,C202023)SackettCDL,CRosenbergCWM,CGrayCJACetal:Evidence-basedmedicine:whatCitCisCandCwhatCitCisn’t.CBMJC312:C71-72,C199624)国立がん研究センター:科学的根拠に基づく医療.がんに関する用語集,がん情報サービス.Chttps://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/Cmodal/kagakutekikonkyo.html25)DjulbegovicCB,CGuyattGH:ProgressCinCevidence-basedmedicine:aCquarterCcenturyCon.CLancetC390:415-423,C201726)GuyattG:EBMとは何か.医学文献ユーザーズガイド-根拠に基づく診療のマニュアル第C3版(相原守夫訳),中外医学社,2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