全身疾患に伴う眼科診療における禁忌─背景疾患を考慮した安全な眼科治療のために─ContraindicationsinOphthalmicPracticeAssociatedwithSystemicDiseases─TowardSafeOphthalmicManagementwithConsiderationofUnderlyingConditions─篠田啓*はじめに眼科診療においては,眼局所の所見や症状に目を奪われがちであるが,眼は「全身の窓」と称されるように,多くの全身疾患の徴候が表れる臓器である.同時に,眼科的治療や処方,検査が患者の全身状態に影響を与えることも少なくない.とくに,全身疾患を背景にもつ患者に対しては,眼科的アプローチが直接的に健康や生活の質にかかわる場合もあり,特定の治療や薬剤が「禁忌」となりうるケースも存在する.本稿では,全身疾患を背景とする患者に対する眼科診療において,とくに注意すべき禁忌事項および安全な診療のための他科連携の重要性について述べる.I全身情報のスクリーニングと情報収集安全な眼科診療の第一歩は,患者の全身状態を正確に把握することである.既往歴の聴取:糖尿病,高血圧,心疾患,腎疾患,呼吸器疾患,自己免疫疾患,血液疾患,悪性腫瘍,感染症,神経疾患など.内服薬の確認:抗凝固薬,ステロイド,免疫抑制薬,精神科薬,分子標的薬,a1遮断薬など.アレルギー歴の確認身体所見の観察:顔色,歩行,意識レベル,呼吸状態.などに留意する.II内科疾患と眼科診療の注意点1.糖尿病:血糖コントロールと眼科治療の相互作用糖尿病(表1)は,全身の細小血管障害を引き起こし,眼に多様な合併症を引き起こすもっとも頻度の高い全身疾患の一つである.a.眼合併症の概要糖尿病網膜症(増殖性,非増殖性),糖尿病黄斑浮腫(diabeticmacularedema:DME),血管新生緑内障,白内障,角膜上皮障害,眼筋麻痺(外眼筋麻痺)などがある.血糖コントロールの指標であるHbA1cが高値の場合,手術など眼科治療介入時には内分泌内科医との血糖管理における密な連携が必須である.b.注意点・禁忌血糖コントロール不良例(HbA1c>9%が目安)における局所・全身ステロイドの投与:高血糖を悪化させ,全身合併症を招くリスクがある.たとえば手術後には,血糖コントロール不良が感染リスクを高め,術後合併症のリスクを増大させる.眼科的治療の必要性と血糖コントロールの状態を斟酌し,できるだけ血糖値を安定させてから治療を行う.急激な血糖コントロール:重症の糖尿病網膜症患者において,急激な血糖降下は,一時的に網膜症の進行(早期悪化現象)を招くことがある.網膜症の状態を考慮し,緩やかな血糖降下をめざす必要がある.糖尿病性腎症:造影剤(蛍光造影など)を使用する検*KeiShinoda:埼玉医科大学医学部眼科学教室〔別刷請求先〕篠田啓:〒350-0495埼玉県入間郡下呂山町下呂本郷38埼玉医科大学医学部眼科学教室(1)(59)11390910-1810/25/\100/頁/JCOPY表1糖尿病眼合併症と治療薬薬剤名血糖値への影響禁忌・注意点推奨される対応高血糖を助長血糖コントロール不良例では内科と連携し,投与前後で血糖ステロイド(局所・全身)使用慎重モニタリング黄斑浮腫改善→血糖依存性あり*妊娠中は禁忌,腎機能障害例は妊娠の有無確認・内科連携・抗VEGF薬慎重投与腎機能チェックチアゾリジン系糖尿病薬黄斑浮腫を悪化糖尿病黄斑浮腫例では原則禁忌眼科でDME進行の有無を確(ピオグリタゾン)認・内科と連携低血糖リスクは少ない脱水や腎機能障害に注意定期的な腎機能・血糖のSGLT2阻害薬フォローアップビグアナイド系低血糖なし/乳酸アシドーシスに腎機能障害,脱水,高齢者での脱水防止と定期的な血液検査,(メトホルミン)注意使用に注意内科連携*血糖コントロール不良例では再発しやすく,効果が持続しにくいSGLT2:sodium/glucosecotransporter2.図1ワルファリンの過剰摂取によると思われる自然発生脈絡膜上腔出血67歳,男性.受診時右眼に脈絡膜上腔出血を生じ,国際標準化比率(INR)>8でワルファリンの過剰摂取が原因と考えられた.手術により血液の廃液が行われた.手術動画が公開されている(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6157128/.gure/MOESM1/)(文献2より転載)生物学的製剤(テプロツムマブ)が開発された.a.代表的な眼症状眼球突出,眼瞼後退,外眼筋の肥大・線維化による眼球運動障害(複視),兎眼による角膜潰瘍,視神経圧迫による視神経症(視力低下,視野異常)など.b.注意点・禁忌甲状腺眼症の急性増悪期:活動期にある甲状腺眼症の患者に対する眼窩減圧術や斜視手術,あるいは放射線治療は,炎症をさらに増悪させ,予後を悪化させる可能性があるため原則として禁忌で,ステロイドパルス療法などの炎症を抑える全身治療が優先される.ただし,重症視神経症状(視力低下,視野異常)が急速に進行する場合は,活動期であっても例外的に緊急眼窩減圧術が行われることがある.3.Sjogren症候群a.注意点・禁忌慢性的なドライアイは,角膜上皮障害や角膜感染症のリスクを高める.眼科検査や処置時に角膜を傷つけないよう細心の注意を払う.4.多発性硬化症a.注意点・禁忌視神経炎を合併して,視力低下や色覚異常をきたすことがある.ステロイドパルス療法が治療の選択肢となるが,その全身副作用に留意し,神経内科との連携が不可欠である.IV妊娠・授乳と眼科治療1.注意点・禁忌以下は原則禁忌または慎重投与である.妊娠中の抗血管内皮増殖因子(vascularendothelialgrowthfactor:VEGF)薬(胎盤通過),授乳中の蛍光造影(母乳への移行).V神経・精神疾患統合失調症やうつ病,認知症などの患者は,薬剤感受性が異なる場合や,意思決定能力に課題を抱えることがある.眼科で使用する抗コリン薬は,とくに精神症状を悪化させる恐れがある.1.注意点・禁忌統合失調症患者への抗コリン作用の強い薬剤(例:アトロピン点眼)使用は認知障害の増悪のリスクがある.重症筋無力症では自己抗体がアセチルコリン受容体を攻撃し,筋肉が刺激に反応しにくくなるため,筋弛緩作用のある薬剤に過敏になる.麻酔薬使用に際し作用が過度になる,持続時間が予測以上に延びる,呼吸抑制や術後無呼吸のリスクなどに注意する.認知症や意思疎通困難例では十分に意思疎通や理解度を確認し,単独手術同意取得は行わない.VI血液疾患(出血性素因,凝固亢進状態)血友病,血小板減少症,播種性血管内凝固症候群(disseminatedintravascularcoagulation:DIC)などの出血性素因をもつ患者や,深部静脈血栓症,肺塞栓症の既往がある凝固亢進状態の患者では,眼科診療において注意が必要である.1.注意点・禁忌a.出血性素因がある場合侵襲的処置(手術,注射,生検など)はきわめて慎重に適応を考える.止血能の評価〔プロトロンビン時間-国際標準化比率(prothrombintime-internationalnor-malizedratio:PT-INR),活性化部分トロンボプラスチン時間(activatedpartialthromboplastintime:APTT),血小板数など〕を厳密に行い,必要に応じて輸血や凝固因子の補充を行う.局所麻酔時の針の刺入,術後の出血,外傷時の出血など,あらゆる出血リスクを最小限に抑える必要がある.b.凝固亢進状態(血栓形成リスク)血管閉塞性の眼疾患(網膜動脈閉塞症,網膜静脈閉塞症など)を合併している可能性に注意する.長期臥床を要する手術後には,深部静脈血栓症や肺塞栓症のリスクが高まるため,弾性ストッキングや早期離床などの予防策を講じる.1142あたらしい眼科Vol.42,No.9,2025(62)VII感染症全身性の感染症は,眼に直接的な合併症を引き起こすだけでなく,患者の全身状態や感染制御の観点から眼科診療に制約を与えることがある.1.HIV/後天性免疫不全症候群免疫不全を特徴とするHIV/後天性免疫不全症候群(acquiredimmunnode.ciencysyndrome:AIDS)患者は,さまざまな眼合併症や日和見感染のリスクがある.a.眼合併症の概要サイトメガロウイルス(cytomegalovirus:CMV)網膜炎,カポジ肉腫,ニューモシスチス肺炎後視神経障害,HIV網膜症など.b.注意点・禁忌日和見感染のリスク:免疫力が低下しているため,侵襲的検査(眼内生検など)や眼内注射は,日和見感染のリスクを大幅に高める可能性がある.強力な免疫抑制下での緑内障手術:免疫抑制下では,濾過手術後の感染性眼内炎のリスクが増大する.血液曝露リスク回避:HIVキャリア患者の血液や体液に触れる可能性のある処置(採血,手術など)では,医療従事者の血液曝露リスクを避けるため,標準予防策を徹底する.2.ウイルス肝炎(B,C型)a.眼合併症の概要以前はインターフェロン治療による網膜症(軟性白斑,出血)が報告されていた,近年は他の治療法が中心となり,網膜症はほとんどみられなくなった.b.注意点・禁忌B型およびC型肝炎ウイルスキャリアの患者への処置では,医療従事者への血液曝露リスク回避のため,採血や手術時における標準予防策を徹底することが重要である.VIII血液疾患・白血病・悪性腫瘍血液凝固異常や骨髄抑制を伴う血液疾患,悪性腫瘍患者の化学療法中は,出血や感染のリスクが高まる.1.眼合併症の概要白血病網膜症(網膜出血,軟性白斑,網膜浸潤),脈絡膜浸潤,眼窩浸潤など.2.注意点・禁忌a.重度の血小板減少化学療法による重度の血小板減少(例:血小板数5万/μl以下)時には,網膜光凝固や硝子体手術などの侵襲的な治療は原則として禁忌である.必要に応じて血小板輸血などを行い,血小板数が改善してから処置を検討する.b.化学療法中の全身状態化学療法中は,骨髄抑制による易感染性や全身倦怠感がある.造影剤使用や,局所麻酔薬を含む薬剤の選択にも,肝機能や腎機能,全身状態を考慮した配慮が必要である.IX悪性腫瘍と抗癌剤治療悪性腫瘍自体の眼への転移(脈絡膜転移など)や,腫瘍随伴症候群として眼症状を呈することがある.また,抗癌剤治療は眼にさまざまな副作用をもたらす.1.抗癌剤による眼毒性(表2)5.7)a.タモキシフェン網膜症〔黄斑浮腫(macularedema:ME),網膜への結晶沈着,網膜色素上皮異常〕を引き起こす可能性がある(図2)8).b.シスプラチン網膜毒性(視力低下,色覚異常,視野異常)や視神経障害が報告されている.c.タキサン系抗癌剤種々の癌に用いられるパクリタキセル,ドセタキセルは,ドライアイ,視神経症,.胞様黄斑浮腫(cystoidmacularedema:CME)を生じうる(図3).d.分子標的薬EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌の治療に用いられる分子標的薬である上皮成長因子受容体(epidermalgrowthfactorreceptor:EGFR)阻害薬(ゲフィチニブ,エルロチニブ)による角膜障害(角膜上皮欠損),結膜(63)あたらしい眼科Vol.42,No.9,20251143表2抗癌剤の種類と眼科的副作用種類薬剤名眼科的副作用C1.殺細胞性抗癌剤白金製剤シスプラチン,他視神経炎,視神経症,網膜障害微小管阻害薬タキサン系抗癌剤パクリタキセル,ドセタキセル,他結膜炎,涙道障害,網膜障害,視神経障害代謝拮抗剤フルオロウラシル系抗癌剤S-1(ティーエスワン),5-フルオロウラシル(FU)角膜障害,涙道障害抗癌性抗生物質マイトマイシンC(MMC)点眼角膜障害,涙道障害C2.分子標的薬*抗体薬標的抗原はCEGFR,HER2,VEGFなど多数ある抗CHER2抗体トラスツズマブ,ペルツズマブ,デルクステカン,他角膜障害,黄斑浮腫,視神経乳頭浮腫小分子化合物チロシンキナーゼ阻害薬①CBCR-ABL阻害薬,②CBRAF阻害薬**,③CMEK阻害薬**,EGFR阻害薬,他①イマチニブ,ダサチニブ,ポナチニブ,他②ベムラフェニブ,タブラフェニブ,エンコラフェニブ③トラメチニブ,ビニメチニブ④ゲフィチニブ,エルロチニブ結膜浮腫,結膜炎,涙道障害,眼瞼浮腫,眼球突出,黄斑浮腫,網膜出血網膜障害,黄斑浮腫,視覚異常,眼痛,羞明視力低下,網膜色素上皮.離,漿液性網膜.離角膜障害,結膜炎マルチキナーゼ阻害薬ソラフェニブ,スニチニブ,アキシチニブ,他結膜炎,眼乾燥症,網膜静脈閉塞,視神経障害FGFR阻害薬ペミガチニブドライアイ,視力低下C3.癌免疫療インターフェロン抗CPD-1抗体薬ニボルマブ,ペムブロリズマブ,セミプリマブ虹彩炎,ぶどう膜炎,視神経炎法免疫チェックポイント阻害薬抗CPD-L1抗体薬アベルマブ,アテゾリズマブ,デュルバルマブ抗CCTLA-4抗体薬イピリムマブぶどう膜炎,視神経炎C4.ホルモン療法薬抗エストロゲン薬,他タモキシフェン,トレミフェン,フルベストラント視神経症,タモキシフェン黄斑症,結晶性網膜症太字は眼科領域の副作用が報告されている薬剤.S-1(ティーエスワン):テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合の合剤,EGFR:epodermalgrowthfactorreceptor,HER2:ChumanCepidermalCgrowthCfactorCreceptorCtypeC2,VEGF:vascularCendothelialCgrowthfactor,BCR-ABL:BreakpointCclusterCregion-AbelsonCmurineCleukemiaCviralConcogeneChomolog,BRAF:B-RafCproto-oncogene,Cserine/threonineCkinase,MEK:Mitogen-ActivatedCProteinKinaseKinase.*:抗体薬は細胞外の標的分子に作用し細胞外にある蛋白質などを標的とすることが多く,小分子薬は細胞内に取り込まれて細胞内の標的分子に作用する.例えば,細胞外のCEGFRやCVEGFを標的とした抗体薬とこれらの細胞内での機能を阻害する小分子薬がある.**:BRAF阻害薬,MEK阻害薬はチロシンキナーゼの下流にあり,それぞれCBRAF,MEKを阻害する.図2抗エストロゲン薬投与中にみられた黄斑部毛細血管拡張症(MacTel)type2に類似した黄斑症のOCT所見53歳,女性.右眼(Ca,c,e)および左眼(Cb,d,f)における深部強調COCT画像において中心を通る水平画像の連続的な変化を示す.a,b:初回来院時には両眼中心窩においてCellipsoidzone(EZ)およびCinterdigitationzone(IZ)の消失と,内外に層状の空洞を認めた.Cc,d:初診からC3カ月後,EZ消失面積と内外の層状の空洞の範囲は左眼では減少したが,右眼では減少しなかった.Ce,f:初診からC22カ月後,EZ消失面積は初診C3カ月後と比較して両眼でさらに減少し,内層の空洞は消失し,外層の空洞もほぼ消失した.しかし,中心窩でのCIZは消失したままであった.(文献C8より転載)図3免疫チェックポイント阻害薬による原田病様多発性漿液性網膜.離78歳,男性.腎癌に対してC4カ月前からニボルマブを使用.初診時視力(0.03)/(0.2).ステロイドパルス療法2回,8週間後に漿液性網膜.離は消失し,ステロイド漸減,白内障手術により,60週後には視力(1.2)/(1.2)に改善した.Ca:両眼底写真.Cb:両フルオレセイン蛍光造影初期相の写真.Cc:OCT写真.黄斑部の垂直断面(脈絡膜は肥厚しており,深部強調画像でも強膜との境界は検出できず).d:60週間後の両COCT写真.黄斑部の垂直平断面.表3他科薬剤による眼副作用ステロイド本文のⅢ章(1C.Behcet病・SLE・サルコイドーシス)を参照抗凝固薬・抗血小板薬本文のⅡ章(C2.高血圧症・心疾患:循環動態への影響を意識した薬剤選択と手術管理)を参照糖尿病薬表C1を参照抗癌剤表C2を参照抗てんかん薬ビガバトリン(サブリル)点頭てんかん視野障害ヒドロキシクロロキン(プラケニル)SLE,LE網膜症(黄斑症)膠原病治療薬合成免疫抑制薬メトトレキサート(リウマトレックス),アザチオプリン(イムラン),シクロスポリン(ネオーラル)など生物学的製剤TNF阻害薬:インフリキシマブ(レミケード),エタネルセプト(エンブレル),アダリムマブ(ヒュミラ)などIL-6阻害薬:トシリズマブ(アクテムラ),サリルマブ(ケブザラ)などT細胞共刺激分子調節薬:オレンシア(アバタセプト)分子標的薬JAK阻害薬:トファシチニブ(ゼルヤンツ),バリシチニブ(オルミエント),ペフィシチニブ(スマイラフ)など関節リウマチ,潰瘍性大腸炎,ネフローゼ症候群,アトピー性皮膚炎,重症筋無力症などの自己免疫疾患や炎症性疾患(薬剤ごとに異なる)結膜炎,角膜炎,ドライアイ,ぶどう膜炎,視神経炎,眼感染症など(薬剤ごとに異なる)副腎皮質ステロイド白内障,緑内障多発性硬化症治療薬フィンゴリモド(イムセラ),a4b1インテグリン,ナタリズマブ(タイサブリ),シポニモド(メーゼント)多発性硬化症急性網膜壊死,黄斑浮腫抗精神病薬クロルプロマジン(コントミン),チオリダジン(メレリル)統合失調症,躁病など白内障,網膜症エストロゲン(低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤:ピル)経口避妊薬網膜静脈閉塞症エルゴタミン製剤片頭痛網膜静脈閉塞症,黄斑浮腫,視神経炎バゼドキシフェン(ビビアント)骨粗鬆症網膜中心静脈閉塞症その他シデナフィル(バイアグラ)勃起不全青視症(Ccyanopsia),羞明ボリコナゾール(ブイフェンド)抗真菌薬羞明,視力低下,視野狭窄,色覚異常タムスロシン(Ca1遮断薬)前立腺肥大に伴う排尿障害白内障手術時のCIFISアミオダロン不整脈角膜混濁(アミオダロン角膜症)TNF:腫瘍壊死因子(tumornecrosisfactor:TNF),IL-6:インターロイキン(interleukin:IL)6,JAK:Januskinase.図4アミオダロン内服中に生じた角膜症68歳,男性.左眼細隙灯顕微鏡写真.視力は(1.0).