オルソケラトロジーによる近視抑制MyopiaControlthroughOrthokeratology平岡孝浩*I初の症例報告2004年にCheungら1)によってオルソケラトロジー(以下,オルソK)の初のケースレポートがなされた.片眼だけにオルソK治療を施した11歳男児の2年間の眼軸長変化を調べたところ,治療眼の眼軸長伸長は僚眼よりも1/2以下(治療眼0.13mmvs僚眼0.34mm)に抑えられていることが報告された1).IIパイロット研究2005年にはChoら2)により2年間のパイロット研究の結果が報告された.オルソK継続群では眼鏡対照群と比較して46%の眼軸長伸長抑制効果が確認された.また,Wallineら3)はソフトコンタクトレンズ(softcon-tactlens:SCL)装用群を対照とした2年間の縦断研究を行い,オルソK治療群では対照群よりも56%抑制されていることを明らかにした.ただし,これらの研究で用いられた対照群のデータは,他の報告からの引用(historicaldata)であり,真の対照群を設定していないことからエビデンスレベルは低い(Level2b)といわざるをえなかい2,3).しかし,これらの研究結果を受けて,オルソKの眼軸長伸長抑制効果が世界的に注目されるようになった.III非ランダム化比較試験2011年に世界初の非ランダム化比較試験(Level2a)の結果がわが国から報告された.Kakitaら4)は単焦点眼鏡群を対照群として設定した2年間の前向き研究を行ったが,非接触型光学式眼軸長測定装置のIOLMaster(CarlZeissMeditec)を初めて導入することによって,学童においても正確な眼軸長測定を行うことに成功した.その結果,日本人学童において2年間で36%の眼軸長伸長抑制効果が確認された.2012年にスペインのSantodomingo-Rubido5)らはまったく同じプロトコルを用いて白人を対象とした2年間の前向き研究を行い,32%の眼軸長伸長抑制効果を確認した.IVランダム化比較試験2012年,香港のChoら6)のグループにより,retarda-tionofmyopiainorthokeratology(ROMIO)studyというはじめてのランダム化比較試験〔randomizedcon-trolledtrial:RCT(Level1b)〕の結果が報告され,オルソK群は単焦点眼鏡群と比較して2年間で43%の眼軸長伸長抑制が達成されており,治療開始年齢が若い(7.8歳)ほうが抑制効果が強く得られていることが示された.さらに同グループは,強度近視眼に対してオルソKで.4Dだけ部分的に近視矯正を行い,残存した近視度数に対して眼鏡を装用させる(たとえば.7Dの症例に対して.4DはオルソK,残りの.3Dは眼鏡で矯正する)というhighmyopia-partialreductionオルソKと命名されたRCTを行った.2年間の眼軸長変化が検討*TakahiroHiraoka:筑波大学医学医療系眼科〔別刷請求先〕平岡孝浩:〒305-8575茨城県つくば市天王台1-1-1筑波大学医学医療系眼科0910-1810/25/\100/頁/JCOPY(47)1812年間の眼軸長伸長抑制効果70%60%50%40%30%0.90y=0.147×+0.2050.800.60y=0.115×+0.010.70ChangesinAL(mm)0.50TwinA0.200.400.3020%TwinB0.100.006mth12mth18mth24mth10%0%文献5文献4文献6文献2文献8文献3文献7図2一卵性双生児の眼軸長変化)TwinA()はオルソK治療を受けており,TwinB(図1オルソKの眼軸長伸長抑制効果の既報比較は単焦点眼鏡を処方されている.横軸は時間経過を示すが,代表的な臨床研究(2年間)の結果を示す.OK群は対照群(単TwinAでは治療開始後6カ月時点で半分以下の眼軸長変化焦点眼鏡もしくはSCL)と比較して32.63%の眼軸長伸長抑に留まっており,TwinBよりも抑制されていることが明ら制効果が得られている.かである.2年の経過を通して,この差が保たれていることもわかる.(文献9より引用)眼軸長(mm)27.026.526.025.525.024.524.023.523.0pre1Y2Y3Y4Y5Y時間(年)図3オルソK群と眼鏡群における5年間の眼軸長変化両群とも年々有意に眼軸長は伸長していくが,両群の差が徐々に広がっていくのがわかる.開始時点では両群の眼軸長に有意差はないが,1年目以降はオルソK群の眼軸長は眼鏡群より有意に短い.(文献16より改変引用)*10年間の近視進行度数(D)-6-5-4-3-2-10治療開始時の年齢(歳)図4治療開始年齢毎の10年間近視進行比較横軸は治療開始年齢,縦軸はC10年間での近視進行度数を示す.たとえばC8歳で治療を開始した場合に,オルソCKではC10年間で約C1.6Dの近視進行がみられるが,単焦点CSCL群では約C3.5Dであり,有意差をもってオルソCK群での近視進行が抑制されているのがわかる.同様に,いずれの開始年齢においてもオルソCK群の近視進行はCSCL群よりも抑制されており,16歳以外では有意差が認められた.(文献C18より改変引用)ab結像面結像面周辺部遠視性デフォーカス遠視性デフォーカスの改善図5周辺部遠視性デフォーカスa:眼鏡(凹レンズ)で近視矯正すると,周辺部に遠視性デフォーカス(焦点ぼけ)を生じ,これが眼軸を伸長(近視を進行)させるトリガーとなる.Cb:オルソCK後は角膜中央がフラット化し近視が軽減するが,周辺部角膜はスティープ化するため周辺での屈折力が増し,その結果,周辺網膜像での遠視性デフォーカスが改善する.そのため眼軸長伸長が抑制され,近視進行が鈍化すると考えられている.1年間の眼軸長変化(mm)0.60.50.40.30.20.10-0.20.8-0.1-0.2眼球のコマ様収差変化量(μm)r=-0.461p=0.000300.20.40.6図6オルソK治療眼におけるコマ様収差と眼軸長の関連横軸にC1年間のコマ様収差変化量,縦軸にC1年間の眼軸長変化量をプロットした散布図である.コマ様収差の増加が大きい症例ほど,眼軸長の伸長が抑えられている.逆にコマ様収差の変化が少ない症例では眼軸長の伸びが大きい.これらの関係から高次収差は眼軸長伸長に対して抑制的に働いている可能性が示唆されている.(文献C23より改変引用)ことを意味する.2020年には続報が報告され26),2年間の治療継続の結果,オルソCK+0.01%アトロピン点眼併用群ではオルソCK単独群よりもC28%強い抑制効果が示された.しかし,弱度近視(C.1.00.C.3.00D)と中等度近視(C.3.01.C.6.00D)に分けてサブグループ解析を行うと,弱度近視ではオルソCK+アトロピン併用群はオルソCK単独群よりも有意に抑制されていたが,中等度近視では群間の有意差が認められなかった.これらの結果から,弱度近視眼ではオルソCKの眼軸長伸長抑制効果が比較的弱いため,アトロピンの相加効果が期待できるが,中等度近視眼ではオルソCKの眼軸長抑制効果が十分に強いため,アトロピンの相加効果は限局的であると考察している.また,類似のCRCTが香港でも行われており,comC-binedCatropineCwithorthokeratology(AOK)studyとよばれている27).本研究でもC6.11歳の近視学童に併用治療(AOK群)もしくは単独治療(オルソCK群)を施し,眼軸長の変化を検討しているが,AOK群のC1年間の眼軸長変化は,対照のオルソCK単独群よりもC0.09Cmm抑制されており,Kinoshitaら25)の結果ときわめて類似していたと報告している.しかし,2年間の経過観察を行った続報では,併用群は単独群よりも約C50%の眼軸長伸長抑制を達成しており,Kinoshitaら26)のC2年間の結果よりも強い効果が確認された28).AOKstudyではC.3.00Dを超える中等度以上の近視眼においても,弱度近視眼(C.1.00.C.3.00D)と同様に併用による相加効果が認められたとしており,この点でCKinoshitaらの結果と異なる.この理由については定かではないが,試験方法や対象の違いが示唆されている.さらに,AOKstudyにおいて高次収差や瞳孔径の影響を検討した報告も公開されており29),AOK群の眼軸長変化量は明所瞳孔径の拡大やいくつかの高次収差成分と有意に相関したことから,併用群ではアトロピンによる瞳孔拡大効果により光学的な作用がエンハンスされ,近視進行抑制効果を増大した可能性が示唆されている.CXIIIオプティカルゾーン縮小による抑制効果のエンハンスさらに抑制効果を高めるための工夫として,レンズ中央部のCopticalzoneを小さくする試みが行われている.すなわちCbackCopticCzonediameters(BOZD)を通常の6Cmm径からC5Cmm径へと縮小することにより,より強い眼軸長伸長抑制効果(1年間でC0.13Cmm)を得たという報告がなされた30).BOZDの縮小に伴い角膜のトリートメントゾーン(treatmentzone:TZ)の直径も小さくなるが,TZサイズと眼軸長伸長には有意な相関(TZサイズが小さいほうが眼軸長が伸びにくい)がみられた.このメカニズムとして周辺部デフォーカスへの影響や高次収差の増加が示唆されている.CXIV中止後のリバウンドオルソCKに関しては,Choら31)により行われたCdiscon-tinuationCofCorthokeratologyConCeyeballCelongation(DOEE)というリバウンド研究が報告されている.かなり複雑な試験デザインであるため,以下に概要を解説する.DOEEではCROMIOstudy6)とCTO-SEEstudy8)という別のCRCTに参加してすでにC2年間オルソCK治療を継続していたC8.14歳のC31症例が再エントリーし,そのうちC16症例はそのままオルソCKを継続し(orthokeratolo-gycontinue,OKc群),残りのC15症例はオルソCKを一時中止し代わりに単焦点眼鏡を装用し(orthokeratologydiscontinue,OKd群),まずC7カ月間の経過が観察された(phase1).続いて,OKd群はオルソCKを再開し,さらにC7カ月フォローアップされ(phase2),合計C14カ月に及ぶ検討がなされている.対照群(control群)に関してもC13症例が上記のCRCTから再エントリーしている.まとめると,OKc群はCphase1とC2の全期間を通してオルソCKを継続しており,OKd群はCphase1の7カ月間だけ治療を中止して,後半のC7カ月間はオルソKを行い,Control群は全期間にわたり単焦点眼鏡を装用していたということになる.そして対象期間の平均眼軸長変化量を算出したところ,OKc群でC0.087mm(phase1),0.068Cmm(phase2),OKd群でC0.153Cmm(phase1),0.059Cmm(phase2),Control群でC0.082Cmm(phase1),0.064Cmm(phase2)という結果が得られ,Cphase1にのみ有意差が認められた(OKd群>OKc群,Control群)(図7).これらの結果から,オルソCKの中186あたらしい眼科Vol.42,No.2,2025(52)Axialelongation(mm)1.41.210.80.60.40.20-0.206121824303642Time(month)図7オルソK中止後のリバウンド縦軸に眼軸長,横軸に月数をとった眼軸長変化曲線.合計C38カ月の変化が提示されているが,DOEE研究としてリバウンドを評価したのはC24カ月以降である(赤線で囲んだ四角内).OKd群(黒丸)はCPhaseI(24.31カ月)で急激に眼軸長が伸びており,これはオルソCK中止によるリバウンド現象と考えられている.PhaseII(31.38カ月)ではオルソCKを再開したことによりCOKd群の眼軸長変化が小さくなっている.(文献C31より引用)も伴いやすい.ケア方法,とくに洗浄法が間違っていないことを確認する.C4.角膜輪状鉄沈着(cornealironring)角膜中間周辺部,とくにリバースカーブに一致して茶褐色でリング状の色素沈着が角膜浅層に認められることがある.これはCcornealCironringとよばれ,角膜上皮内に鉄分が環状に沈着することにより生じると考えられている.リバースカーブ部に相当する角膜上皮層は,その厚さを増し角膜表面のカーブに急激な変化がみられる箇所である.さらにレンズ後面の溝状構造により,その部に相当するレンズ下には涙液の貯留がみられ(tearCreservoirzone),涙液中の鉄分が沈着しやすいと考えられる.しかし,病的な変化ではなく,視機能にも影響を及ぼさないため,この所見が出現しても治療を継続して問題ないと考えられている.治療を中止するとこの輪状沈着は消失することも知られている.C5.感染性角膜潰瘍本レンズのみならず夜間装用のレンズを処方する場合は,角膜感染症のリスクが増加することを常に念頭に置く必要がある.CL装用に伴うもっとも恐ろしい合併症であるといっても過言ではない.その発生頻度は決して高くないものの,いったん発症すればきわめて重篤となる.睡眠中の瞬目の消失や眼球運動の減少は病原体の除去機能を妨げ,角膜表面の涙液交換も減少するため,涙液中に含まれる免疫グロブリンやラクトフェリン,リゾチウムといった涙液蛋白による抗菌作用も減弱する.起因菌としては緑膿菌やアカントアメーバが圧倒的に多い.2013年の米国からの報告では,オルソCK患者C1,317人のレトロスペクティブデータから感染性角膜炎の頻度を求めており,7.7回/1万人/年と推定された32).2021年のロシアからの報告ではC4.9.5.3回/1万人/年とされ,1日使い捨てCSCLの感染頻度と変わらない頻度まで低下したことが示された33).最近のわが国のデータでも5.4回/10,000人/年と算出されており34),ロシアからの報告と同等であった.これらのデータから,オルソCK関連感染性角膜炎は減少傾向であると解釈でき,処方者の知恵と努力によりデメリットを克服し,近視進行抑制効果という大きなメリットを最大限に生かす工夫が繰り返されてきた結果が現れていると考えられる.C6.角膜内皮細胞酸素供給低下による内皮障害が懸念されていたが,現在までに明らかな内皮障害は報告されていない.C7.ハロー・グレアLaserCinCsitukeratomileusis(LASIK)と同様,角膜屈折矯正治療においては宿命ともいえる合併症である.センタリングが良好であっても,患者の瞳孔径に比してトリートメントゾーンサイズが小さい場合にはハロー・グレアの原因となる.とくに瞳孔径が大きくなる夜間は症状が強くなりやすい.近視矯正量が増えると有効なトリートメントゾーンが小さくなる傾向があるので注意が必要である.C8.不正乱視・高次収差オルソCKは積極的に角膜形状を変化させるため,不正乱視や高次収差の問題は避けて通れない.レンズのセンタリングが良好でも球面収差の増加は避けられず,レンズが偏心すればコマ様収差の増加へとつながる.しかし,これらの変化は近視矯正量に相関することが報告されており,過度の矯正をしなければ不正乱視や高次収差の発生も許容できる範囲となることが多い.これらの変化は通常の屈折・視力検査やスリットランプでは評価できないため,角膜トポグラフィーや波面センサーによる評価を行う.C9.コントラスト感度低下,薄暮時視機能低下角膜不正乱視や眼球高次収差の増加と相関して,コントラスト感度や薄暮時の視機能が低下し,さらに患者の満足度も低下するという報告がなされている.やはり,近視矯正量が大きくなるとこれらの視機能低下も強くなると考えられている.おわりにオルソCKの眼軸長伸長抑制効果は,多数の研究報告の蓄積により最高エビデンスレベルまで到達し,既報に188あたらしい眼科Vol.42,No.2,2025(54)基づけばC2年間で3.6割程度の抑制効果が期待できる.最近ではC7年,10年といった長期経過の検討も報告され,光学的アプローチによる近視進行抑制法としては中心的な地位を確立しつつある.さらに低濃度アトロピン点眼との併用療法に関しても研究が進んでおり,より強い効果が期待されている.しかし,介在する真の近視進行抑制メカニズムは依然として解明されておらず,また,最大限の効果を得るための治療開始年齢や継続期間が不明である.さらに,中止後のリバウンド現象や他の治療法へ切り替えた際の効果維持評価も今後の検討課題である.なお,近視進行抑制効果を追求するあまり,過度の矯正を行うことは絶対に避けなければならない.安全性を担保してはじめて近視進行抑制の恩恵を受けることができる.感染性角膜潰瘍を生じた場合はきわめて重篤な障害を残す可能性があるため,レンズケアを含めた患者教育や定期検査をはじめ,通常のコンタクトレンズ診療以上に厳格に管理する必要があることを強調しておく.文献1)CheungCSW,CChoCP,CFanD:AsymmetricalCincreaseCinCaxiallengthinthetwoeyesofamonocularorthokeratolo-gypatient.OptomVisSciC81:653-656,C20042)ChoCP,CCheungCSW,CEdwardsM:TheClongitudinalCortho-keratologyresearchinchildren(LORIC)inHongKong:apilotCstudyConCrefractiveCchangesCandCmyopicCcontrol.CCurrEyeResC30:71-80,C20053)WallineCJJ,CJonesCLA,CSinnottLT:CornealCreshapingCandCmyopiaCprogression.CBrCJCOphthalmolC93:1181-1185,C20094)KakitaCT,CHiraokaCT,COshikaT:In.uenceCofCovernightCorthokeratologyConCaxialClengthCelongationCinCchildhoodCmyopia.InvestOphthalmolVisSciC52:2170-2174,C20115)Santodomingo-RubidoJ,Villa-CollarC,GilmartinBetal:CMyopiaCcontrolCwithCorthokeratologyCcontactClensesCinSpain:refractiveCandCbiometricCchanges.CInvestCOphthal-molVisSciC53:5060-5065,C20126)ChoCP,CCheungSW:RetardationCofCmyopiaCinCorthokera-tology(ROMIO)study:a2-yearrandomizedclinicaltrial.CInvestOphthalmolVisSciC53:7077-7085,C20127)CharmCJ,CChoP:HighCmyopia-partialCreductionCortho-K:aC2-yearCrandomizedCstudy.COptomCVisCSciC90:530-539,C20138)ChenCC,CCheungCSW,CChoP:MyopiaCcontrolCusingCtoricorthokeratology(TO-SEEstudy)C.CInvestCOphthalmolCVisCSciC54:6510-6517,C20139)ChanCKY,CCheungCSW,CChoP:OrthokeratologyCforCslow-ingCmyopicCprogressionCinCaCpairCofCidenticalCtwins.CContCLensAnteriorEyeC37:116-119,C201410)LiCSM,CKangCMT,CWuCSSCetal:E.cacy,CsafetyCandCacceptabilityCofCorthokeratologyConCslowingCaxialCelonga-tionCinCmyopicCchildrenCbyCmeta-analysis.CCurrCEyeCResC41:600-608,C201511)SunCY,CXuCF,CZhangCTCetal:OrthokeratologyCtoCcontrolmyopiaCprogression:aCmeta-analysis.CPLoSCOneC10:Ce0124535,C201512)SiCJK,CTangCK,CBiCHSCetal:OrthokeratologyCforCmyopiacontrol:aCmeta-analysis.COptomCVisCSciC92:252-257,C201513)WenD,HuangJ,ChenHetal:E.cacyandacceptabilityoforthokeratologyforslowingmyopicprogressioninchil-dren:aCsystematicCreviewCandCmeta-analysis.CJCOphthal-molC2015:360806,C201514)VanderVeenCDK,CKrakerCRT,CPinelesCSLCetal:UseCofCorthokeratologyCforCtheCpreventionCofCmyopicCprogressionCinchildren:aCreportCbyCtheCAmericanCacademyCofCoph-thalmology.OphthalmologyC126:623-636,C201915)FuAC,ChenXL,LvYetal:HighersphericalequivalentrefractiveerrorsisassociatedwithsloweraxialelongationwearingCorthokeratology.CContCLensCAnteriorCEyeC39:C62-66,C201616)HiraokaCT,CKakitaCT,COkamotoCFCetal:Long-termCe.ectCofovernightorthokeratologyonaxiallengthelongationinchildhoodmyopia:aC5-yearCfollow-upCstudy.CInvestCOph-thalmolVisSci.53:3913-3919,C201217)Santodomingo-RubidoJ,Villa-CollarC,GilmartinBetal:CLong-termCe.cacyCofCorthokeratologyCcontactClensCwearCinCcontrollingCtheCprogressionCofCchildhoodCmyopia.CCurrCEyeResC42:713-720,C201718)HiraokaCT,CSekineCY,COkamotoCFCetal:SafetyCandCe.cacyCfollowingCten-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