———————————————————————-Page10910-1810/09/\100/頁/JCOPY近になってようやく全国の多施設が共同し,プロスペクティブに症例を収集した調査結果1)が発表されたが,これも母数に関する調査はされていないため,客観的に発生頻度の絶対値を得ることや,各因子の相対的危険度を正確に相互比較することはできない.CL関連角膜感染症ではなく,CL装用が原因となった眼科救急受診者については,CLメーカーの調査から得た全国のCL装用者数を母数として,各種CLの相互比較2)がなされている.しかし,この手法には表1に示すような問題があるため,1,2の形態の調査報告では,表2に示すような2種の方法で対照を得ることが多い.以後,それぞれ「施設対照」「地域対照」と記述する.II調査対象となる因子CL関連角膜感染症に関わる因子として,通常,表3に示したようなCLに直接関わる要因と,それ以外の要因が調査される.CL関連角膜感染症症例と対照症例について,これらの各因子の分散分析,ロジスティック回帰分析などによって,統計的有意差,オッズ比とその信はじめにコンタクトレンズ(CL)装用は角膜感染症の大きな危険因子であるため,その発生要因,発生頻度などについて多くの調査がなされてきた.本稿では,CL関連角膜感染症の疫学的調査を主に,過去の論文をレビューする.I感染症調査の種類CL関連角膜感染症調査報告には,つぎのような種類がある1.CL関連角膜感染症の発生頻度調査2.CL関連角膜症における各因子の相対的危険度調査3.各施設におけるCL関連角膜症による受診患者調査1の形態の調査を行うためには母数,すなわちCLの使用者数全体の人数が必要となる.2の形態であれば,CLの使用者における各因子の割合がわかれば,人数の絶対値がなくとも相対的な危険度を評価することができる.しかし,わが国では3の各施設による個別の報告が多く,1,2に相当する調査の報告はほとんどない.最(3)1161I53000011311ビ1特集●コンタクトレンズ関連角膜感染症あたらしい眼科26(9):11611166,2009コンタクトレンズ関連角膜感染症レビューReviewofContactLens-RelatedCornealInictions稲葉昌丸*表1CL関連角膜感染症の対照を,全国のCL装用者人口とした際の問題点A調査対象地域における各種CLの装用比率が,全国平均と異なっていれば,誤った母数によって間違った発生頻度が導き出されてしまう.B調査施設の専門性や経済的な問題などのために,その施設に来院する患者の各種CLの装用比率が平均的なCL装用者と異なっていれば,これも誤った母数から間違った発生頻度を導くことになる.CCLメーカーや調査会社のアンケートなどで得られた使用者人口が正確であることを保証するものがない.学術的論文に使用するには,メーカーなどの承認が必要となる.———————————————————————-Page21162あたらしい眼科Vol.26,No.9,2009(4)ら11)による,CL関連外の眼疾患や全身疾患がある症例のほうが発症リスクが低いという報告は解釈がむずかしい.疾患を有し,自己の健康状態に注意している者のほうが,異常を感じたときに早期にCL中止,受診などの対策をとるためとも考えられる.若年,男性が危険因子となっているのも,これらの対応がおろそかであるとも解釈できる.喫煙が危険因子となっているのも,喫煙行為自体と同時に,自己の健康に配慮しない者が喫煙を行いやすいという要素が働いているのかもしれない.表5に示した危険因子のほかに,十分な対照をとった調査は頼限界などを求めるのが一般的な解析方法である.通常は無水晶体眼用CLや治療用CLは例外的なCLとして解析対象から外される.また12歳以下の症例も,正確なデータが聴取しにくい,症例数も少ないなどの理由で対象から外すことが多い.このような前提に基づき,これまでの各国の報告を表4,5315)に要約する.CL種別についてはハードCLの安全性が目立ち,危険因子としては連続装用,喫煙,若年,男性などが共通している.表5のMcNallyらの報告14)にある,CL関連眼既往症が危険因子となることは容易に理解できるが,Morgan表2CL関連角膜感染症調査における対照のとり方施設対照:調査施設に来院した他の患者を対照とする地域対照:調査施設の対象地域のCL使用者を対照とする調査期間内に来院した患者のうち,CL関連角膜感染症患者を除くCL装用者を対照とし,この対照群におけるCL種別,使用方法,CLケアや性別,喫煙習慣などの因子を調査し,CL関連角膜感染症患者群との比較を行う.これによって表1のACの問題点をクリアすることはできるが,他の疾患(通常,眼科疾患)のために調査施設に受診した使用者のみを対照としているため,健康で一般的なCL装用者が除外されており,必ずしも正確な対照とはならない.また,対照症例数は限定される.しかし,施設内のカルテ参照などによってデータが得られるため,比較的容易に対照を得ることができる.調査施設に来院する患者の居住地域を対象に,無差別に家庭を選び出して電話アンケートなどを行い,CL装用者がいれば装用CL種別や他の調査対象となる因子を聴取し,これを対照とする.具体的には,調査施設が属する地方自治体を対象としてその地方の住民にアンケートを行う,来院したCL関連角膜感染症患者と同じ郵便番号を持つ地域の住民に電話調査を行う,などの方法がある.対照症例数を自由に増やすことができる.調査を行った全数の中にCL装用者が占める割合を算出し,対象地域の人口と全国の人口を比較すれば,対象地域における各種CL装用者の絶対数を推定することもできる.しかし,アンケート調査には,対象から個人情報の収集や利用の許可を得るところから始まって多大な労力,費用が必要となる.また,装用者の絶対数を算出する際には,表1のAの問題点も存在する.表3CL関連角膜感染症に関して調査される因子CLに直接関わる因子それ以外の因子CLの種別(ハードCL,ソフトCL,シリコーンハイドロゲルCLなど)CLの装用方法(終日装用,連続装用,両者の混用など)使用日数(CLの交換方法)(1日,2週間,1カ月交換,不定期交換など)CL装用時間CLの度数使用しているCLケア用品の種類装用者の性別装用者の年齢装用者の居住地域装用者の経済状態医療機関の遠さ発症から受診までの間隔他の眼疾患の有無,既往歴全身疾患の有無,既往歴ステロイド,免疫抑制薬使用の有無CLケアの良否定期検査受診状況の良否手洗い習慣の良否喫煙習慣の有無CLを装用した状態での河川の水への曝露発症時期(季節)視力予後要した治療期間———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.26,No.9,20091163(5)因子として注目されている.まだ行われていないが,CLを装用したまま河川,湖などで泳ぐこと16),CLを装用したままシャワーを浴びたり,水道水をCLケア時に使用したりすること17)も危険表4CL関連感染症に関わる角膜合併症とCL種別等による危険性―その1報告者,年合併症観察・調査期間調査方法,対象対照結果,評価項目馬嶋ら3),1980年角膜浸潤1979年8月1980年4月無水晶体眼用EW・SCL装用者72例93眼なし期間中に3眼発症1年・1万眼当たり62.2眼に相当岩崎ら4),1988年角膜感染症が疑われる角膜潰瘍,角膜浸潤377カ月(平均24.8カ月)無水晶体眼用EW・SCL装用者3施設154例173眼なし期間中に18眼発症1年・1万眼当たり503.5眼に相当Scheinら5),1989年角膜潰瘍1986年11月1987年11月期間中に受診した潰瘍性角膜炎患者のうち,SCL装用者86例施設対照:61例地域対照:410例DW・SCLに対する相対的危険性〔対照のとり方(左欄)によって異なる〕DW・SCLのEW:8.969.55倍EW・SCLのDW:2.572.76倍EW・SCLのEW:10.1715.04倍EW継続日数が1日:2.43.6倍EW継続日数が27日:6.810.0倍EW継続日数が814日:11.837.9倍EW継続日数が15日以上:14.545.0倍Poggioら6),1989年角膜潰瘍1987年6月1日7月31日,8月1日9月30日期間中に5州の登録眼科医を受診した137例地域対照:10,404名1年1万眼当たり発生頻度およびDW・SCLに対する相対的危険性DW・SCL:4.1眼EW・SCL:20.9眼,5.15倍HCL:2.0眼,0.5倍RGPCL:4.0眼,1.0倍Matthewsら7),1992年細菌性および無菌性角膜炎1990年12月12日1991年3月27日期間中に受診したCL関連細菌性角膜炎6例,無菌性角膜炎10例施設対照:307例DW・HCLに対する相対的危険性EW・使い捨てSCL:8.12倍(細菌性角膜炎17.36倍,無菌性角膜炎4.24倍)DW・SCL,使い捨てでないEW・SCL,DW・使い捨てSCLについては有意差なしBuehlerら8),1992年角膜潰瘍1990年1月1992年6月期間中に受診した42例施設対照:210例DW・SCLに対する相対的危険性RGPCL:0.86倍EWSCL:1.84倍EW・使い捨てSCL:13.47倍Scheinら9),1994年角膜潰瘍1990年1月1992年6月期間中に受診した40例施設対照:180例DW・SCLに対する相対的危険性RGPCL:1.08倍EW・SCL:2.78倍使い捨てSCL(うち85%は習慣的EW,10%はEW経験あり):13.33倍Edmundsら10),2000年細菌性角膜炎11.5年間.累計観察期間は2200年×眼に相当シリコーンハイドロゲルCL連続装用者4,800例なし発症者なし1年1万眼当たり4.5眼未満に相当———————————————————————-Page41164あたらしい眼科Vol.26,No.9,2009(6)くの調査がなされており,多数の報告を比較,検討した論文16,1820)も多い.しかし,欧米ではSCLを習慣的,あるいは臨時に連続装用する患者が多い.表4に示したIII考察CL関連角膜感染症については本稿で示したように多表4CL関連感染症に関わる角膜合併症とCL種別等による危険性―その2報告者,年合併症観察・調査期間調査方法,対象対照結果,評価項目Morganら11),2005年角膜浸潤2003年1月25日2004年1月24日期間中に受診した118例施設対照:292例地域対照:55,414例DW・SCLに対する相対的危険性〔対照(左欄)のとり方によって異なる〕DW・RGPCL:0.420.46倍EW・SCL:有意差なし7.08倍EW・SHCL:有意差なし5.81倍1日使い捨てSCLは有意差なし重症角膜浸潤同上上記のうち,重症例38例同上DW・SCLに対する相対的危険性EW・SCL:15.16倍RGPCL,1日使い捨てSCL,EW・SHCLは有意差なしStapletonら12),2008年細菌性角膜炎2003年10月1日2004年9月30日期間中にオーストラリア全土およびニュージーランドの眼科施設を受診した285例地域対照:1,798例1年1万例当たり発生頻度DW・RGPCL:1.2例DW・SCL:1.9例DW/EW・SCL:2.2例1日使い捨てSCL:2.0例DW/EW・1日使い捨てSCL:4.2例DW・SHCL:11.9例DW/EW・SHCL:5.5例EW・SCL:19.5例EW・SHCL:25.4例重症細菌性角膜炎同上上記のうち視力低下例34例同上1年1万例当たり発生頻度DW・RGPCL:0例DW・SCL:0.4例DW/EW・SCL:0.2例1日使い捨てSCL:0例DW/EW・1日使い捨てSCL:0例DW・SHCL:1.1例DW/EW・SHCL:1.6例EW・SCL:4.0例EW・SHCL:2.8例Dartら13),2008年細菌性角膜炎2003年12月3日から2年間期間中に受診した367例施設対照:1,069例地域対照:639例定期交換DW・SCLに対する相対的危険性RGPCL:0.16倍1日使い捨てSCL:1.56倍(ただし,重症例では有意差なし)SHCL,その他のSCLは有意差なしDWに対するEWの相対的危険性DW/EW(週1回以下のEW):1.87倍EW:5.28倍DW:終日装用,EW:連続装用,DW/EW:時に連続装用を行うことがある終日装用,HCL:ハードCL,RGPCL:ガス透過性ハードCL,SCL:ソフトCL(シリコーンハイドロゲルCLを除く),SHCL:シリコーンハイドロゲルCL.———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.26,No.9,20091165(7)ケアが不良となった例が含まれている可能性がある.また,信頼性が低いために姿を消した塩素消毒が,調査時期に一致して使用されていた地域もある.水道水の水質Stapletonら12)による「SHCL装用者に細菌性角膜炎が多い」という報告も,欧米ではSHCLが連続装用で使用されることが多いために,装用スケジュールやレンズ表5CL関連角膜感染症に関わる角膜合併症の危険因子報告者,年合併症観察・調査期間調査方法,対象対照危険因子Scheinら5),1989年角膜潰瘍表4参照表4参照表4参照喫煙:喫煙者は非喫煙者の2.694.17倍Poggioら6),1989年角膜潰瘍表4参照表4参照表4参照性別:DWSCLでは男性のほうが多い.EWSCLでは有意差なし地域差:EWSCLではニューハンプシャー州が他州(メイン,マサチューセッツ,ロードアイランド,ヴァーモント)に比し有意に少ない.DWSCLでは州による有意差なしMcNallyら14),2003年角膜浸潤1年間米国59施設でSHCLの1カ月間EWを行った658名なし年齢:1829歳は30歳以上より多い喫煙:30歳未満の喫煙者は同年齢の非喫煙者の2.7倍.全年齢では有意差なしCL関連眼既往症:過去にCL関連急性炎症を起こした例は既往がない例の7倍弱.角膜に瘢痕を認める例では4.1倍.期間中に角膜浸潤を起こしたものは6倍近く再発しやすいMorganら11),2005年角膜浸潤表4参照表4参照表4参照性別:男性は1.311.41倍喫煙:喫煙者は全症例では1.35倍,重症例では2.06倍眼疾患:角膜浸潤以外の眼疾患がないものは,あるものの1.77倍全身疾患:他の全身疾患がないものは,あるものの2.35倍季節:7月に対し2月は2.42倍,3月は3.63倍Keayら15),2006年細菌性角膜炎16カ月期間中にオーストラリア全土およびニュージーランドの眼科施設を受診した297例なし年齢:28歳以上は28歳未満より治療期間が長い治療開始時期:発症後12時間以上経過してから治療を開始した者は視力低下例が多く,治療期間が長い医療機関からの距離:医療機関から遠い者は視力低下の危険性が5.1倍検出菌:グラム陰性菌,ノカルジア菌,アカントアメーバ,真菌のいずれかが,検出された例では,グラム陽性菌のみ,または検出なしの例に比し視力低下の可能性が11.4倍.また,治療期間が長いCL種別:EW・SHCLはEW・SCLより治療期間が短いDartら13),2008年細菌性角膜炎表4参照表4参照表4参照性別:男性は1.48倍年齢:50歳以上は0.45倍週当たり装用日数:2日以下装用者に対し,35日装用者は3.46倍,67日装用者は6.05倍屈折:遠視例は近視例の1.77倍手洗い:CLケア前の手洗いを確実に行わない者は1.49倍略号は表4に同じ.———————————————————————-Page61166あたらしい眼科Vol.26,No.9,2009(8)es.ArchOphthalmol110:1559-1562,19928)BuehlerPO,SheinOD,StamlerJFetal:Theincreasedriskofulcerativekeratitisamongdisposablesoftcontactlensusers.ArchOphthalmol110:1555-1558,19929)SheinOD,BuehlerPO,StamlerJFetal:Theimpactofovernightwearontheriskofcontactlens─Associatedulcerativekeratitis.ArchOphthalmol112:186-190,199410)EdmundsFR,ComstockTL,ReindelWT:CumulativeclinicalresultsandprojectedincidentratesofmicrobialkeratitiswithPureVisionsiliconehydrogellenses.ICLC27:182-186,200011)MorganPB,EfronN,BrennanNAetal:Riskfactorsforthedevelopmentofcornealinltrativeeventsassociatedwithcontactlenswear.InvestOphthalmolVisSci46:3136-3143,200512)StapletonF,KeayL,EdwardsKetal:Theincidenceofcontactlens-relatedmicrobialkeratitisinAustralia.Oph-thalmology115:1655-1662,200813)DartJKG,RadfordCF,MinassianDetal:Riskfactorsformicrobialkeratitiswithcontemporarycontactlenses─Acasecontrolstudy.Ophthalmology115:1647-1654,200814)McNallyJJ,ChalmersRL,McKenneyCDetal:Riskfac-torsforcornealinltrativeeventswith30-nightcontinu-ouswearofsiliconehydrogellenses.EyeContactLens29:S153-S156,200315)KeayL,EdwardsK,NaduvilathTetal:Factorsaectingthemorbidityofcontactlens-relatedmicrobialkeratitis:Apopulationstudy.InvestOphthalmolVisSci47:4302-4308,200616)HoldenBA,SweeneyDF,SankaridurgPRetal:Microbialkeratitisandvisionlosswithcontactlenses.ContactLens&AnteriorEye29:S131-S134,200317)CavanaghHD,HoldenBA:Safety,safety,safety.EyeContactLens33:341,200718)StapletonF:Contactlens-relatedmicrobialkeratitis:WhatcanepidemiologicstudiestellusContactLens&AnteriorEye29:S85-S89,200319)KeayL,RadfordC,DartJKetal:Perspectiveon15yearsofresearch:Reducedriskofmicrobialkeratitiswithfrequent-replacementcontactlenses.EyeContactLens33:167-168,200720)KeayL,StapletonF,ScheinO:Epidemiologyofcontactlens-relatedinammationandmicrobialkeratitis:A20-yearperspective.EyeContactLens33:346-353,2007基準や,基本的な衛生習慣も国によって異なり,たとえば,日本では中水道ですら大腸菌は検出不可であるが,米国の上水道の水質基準では少数なら可とされている.他国の調査結果をそのまま日本に当てはめるのは問題である.CLやケア用品自体も急速に変化しており,現代の臨床に応用できるデータを得るには,日本において継続的な調査を行う必要がある.福田らの調査は,これに相当する初めての報告であるが,対照を得ていないのが難点である.対照の取り方には表2に示した2つの方法があるが,施設対照であれば,参加施設の協力さえ得られれば集計することが可能である.一症例に対して,同時期にその施設を受診したCL装用患者数名のデータを抽出することができれば,日本におけるCL関連角膜症の実態と,危険因子に関する理解は格段に深まる.実際には多くの労力が必要となるが,これからぜひ実現させねばならない作業である.文献1)福田昌彦:コンタクトレンズ関連角膜感染症の実態と疫学.日本の眼科80:693-698,20092)稲葉昌丸,佐野研二,濱野孝:コンタクトレンズによる眼科救急の実態.日コレ誌49:84-88,20073)馬嶋慶直,野川秀利,江崎淳次:高含水率ソフトコンタクトレンズの無水晶体眼に対するextendedwearについて.日コレ誌22:229-306,19804)岩崎直樹,井上徹,濱野孝ほか:無水晶体眼に対する高含水率ソフトコンタクトレンズの連続装用による障害について.日コレ誌30:38-43,19885)ScheinOD,GlynnRJ,PoggioECetalandtheMicrobialKeratitisStudyGroup:Therelativeriskofulcerativekeratitisamongusersofdaily-wearandextended-wearsoftcontactlenses:Acase-controlstudy.NEnglJMed321:773-778,19896)PoggioEC,GlynnRJ,ScheinODetal:Theincidenceofulcerativekeratitisamongusersofdaily-wearandextended-wearsoftcontactlenses.NEnglJMed321:779-783,19897)MatthewsTD,FrazerDG,MinassianDCetal:Risksofkeratitisandpatternsofusewithdisposablecontactlens-