———————————————————————-Page10910-1810/08/\100/頁/JCLSgrowthfactor:血管内皮増殖因子)療法が注目されている.抗VEGF薬のうちのpegaptanib(MacugenR),ranibizumab(LucentisR)は,欧米ですでに臨床使用されているものの,わが国では2008年秋以降に使用可能になるため,実際に多数例での臨床効果が明らかになるのはこれからである.大腸癌に対して開発された抗VEGF薬であるbevacizumab(AvastinR)は,ranibi-zumabと同じ抗VEGFモノクローナル抗体を元にして作製された抗VEGF薬で,加齢黄斑変性に対して投与されたところ有効性が認められた2).Pegaptanibやranibizumabの認可に時間がかかることに加え,価格的な点からも,適応外使用であるが世界的に使用が広まり,わが国でもその治療効果が報告されている.また,これらのCNVに対する治療法の進歩に伴い,これまで治療が困難であった近視性脈絡膜新生血管に対しても有効といえる治療が可能となってきた.本稿では,加齢黄斑変性関連疾患としてPCV,RAP,特発性CNVそして近視性CNVを取り上げ,これらに対して現在わが国で施行されている治療法について紹介する.はじめに加齢黄斑変性(age-relatedmaculardegeneration:AMD)は,欧米で高齢者の中途失明原因の第一位であり,わが国でも急増中である.黄斑部に出血や滲出を生じる滲出型加齢黄斑変性は,脈絡膜新生血管(choroidalneovascularization:CNV)を伴う典型的な加齢黄斑変性(狭義AMD)と,ポリープ状脈絡膜血管症(polypoi-dalchoroidalvasculopathy:PCV)および網膜血管腫状増殖(retinalangiomatousproliferation:RAP)に大きく分類される.また,特定の原因なしに50歳未満の若中年者の黄斑部網膜下にCNVを生じる病態は,特発性脈絡膜新生血管と分類される.欧米と異なり,日本人の加齢黄斑変性患者ではPCVが多く,RAPが少ないことが示されており1),治療に対する反応や視力予後が異なるため正確な診断が必要不可欠となっている.CNVに対する治療法として,1990年代までは網膜光凝固が唯一有効性の証明された治療法であったが,治療直後より中心暗点が生じる欠点があり,無治療群に比較し長期の視力低下を抑制できるという利点しかなかった.しかしながら,2000年に米国で光線力学的療法(photodynamictherapy:PDT)が認可され(わが国では2004年)治療法は大きく変化した.PDT以外の新しい治療法としては,抗VEGF(vascularendothelial(47)1235MM56508122特集●加齢黄斑変性あたらしい眼科25(9):12351239,2008加齢黄斑変性関連疾患の治療─ポリープ状脈絡膜血管症,網膜内血管腫状増殖,特発性脈絡膜新生血管,近視性脈絡膜新生血管の治療─TreatmentforChoroidalNeovascularizationfromCausesOtherthanAge-RelatedMacularDegeneration─PolypoidalChoroidalVasculopathy,RetinalAngiomatousProliferation,IdiopathicChoroidalNeovascularization,MyopicChoroidalNeovascularization鈴木三保子*五味文*瓶井資弘*———————————————————————-Page21236あたらしい眼科Vol.25,No.9,2008(48)意に高く(図1),再治療率が低いことから,PCVはPDTのよい適応と結論づけている.日本人広義AMD患者に対するPDT施行アルゴリズム(図2)によると,PCVの症例,もしくは,病変サイズが1,800μm以下の症例に,PDTが強く推奨されている.5,400μmを超える病変サイズの大きな症例においても視力が維持されるので,PDTによる治療を考慮してよいことになっているが,術後の合併症として視力低下の確率が高いといわれており,視力良好例では経過観察が安全な場合もある.PCV症例において,PDT施行後,最も危惧される合併症は,網膜下出血である.筆者らは,施行後1カ月以内に,19%の症例に1乳頭径以上の網膜下出血が生じたことを報告している4).PCVに対する抗VEGF療法について,筆者らはbev-acizumabの硝子体内投与を行い,滲出性変化を軽減させる効果はあるものの,脈絡膜血管異常は残存することを報告した6).その理由としては,PCVの血管病巣がVEGFに依存していない,あるいはPCVの病巣が存在する脈絡膜には硝子体腔に投与したbevacizumabは移行しにくいなどが考えられる.Bevacizumabと比較し分子量の小さいranibizumabは,網膜・網膜色素上皮を通過する可能性があり,bevacizumabで効果に限界のみられた色素上皮下の病変に対して効果を示すことも期待される.現状では,PCVはPDTに対する反応が良いことから(図3),PDTがPCVの治療手段としてファーストライIポリープ状脈絡膜血管症(polypoidalchoroidalvasculopathy:PCV)PCVに対するPDTの有効性に関するChanらの報告3)では,1年間の経過観察で95%の症例に視力維持あるいは視力改善が認められている.日本人のPCVに対してPDTの効果をプロスペクティブに検討したところ,狭義AMDに比べ高い効果が得られた4).広義AMDに対する多施設後ろ向き検討である新ガイドライン調査5)では,PCVは狭義AMDよりもPDT後の平均視力が有:PCVあり:PCVなし1.00.10.01小数視力ースライン3カ月6カ月9カ月12カ月0.150.140.170.140.180.140.180.140.19**0.14p=0.045*p=0.015*p=0.026*p=0.004**治療群間の有意差検定(?-検定).**ベースライン~12カ月の有意差検定(paired?-検定)p<0.001.図1PCV所見の有無による平均視力の推移(新ガイドライン調査)PCV所見のある症例は,PCVの所見のない(狭義AMD)症例と比べて,312カ月のいずれの時点でも有意に平均視力が良好であった.(文献1より改変)病変の位置タイプ1,800μm以下1,8005,400μm5,400μm超0.5よりも良好0.1以上0.5以下0.1未満病変サイズ(GLD)視力中心窩下PredominantlyclassicCNV,minimallyclassicCNVoroccultwithnoclassicCNVなしあり病変の位置PCVPDTを強く推奨PDTを推奨モニタリング図2新ガイドラインにおける日本人AMD患者に対するPDT施行アルゴリズム中心窩下CNV,すべての病変タイプ,PCV所見を有する症例,病変最大径1,800μm以下の症例,視力0.10.5がPDTにより適することを表す.———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.25,No.9,20081237(49)不良疾患である16).今後,抗VEGF薬を用いた薬物併用PDTの臨床成績の検討が行われると予想される.RAPが片眼性症例でも3年以内にその他眼に発症する難治性疾患である17)ことを考慮すると,早急に治療方法の確立が望まれる.III特発性脈絡膜新生血管(idiopathicchoroidalneovascularization)特発性CNVは,特定の原因なしに50歳未満の黄斑部網膜下にCNVを生じる疾患である.自然経過は,滲出型AMDと比較し良好とされている18).一方,視力予後は初診時視力,新生血管の位置,大きさ,活動性のいずれとも無関係であり,35歳以上では有意に視力予後不良とする報告もある19).治療に関しては,PDT単独療法では,1年間の経過観察で94%に視力改善が認められ20),有効とされる一方で,PDT後20カ月で,44%の症例に脈絡膜血流の低下,網膜色素上皮の萎縮が起こり,視力低下をひき起こすとの報告21)もあり,PDT単独療法の有効性は議論の余地がある.特に若年の女性でPDT後の網膜色素上皮の障害が起こりやすいとされている22).特発性CNVはンに位置づけられるが,長期経過では再発をきたして視力が低下する症例も少なくないことが知られてきている7).PCVに対しても抗VEGF治療により滲出性変化を抑制することで視力維持効果は期待できることから,今後PDTとの併用療法なども含めて,PCVに対しても抗VEGF抗体の使用頻度が高くなることが予想される.II網膜血管腫状増殖(retinalangiomatousproliferation:RAP)2001年にYannuzziらは,AMDのなかには網膜血管由来の新生血管を有するAMDの一型が存在するという新しい疾患概念を確立し,retinalangiomatousprolifer-ation(RAP)と名づけた8).RAPに対する治療法としてこれまでに,レーザー光凝固9),PDT10),経瞳孔温熱療法11),ステロイド硝子体注入12),手術療法13),あるいはそれらの併用療法の治療結果が報告されている.ステロイド硝子体注入併用PDTでは,1年経過で17症例中35%が視力改善,47%が視力維持したという結果報告がある14).Bevacizumab硝子体内投与は,短期的にその症例の網膜厚を有意に減少させることが報告されている15).しかし,いずれの治療法に対しても抵抗性で予後図3ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)の治療PDT治療前(A,C)A:インドシアニングリーン蛍光眼底造影.ポリープ状病巣を認める.C:光干渉断層計(OCT)所見.漿液性網膜離の中にポリープ状病巣に一致した隆起がある.PDT治療後(B,D)B:インドシアニングリーン蛍光眼底造影.病巣は消退している.D:光干渉断層計(OCT)所見.漿液性網膜離は減退し,明らかなポリープ状病巣を認めない.ABCD———————————————————————-Page41238あたらしい眼科Vol.25,No.9,2008(50)ある場合には本人の自覚に乏しく,発症時期が不明である場合もあるが,CNV周囲の出血が吸収され,色素増殖で覆われた黒色のFuchs斑とよばれる瘢痕期に入っている症例や,CNV周囲にすでに萎縮病巣の形成が始まっている症例では,治療による利益は期待できないと考えられる.おわりに近年,脈絡膜新生血管に対する診断,治療の進歩は目覚しく,PDT,抗VEGF療法,あるいはそれらの併用療法が主流となりつつある.PCVに関してはPDTが,特発性脈絡膜新生血管,近視性脈絡膜新生血管には抗VEGF療法がファーストラインに位置づけられるが,網膜血管腫状増殖については,明らかに有効性を示す治療方法はいまだ確立されていない.欧米での報告にあるように,近い将来には薬物併用PDT療法が主流になると考えられるが,今後プロスペクティブな臨床研究が必要になると思われる.新たな抗VEGF療法の使用が可能になれば,それらの日本人に対する有効性が明らかになると予想される.どの疾患においても,脈絡膜新生血管は,神経網膜,網膜色素上皮に障害を与え,結果的に視力障害をひき起こすので,早期発見,早期治療が,視力改善にとって重要であると考えられる.文献1)MarukoI,IidaT,SaitoMetal:Clinicalcharacteristicsofexudativeage-relatedmaculardegenerationinJapanesepatients.AmJOphthalmol44:15-22,20072)RichRM,RosenfeldPJ,PuliatoCAetal:Short-termsafetyandecacyofintravitrealbevacizumab(Avastin)forneovascularage-relatedmaculardegeneration.Retina26:495-511,20063)ChanWM,LamDS,LaiTYetal:Photodynamictherapywithvertepornforsymptomaticpolypoidalchoroidalvas-culopathy:one-yearresultsofaprospectivecaseseries.Ophthalmology111:1576-1584,20044)GomiF,OhjiM,SayanagiKetal:One-yearoutcomesofphotodynamictherapyinage-relatedmaculardegenera-tionandpolypoidalchoroidalvasculopathyinJapanesepatients.Ophthalmology115:141-146,20085)TanoY;OphthalmicPDTStudyGroup:GuidelinesforPDTinJapan.Ophthalmology115:585,20086)GomiF,SawaM,SakaguchiHetal:Ecacyofintravit-炎症との関連も示唆されており,ステロイドの内服治療23)や,トリアムシノロンのTenon下投与の有効性も報告され24),またステロイド併用PDTも行われるようになり,視力維持あるいは視力改善が認められている25).一方,筆者らは,ステロイド療法で効果が少なかった症例に対してbevacizumabを投与したところ,新生血管の線維化と視力の改善が得られたことを報告しており26),最近ではやはり抗VEGF療法が特発性CNVに対しても第一選択となることが多いようである27).特発性CNVは病変サイズが限局していることが多く,病勢もいったん収まると,瘢痕化する傾向が強い.このような特徴をもつ特発性CNVに対して,持続性に欠けるが効果の高い抗VEGF療法は適していると筆者らは考えている.ただし,この疾患が若年者に発症することを考慮すると,薬物に対する副作用についての検討も必要である28).IV近視性脈絡膜新生血管近視性CNVは,強度近視患者において高度視力障害の原因となる.近視性CNVに対するPDTの有効性を検討したVIPstudy29)では,プラセボ群に比較してPDT治療群で1年後の視力低下が有意に少ないことが示された.日本人の近視性CNVにおいても視力予後の改善が可能であることを示した報告もある30)が,退縮したCNV周囲に大きな萎縮病巣を形成する症例もあり,抗VEGF療法が使用可能な現在では,近視性CNVに対するPDTは長期的に副作用のほうが大きいと考える.筆者らを含め,近視性CNVに対するbevacizumabの有効性があることが確認されており31,32),現時点ではbevacizumab硝子体内投与が第一選択と考えている.近視性CNVは滲出型AMDのCNVと異なり,CNVサイズが小さいことが多く,bevacizumab投与によりCNVが縮小し,視力改善が得られやすい.ただし,眼軸延長に伴う機械的伸展により網膜色素上皮・Bruch膜の損傷を基礎にもっている症例が多く,そのため再発もしばしばみられるので,長期にわたり定期的な経過観察が必要である.Bevacizumab投与に反応しない症例もみられるが,それらの多くはすでに瘢痕期に入っている症例と推定される.網膜脈絡膜萎縮があり視力が不良で———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.25,No.9,20081239(51)namictherapyinsubfovealandjuxtafovealidiopathicandpostinammatorychoroidalneovascularization.ActaOph-thalmolScand84:743-748,200622)PostelmansL,PasteelsB,CoqueletPetal:Severepig-mentepithelialalterationsinthetreatmentareafollowingphotodynamictherapyforclassicchoroidalneovasculariza-tioninyoungfemales.AmJOphthalmol138:803-808,200423)FlaxelCJ,OwensSL,MulhollandBetal:Theuseofcor-ticosteroidsforchoroidalneovascularizationinyoungpatients.Eye12:266-272,199824)OkadaAA,WakabayashiT,KojimaEetal:Trans-Ten-on’sretrobulbartriamcinoloneinfusionforsmallchoroidalneovascularization.BrJOphthalmol88:1097-1098,200425)ChanWM,LaiTY,LauTTetal:Combinedphotodynam-ictherapyandintravitrealtriamcinoloneforchoroidalneo-vascularizationsecondarytopunctateinnerchoroidopathyorofidiopathicorigin:one-yearresultsofaprospectiveseries.Retina28:71-80,200826)GomiF,NishidaK,OshimaYetal:Intravitrealbevaci-zumabforidiopathicchoroidalneovascularizationafterpreviousinjectionwithposteriorsubtenontriamcinolone.AmJOphthalmol143:507-510,200727)ChangLK,SpaideRF,BrueCetal:Bevacizumabtreat-mentforsubfovealchoroidalneovascularizationfromcausesotherthanage-relatedmaculardegeneration.ArchOphthalmol126:941-945,200828)ShimaC,SakaguchiH,GomiFetal:Complicationsinpatientsafterintravitrealinjectionofbevacizumab.ActaOphthalmol86:372-376,200829)BlinderKJ,BlumenkranzMS,BresslerNMetal:Verteporntherapyofsubfovealchoroidalneovasculariza-tioninpathologicmyopia:2-yearresultsofarandomizedclinicaltrial─VIPreportno.3.Ophthalmology110:667-673,200330)HayashiK,Ohno-MatsuiK,TeramukaiSetal:Photody-namictherapywithvertepornforchoroidalneovasculari-zationofpathologicmyopiainJapanesepatients:compar-isonwithnontreatedcontrols.AmJOphthalmol145:518-526,200831)SakaguchiH,IkunoY,GomiFetal:Intravitrealinjectionofbevacizumabforchoroidalneovascularizationassociatedwithpathologicalmyopia.BrJOphthalmol91:161-165,200732)ChanWM,LaiTY,LiuDTetal:Intravitrealbevacizum-ab(Avastin)formyopicchoroidalneovascularization:six-monthresultsofaprospectivepilotstudy.Ophthal-mology114:2190-2196,2007realbevacizumabforpolypoidalchoroidalvasculopathy.BrJOphthalmol92:70-73,20087)WakabayashiT,GomiF,SawaMetal:Markedvascularchangesofpolypoidalchoroidalvasculopathyafterphoto-dynamictherapy.BrJOphthalmol92:936-940,20088)YannuzziLA,NegraoS,IidaTetal:Retinalangiomatousproliferationinage-relatedmaculardegeneration.Retina21:416-434,20019)JohnsonTM,GlaserBM:Focallaserablationofretinalangiomatousproliferation.Retina26:765-772,200610)BosciaF,ParodiMB,FurinoCetal:Photodynamicthera-pywithvertepornforretinalangiomatousproliferation.GraefesArchClinExpOphthalmol244:1224-1232,200611)KuroiwaS,AraiJ,GaunSetal:Rapidlyprogressivescarformationaftertranspupillarythermotherapyinretinalangiomatousproliferation.Retina23:417-420,200312)NicoloM,GhiglioneD,LaiSetal:Retinalangiomatousproliferationtreatedbyintravitrealtriamcinoloneandpho-todynamictherapywithverteporn.GraefesArchClinExpOphthalmol244:1336-1338,200613)SakimotoS,GomiF,SakaguchiHetal:Recurrentretinalangiomatousproliferationaftersurgicalablation.AmJOphthalmol139:917-918,200514)vandeMoereA,KakR,SandhuSSetal:Anatomicalandvisualoutcomeofretinalangiomatousproliferationtreatedwithphotodynamictherapyandintravitrealtriam-cinolone.AmJOphthalmol143:701-704,200715)GhaziNG,KnapeRM,KirkTQetal:Intravitrealbevaci-zumab(avastin)treatmentofretinalangiomatousprolifer-ation.Retina28:689-695,200816)BottoniF,MassacesiA,CigadaMetal:Treatmentofretinalangiomatousproliferationinage-relatedmaculardegeneration:aseriesof104casesofretinalangiomatousproliferation.ArchOphthalmol123:1644-1650,200517)GrossNE,AizmanA,BruckerAetal:Natureandriskofneovascularizationinthefelloweyeofpatientswithuni-lateralretinalangiomatousproliferation.Retina25:713-718,200518)HoAC,YannuzziLA,PisicanoKetal:Thenaturalhisto-ryofidiopathicsubfovealchoroidalneovascularization.Ophthalmology102:782-789,199519)清水早穂,春山美穂,湯澤美都子:特発性脈絡膜新生血管黄斑症の自然経過.臨眼58:1689-1693,200420)ChanWM,LamDS,WongTHetal:Photodynamicthera-pywithvertepornforsubfovealidiopathicchoroidalneo-vascularization:one-yearresultsfromaprospectivecaseseries.Ophthalmology110:2395-2402,200321)Ruiz-MorenoJM,MonteroJA,AriasLetal:Photody-