———————————————————————-Page10910-1810/08/\100/頁/JCLS善した.欧米における代表的なAMDの多施設前向き研究はTreatmentofAge-RelatedMacularDegenerationPhotodynamicTherapy(TAP)Studyであるが,TAPStudyと比較すると,classicCNVが経過中に悪化した割合は,TAPStudyで43%であったのに対しJATStudyでは19%と少なく,さらに,occultCNVが悪化した割合はTAPStudyで66%であったのに対しJATStudyでは14%と少なかった.視力改善率もTAPStudyに比較しJATStudyでは良好であった.2008年にはJATStudyの追跡調査として治療後2年の結果が報告された2).JATStudyで1年の経過を完全に追えたのは61例で,そのうち51例が追跡調査に参加し,2年間の観察を完全に行いえたのは46例であった.その結果,視力はベースラインの視力である50.8文字から治療後2年で54.0文字に改善し,全体の70%の症例で視力は不変あるいは改善した.II日本版眼科PDTガイドライン3)1.PDTガイドラインの重要性JATStudyでは,検討症例数は64例と限られた例数であり,主としてpredominantlyclassicCNVを対象として検討が行われた.一方,JATStudyとTAPStudyの結果を比較するとPDTの効果は日本と欧米で異なることが示され,欧米の報告がすべて日本人に適応されるわけではないことがわかった.そこで,日本人におけるpredominantlyclassic以外のタイプの新生血管に対すはじめに日本における滲出型加齢黄斑変性(滲出型AMD)に対する光線力学的療法(PDT)の最初の評価がJATStudy(JapaneseAge-RelatedMacularDegenerationTrialStudy)1)によって行われ,2004年に本治療が認可されてから約4年が経過した.この間,本治療を行う施設は増加し,平成20年において,230の施設が約32,500人の症例に対して行っている.ベルテポルフィン(ビスダインR)を用いるPDTは,病態によってPDT単独かつ1回の照射で劇的な効果を示すが,なかには複数回の施行にかかわらず脈絡膜新生血管が加速度的に増大していく症例もある.最近ではPDTと種々の薬物を組み合わせた併用療法も行われ,さらにPDTの可能性が期待されつつある.本稿ではPDTの現状と可能性について述べる.IJapaneseAgeRelatedMacularDegenerationTrial(JAT)StudyAMDを対象とする臨床試験で,わが国における代表的な多施設前向き研究である.本研究はPDTの承認を得る目的で行われ,5施設からの64症例が対象とされた.観察された症例は50歳以上,視力20/4020/200,中心窩下の脈絡膜新生血管(CNV)でclassicCNVを有し,最大直径が5,400μm以下の症例である.PDT施行後1年の経過観察の結果,平均視力は治療前に50.8文字であったのが治療1年後には53.8文字と改(35)1223DaiiroTsuchiyaTeioamamoto学学学学9909585222学学学学特集●加齢黄斑変性あたらしい眼科25(9):12231229,2008加齢黄斑変性の治療(1)光線力学的療法TreatmentofAge-RelatedMacularDegeneration─(1)PhotodynamicTherapy土谷大仁朗*山本禎子*———————————————————————-Page21224あたらしい眼科Vol.25,No.9,2008(36)た.これらの結果から,本ガイドラインでは,PDTは病変の大きさにかかわらず適応になるとされている.しかし,大きな病変では網膜下あるいは網膜色素上皮下に線維性結合組織や出血などが存在することが多く,このためPDT後に線維性結合組織の収縮やこれに伴う網膜色素上皮裂孔などが生じる可能性が高い.したがって,病変が大きい症例では治療後の視力低下の可能性を十分に説明したうえでPDTを行うことが望ましいとされている.d.ベースラインの視力治療前の視力が0.5以下の症例では,治療後12カ月の時点で視力は改善あるいは維持されていたが,ベースラインの視力が0.5を超える症例では平均視力が有意に悪化した.PDTによって生じる網膜浮腫や出血が視力低下のおもな原因と考えられるが,治療前の視力が低ければ合併症が生じても視力低下の影響は少ない.これに対して視力良好例では合併症により著しく視力が低下する可能性が高いので,PDTの適応は十分慎重に考慮することが必要であるとされている.e.安全性(表1)PDTの合併症は,JATStudyでは,視力低下22%,硝子体出血は0%であったが,眼科PDT研究会の報告3)では,視力低下4.9%,網膜下出血4.5%,硝子体出血るPDTの効果および適応の是非を含めたより詳細なPDTの検討が望まれた.そこで,眼科PDT研究会が主導となり国内の13施設における症例(469例471眼)を対象として,PDTの効果についてさらに詳細な検討が行われた.加えて,本研究による検討結果をもとに日本におけるPDTのガイドラインが策定された.現在,本ガイドラインは臨床現場におけるPDTの指導手引となっている.2.検討結果a.CNVの病型本研究ではpredominantlyclassicCNV以外の病型,すなわちminimallyclassicCNV,occultwithnoclas-sicCNVも含めた3病型について検討が行われた.その結果,これらのすべての病型において12カ月間を通して視力は維持された.一方,TAPStudyでは,PDTはpredominantlyclassicCNVでおいてのみ視力低下が有意に抑制されたが,minimallyclassicCNVやoccultwithnoclassicCNVではその効果が認められなかった.日本と欧米でPDTの効果が異なる理由は,日本ではminimallyclassicやoccultwithnoclassicと分類されている症例のなかにPDTが有効とされるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)が欧米に比較して多く含まれている可能性が考えられている.本研究でもPCVを伴う症例ではPCVを伴わない症例に比較して有意に視力が改善したことから,PCVを有する症例ではPDTが強く推奨されている.これらをまとめると,日本人ではすべての病型の新生血管にPDTが適応となり,特に,PCV病変を有する症例ではその効果が大きく期待されると考えられる.b.年齢高齢者ではPDTを行っても視力は維持されるのみにとどまったが,60歳を下回る若年者ではPDTにより視力の改善がみられた.c.病変の大きさGLD(病変部最大直径)が1,800μm以下の症例では治療後12カ月で有意に視力が改善した.しかし,GLDが1,800μmより大きいもの,なかでもGLDが5,400μmを超える症例でもPDTによる視力維持効果が認められ表1PDTで観察された副作用(1)眼局所(471眼)副作用発生頻度視力低下23(4.9%)網膜下出血21(4.5%)網膜出血7(1.5%)硝子体出血6(1.3%)網膜離3(0.6%)網膜色素上皮離1(0.2%)その他5(1.1%)合計45(9.6%)(2)全身(469例)背部痛9(1.9%)頭痛4(0.9%)その他13(2.8%)合計23(4.9%)(文献3より改変)———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.25,No.9,20081225(37)は23%3)38%5)とされている.さらに,PCVはPDTによる治療効果が良好とされており,PDT後に視力改善が得られたものが39%6),または,ベースラインの視力の維持および改善の割合が79%7)と報告され,短期的にはその結果はきわめて良好である.しかし,最近,PCVに対するPDTの長期経過が報告され,PDTによって一度は滲出性変化が消失してもその後にPCVの再発や出血が少なからずみられることがわかってきた.PDT治療後1年以上経過を観察した場合,ポリープ状病変や滲出性変化の再発は3367%68)とされている.また,PDTを行っても異常血管網の大きさは縮小しないことが報告されており,ポリープ状病変の再発は異常血管網の周辺側に生じることが多いとされている7).しかしながら,視力予後は,PCVの再発のためにPDTを反復して行っても,PDT治療後24カ月で77%の症例が1.3%にみられている.これは,JATStudyにおける観察対象がすべてclassicCNVを有する症例であるのに対し,眼科PDT研究会での観察対象ではoccultwithnoclassicCNVを37.8%も有しているので,出血しやすいPCV症例が多く含まれている可能性が考えられる.いずれにしても,PDTは硝子体出血をひき起こすような高度な網膜下出血も生じる可能性があるので,治療前の十分な合併症の説明は重要である.全身では,眼科PDT研究会より背部痛や頭痛などの副作用が4.9%にみられたことが報告されている.IIIPDTの問題点と最近の話題a.PCVとPDTPCVは欧米人に比較してアジア人に多くみられることが指摘されており4),わが国の報告でもPCVの割合図1aPDT治療前の眼底所見上:色素上皮離の多発,網膜出血などが混在し,病変の範囲は大きい.下左:FA.下右:IA.PDTはポリープ状病巣に対して行われた.図1bPDTの治療後上:色素上皮離や網膜下出血は消失した.下左:FA.下右:IA:ポリープ状病巣は消失した.———————————————————————-Page41226あたらしい眼科Vol.25,No.9,2008(38)の大きい症例にインドシアニングリーン蛍光眼底造影検査(IA)を行うと,異常血管網やポリープ状血管などのPCVの構成成分をすべて含んでもFAによる病変の大きさよりはるかに小さい場合がある.このような症例に対しては,IA上でPCVの異常血管網やポリープ状血管などの病変を同定し,この範囲のみに照射を行うIA-guidedPDTが報告された9,10).PCV例では,1型や2型のCNVを合併しなければIA-guidedPDTの適応となる症例が多いが,注意すべき点は,網膜あるいは網膜色素上皮下に出血がある場合にはPCV病巣の一部が出血によって被い隠され,照射が完全にできない場合がある.c.PDT後の出血PDT後の急激な視力低下の原因には種々の病因があるが,最も頻度が多いものがPDT後の網膜下出血(図は視力が不変もしくは改善したことが報告されている7).以上より,PCVは再発しても長期的には全経過を通してPDTが有効であり,今後もPCVの治療の第一選択がPDTであることは変わらないであろう.b.病変の範囲と照射野広範囲の網膜下出血や大きな色素上皮離を生じやすいPCVなどでは,フルオレセイン蛍光眼底造影検査(FA)上で病変が広範囲に及んでおり,FA上の病変の大きさからPDTの大きさを決定しようとすると(FA-guidedPDT)非常に広い範囲のPDTの照射が必要になることがある(図1).大きい照射野を要する症例ではPDTの効果が得られにくい1)ばかりか,広範囲のPDT照射は,脈絡膜血管の閉塞や血管内皮増殖因子(VEGF)などを活性化する可能性がある.そこで,FA上で病変図2aPCV症例のPDT治療前左:眼底写真.中心窩下に橙赤色隆起状病変,出血性色素上皮離,軽度の漿液性離と網膜下出血を認める.中:FA.ニボーを形成した出血性色素上皮離.右:IA.ポリープ状病巣.図2bPDT治療後左:眼底写真.網膜下出血の拡大を認める.中:FA.右:IA.ポリープ状病巣の蛍光は減弱している.———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.25,No.9,20081227(39)PDTに種々の薬物を併用することにより,PDTの施行回数を減らす試みがされている.Spaideら14)は,PDTにトリアムシノロンの硝子体内投与を併用し,PDT単独よりも良好な結果が得られることを報告した.その後,トリアムシノロンの硝子体内投与のほかにTenon下投与併用PDTが報告された15).現在わが国では,外来で簡便に行えることからトリアムシノロンのTenon下投与を併用している施設が多い.脈絡膜新生血管に対する抗VEGF薬の有効性についてはこれまでも多くの報告があった16)が,現在,PDTと抗VEGF薬の併用療法17,18)や抗VEGF薬,トリアムシノロン,PDTの3者併用療法も試みられている(図3)19).しかしながら,これらの併用薬がPDTの効果を過剰に作用させ,健常な脈絡膜組織を障害してしまう可能性も指摘されており20),併用療法については今後の注意深い検討が必要であると思われる.2)である.特にPCVで多いとされており,日本は欧米と比較してPCVの比率が多いので網膜下出血の頻度も高いと予想される.眼科PDT研究会の報告では,網膜下出血は4.5%,硝子体出血は1.3%とされている3).また,PCV症例におけるPDT後の網膜下出血の頻度は5%11)30%12)とされ,網膜下出血の症例のうち21.4%は硝子体出血が生じたことが報告されている12).出血の素因としては,大きい病変サイズ12)や拍動がみられるPCV13)などが指摘されているが,抗凝固剤の内服の有無は関連がないとされている1).IVPDTの発展:今後の展望a.薬物併用PDT病変サイズの小さいPCV症例などではPDT単独でも十分な効果が期待できるが,網膜血管腫状増殖(RAP)をはじめとする難治症例ではPDT単独での治療に限界がある.最近ではこのような難治症例に対しては,図3トリアムシノロン,抗VEGF薬,PDTの3者併用療法上段:すでにPDT単独療法を1回,トリアムシノロンとPDTの併用療法を1回行われているclassicCNV症例.下段:トリアムシノロン,抗VEGF薬,PDTの3者併用療法を行いCNVは退縮したが,IA所見で脈絡膜毛細管板の障害による低蛍光が認められる.———————————————————————-Page61228あたらしい眼科Vol.25,No.9,2008(40)適の効果を得るためには,PDTの照射エネルギーを症例や治療法に合わせて調節することが理想的であるが,実際には各症例で病態も治療の組み合わせも千差万別なので,テーラーメードのPDT治療は考えるほど簡単なものではないように思われる.今後のさらなる検討が期待される.文献1)JapaneseAge-RelatedMacularDegenerationTrial(JAT)StudyGroup:Japaneseage-relatedmaculardegenerationtrial:1-yearresultsofphotodynamictherapywithverteporninJapanesepatientswithsubfovealchoroidalneovascularizationsecondarytoage-relatedmaculardegeneration.AmJOphthalmol136:1049-1061,20032)JapaneseAge-RelatedMacularDegenerationTrial(JAT)StudyGroup,OhjiM:PhotodynamictherapywithverteporninJapanesepatientswithsubfovealchoroidalneovascularizationsecondarytoage-relatedmaculardegeneration(AMD):ResultsoftheJapaneseAMDTrial(JAT)extension.JpnJOphthalmol52:99-107.Epub2008Apr30,20083)TanoY;OphthalmicPDTStudyGroup:GuidelinesforPDTinJapan.Ophthalmology115:585-585.e6,20084)WenF,ChenC,WuDetal:Polypoidalchoroidalvascul-opathyinelderlyChinesepatients.GraefesArchClinExpOphthalmol242:625-629,20045)ShoK,TakahashiK,YamadaHetal:Polypoidalchoroi-dalvasculopathy:incidence,demographicfeatures,andclinicalcharacteristics.ArchOphthalmol121:1392-1396,20036)WakabayashiT,GomiF,SawaMetal:Markedvascularchangesofpolypoidalchoroidalvasculopathyafterphoto-dynamictherapy.BrJOphthalmol92:936-940,20087)AkazaE,MoriR,YuzawaM:Long-termresultsofpho-todynamictherapyofpolypoidalchoroidalvasculopathy.Retina28:717-722,20088)SilvaRM,FigueiraJ,CachuloMLetal:Polypoidalchoroi-dalvasculopathyandphotodynamictherapywithverteporn.GraefesArchClinExpOphthalmol243:973-979.Epub2005Oct20,20059)OtaniA,SasaharaM,YodoiYetal:Indocyaninegreenangiography:guidedphotodynamictherapyforpolypoidalchoroidalvasculopathy.AmJOphthalmol144:7-14.Epub,200710)EandiCM,OberMD,FreundKBetal:Selectivephoto-dynamictherapyforneovascularage-relatedmaculardegenerationwithpolypoidalchoroidalneovascularization.Retina27:825-831,200711)ChanWM,LamDS,LaiTYetal:Photodynamictherapywithvertepornforsymptomaticpolypoidalchoroidalvas-b.中心窩下2型新生血管に対するPDTTAPStudyはpredominantlyclassicCNVに対する有効性を示した代表的な研究であるが,近年,中心窩下の2型新生血管に対するPDTの視力改善効果に疑問がもたれている21).中心窩下の2型新生血管ではPDTの治療後に新生血管が線維化し,新生血管に接する網膜には胞形成や萎縮がみられ,最終的には治療前より視力が低下する症例も少なくない(図4).そこで,最近ではPDTを行わずに抗VEGF薬で治療する試みがされている.しかしながら,抗VEGF薬でも新生血管の高度な線維化および収縮が生じうるので,視力維持および改善効果については今後の検討が望まれる.c.Reduceduencephotodynamictherapy現在行われているスタンダードなPDTの照射条件は,波長689±3nm,出力は600nW/cm2,光照射エネルギー量は50J/cm2,照射時間83秒とあらかじめ設定されており,原則としてその条件を変えることはできないが,最近,低い照射量でPDTを行う試みがされている22).現在の照射条件はあくまでもPDT単独治療の条件で設定されたので,PDTに種々の薬剤を併用する場合はPDTの全照射エネルギーを調節することでPDTの過剰作用などを避けることができるかもしれない.最図4ClassicCNV症例上段:PDT前.視力0.1.下段:PDT後にCNVは強く線維化し,視力は0.02と低下した.———————————————————————-Page7あたらしい眼科Vol.25,No.9,20081229culopathy:one-yearresultsofaprospectivecaseseries.Ophthalmology111:1576-1584,200412)HiramiY,TsujikawaA,OtaniAetal:Hemorrhagiccom-plicationsafterphotodynamictherapyforpolypoidalchor-oidalvasculopathy.Retina27:335-341,200713)赤座英里子,松本容子,湯沢美都子:ポリープ状脈絡膜血管症にみとめられる病巣の拍動と予後.日眼会誌110:288-292,200614)SpaideRF,SorensonJ,MarananL:Combinedphotody-namictherapywithvertepornandintravitrealtriamcino-loneacetonideforchoroidalneovascularization.Ophthal-mology110:1517-1525,200315)VandeMoereA,SandhuSS,KakRetal:Eectofposte-riorjuxtascleraltriamcinoloneacetonideonchoroidalneo-vasculargrowthafterphotodynamictherapywithverte-porn.Ophthalmology112:1896-1903,200516)RosenfeldPJ,SchwartzSD,BlumenkranzMSetal:Maxi-mumtolerateddoseofahumanizedanti-vascularendothelialgrowthfactorantibodyfragmentfortreatingneovascularage-relatedmaculardegeneration.Ophthal-mology112:1048-1053,200517)KimIK,HusainD,MichaudNetal:EectofintravitrealinjectionofranibizumabincombinationwithvertepornPDTonnormalprimateretinaandchoroid.InvestOph-thalmolVisSci47:357-363,200618)YoganathanP,DeramoVA,LaiJCetal:Visualimprove-mentfollowingintravitrealbevacizumab(Avastin)inexu-dativeage-relatedmaculardegeneration.Retina26:994-998,200619)AugustinAJ,PulsS,OermannI:Tripletherapyforchoroidalneovascularizationduetoage-relatedmaculardegeneration:vertepornPDT,bevacizumab,anddexam-ethasone.Retina27:133-140,200720)RouvasAA,PapakostasTD,LadasIDetal:Enlargementofthehypouorescentpostphotodynamictherapytreat-mentspotafteracombinationofphotodynamictherapywithanintravitrealinjectionofbevacizumabforretinalangiomatousproliferation.GraefesArchClinExpOphthal-mol246:315-318,200821)DoyleE,KhanwalaM,ShahSPetal:One-yearresultsofphotodynamictherapyforsmallpredominantlyclassicchoroidalneovascularmembranessecondarytoage-relat-edmaculardegeneration.EurJOphthalmol17:760-767,200722)SinghCN,SapersteinDA:Combinationtreatmentwithreduced-uencephotodynamictherapyandintravitrealinjectionoftriamcinoloneforsubfovealchoroidalneovas-cularizationinmaculardegeneration.Retina28:789-793,2008(41)