———————————————————————-Page10910-1810/07/\100/頁/JCLS対象患者は全国の糖尿病専門施設59カ所に通院する2型糖尿病患者2,205名である(前増殖性以上の網膜症や心血管疾患など進行した合併症をもつ患者は除外された).対象患者は,表1に示すように,都市部病院の発症後10年くらいの典型的な2型糖尿病患者と考えられる.これらの患者の血糖・血圧・血清脂質・合併症など多くの項について,毎年調査が続けられ,特に合併症については,あらかじめ定められた診断基準により専門委員が発症の判定をしている.網膜症については,山下により作成された本研究専用の重症度ステージ分類とエンドポイントの定義(表2)を用いて解析されている.III糖尿病網膜症の有病率糖尿病患者のうち網膜症を有する者の割合(すなわちIわが国における糖尿病とその合併症代表的な生活習慣病である2型糖尿病の患者数は,社会の高齢化と生活習慣の欧米化により,戦後一貫して増え続けてきた.その結果,現在わが国は世界第5位の患者数を擁する糖尿病大国となっている1).これに伴い糖尿病合併症も増加しており,国民の健康と生活の質に深刻な影響を与えている.たとえば,透析療法導入ならびに成人失明の原因疾患のそれぞれ第1位,第2位は糖尿病によるものである.欧米2,3)および日本4)のこれまでの臨床研究では,2型糖尿病患者の血糖コントロールや血圧を改善させると,糖尿病細小血管(毛細血管)合併症が抑制できることが示されてきた.しかし日本人を含むアジア人糖尿病患者を対象にした研究は,断面調査も前向き研究も大規模なものはまだ多くない.IIJDCSの概要1996年にわが国で始められたJapanDiabetesCom-plicationsStudy(JDCS)5,6)は2型糖尿病の多施設大規模介入研究としては,欧米以外では初めてのもので,現在も継続中である.本研究は,生活習慣介入の長期効果を検討する介入研究であると同時に,登録者全体の合併症や診療の実態についても前向きに追跡している.(9)????*1,2HirohitoSone:お茶の水女子大学人間文化創成科学研究院生活習慣病医科学*2NobuhiroYamada:筑波大学医学群内分泌代謝・糖尿病内科*3HidetoshiYamashita:山形大学医学部情報構造統御学講座視覚病態学分野〔別刷請求先〕曽根博仁:〒112-8610東京都文京区大塚2-1-1総合研究棟612お茶の水女子大学人間文化創成科学研究院生活習慣病医科学特集●糖尿病網膜症:一次予防,二次予防,三次予防の戦略あたらしい眼科24(10):1281~1285,2007糖尿病網膜症一次および二次予防のエビデンス─他の合併症との関連ならびにJDCS中間報告から─?????????????????????????????????????????????????????????????????????:???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????(????)曽根博仁*1,2山田信博*2山下英俊*3表1JDCS登録患者の背景(平均値)年齢(歳)59糖尿病罹患期間(年)11Bodymassindex(BMI)(kg/m2)23.1血圧(mmHg)132/77空腹時血糖(mg/d?)158HbA1C(%)7.7総コレステロール(mg/d?)201トリグリセリド(mg/d?)125———————————————————————-Page2????あたらしい眼科Vol.24,No.10,2007有病率)については,地域・患者背景・診断基準・診断精度にもよるが,欧米では,2型糖尿病患者の大体3割前後とする報告が多い7).その割合は白人と黒人とで大差がないことも示されている8).わが国においては,1990年に行われた糖尿病患者約2,000人の多施設断面調査9)によると,糖尿病患者の38%に網膜症がみられ,10%では増殖網膜症であった.糖尿病罹患期間10~14年では,網膜症は1型糖尿病患者の79%(29%は増殖網膜症),2型糖尿病患者の44%(11%は増殖網膜症)にみられた.また1997年に実施された全国の糖尿病患者約13,000人の断面調査10,11)によると,1型糖尿病患者の29%,2型糖尿病患者の23%に網膜症がみられた.したがって2型糖尿病患者のうち網膜症を有する者の割合は,日本でも欧米同様,3割前後とみられる.IV糖尿病網膜症の発症率および進展増悪率一方,糖尿病患者において網膜症がどのくらいの頻度で発生しているか(すなわち発症率)については,英国のUnitedKingdomProspectiveDiabetesStudy(UKPDS)12)において,網膜症をもたない2型糖尿病患者のうち22%に,6年間で網膜症が新たに発生したことが報告されている.日本においては,1960~1979年に初診した2型糖尿病患者のうち網膜症のなかった976人(平均年齢52歳,平均糖尿病罹病期間3年)を,平均8.3年間追跡したSasakiらの前向き調査13)があるが,1,000人年当たりの網膜症の発症率は39.8(年率約4%)であった.JDCSは登録時に網膜症がない者および単純網膜症の者を登録し,前者を対象に網膜症の新規発症率を,後者を対象に進展増悪率をそれぞれ検討してきた14).これまでの中間結果では,毎年,網膜症のない患者の3.4%に網膜症が発症していた.これは,前記のSasakiらの報告13)の年約4%に比較的近い.対象患者の平均糖尿病罹患期間はJDCSのほうがかなり長いので直接比較はむずかしいが,糖尿病診療の進歩にもかかわらず,この約20年間に網膜症発症率は大きく低下したようにはみえない.また,もともと単純網膜症を有していた患者の1.3%に前増殖性以上への網膜症の進展増悪が認められた.発症率と比較すると,進展増悪率のデータは少ないため貴重なデータである.V糖尿病網膜症のリスクファクターどのような因子をもつ患者で網膜症が発症または増悪しやすいか(すなわちリスクファクター)に関しても多くの検討が重ねられてきた15).それらを総合すると,糖尿病罹病期間以外では,血糖コントロールが最も強いリスクファクターであり,ついで血圧が有意なリスクファクターであるとする報告が多い.血糖コントロール16~19)と血圧コントロール20,21)については,それらを改善させた際の予防効果(介入効果)も証明されている.また,もとの網膜症病変が進行しているほど,その後の進展増悪の頻度も高いことが,WESDR(WisconsinEpidemiologicStudyofDiabeticRetinopathy)21)などで(10)表2JDCSの網膜症重症度ステージ分類(山下)各ステージの所見が一つでもあれば当該ステージに分類する.重症度ステージ眼底検査所見蛍光眼底検査による所見ステージ0網膜症の所見なしステージ1点状出血*斑状出血硬性白斑ステージ2軟性白斑網膜毛細血管床閉塞領域(NP)が眼底の2象限以内に分布**ステージ3IRMA***IRMA***静脈変形****静脈変形****NPが眼底の3象限以上に広がる*ステージ4新生血管新生血管網膜前増殖組織硝子体出血網膜?離通常の眼底検査によりステージ2へと進行した際に蛍光眼底検査を施行することとする.*:毛細血管瘤(microaneurysm)は眼底検査で検出するのは難しいので点状出血のみを基準ととることとする.**:視神経乳頭を中心に眼底を4象限に分けて,NPの分布している範囲を調べる.***:網膜内細小血管異常(intraretinalmicrovascularabnor-malities).****:静脈変形は静脈の径不同,ビーズ状変形(venousbead-ing),ループ状変形(venousloop),二重化(duplica-tion)など正常の所見から変形している状態をさす.———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.24,No.10,2007????示されている.その他の因子,たとえば喫煙,性別,アルコール,血中コレステロール値,腎症の合併などについては報告ごとに結果が一定せず,さらなる検討が必要である.JDCSにおける網膜症発症のリスクファクターをCoxの比例ハザードモデルにより解析すると,開始後6年の中間データでは糖尿病罹患期間,HbA1C(ヘモグロビンA1C),収縮期血圧が有意となった.一方,網膜症進展の有意なリスクファクターはHbA1Cであった.そのHbA1Cで層別化した際のリスクを算出すると,HbA1Cが7%未満の患者と比較して,HbA1Cが7~8%の層の網膜症発症のリスクは2倍,8~10%の層では約3.5倍,10%以上の層では7.6倍にも上ることが明らかになった.同時に,血圧も有意なリスクファクターであることが明らかになった14).開始後5年間の網膜症発症率を,開始時HbA1C別に図1に示した.これをみるとHbA1Cが9%以上であった層では,その後4年間に3割以上に網膜症が発症していることがわかる.一方,HbA1Cが7%未満でも網膜症発症は完全には抑制されておらず,網膜症発症予防のためには非常に厳格な血糖コントロールが必要であることを示している.VI他の糖尿病合併症と網膜症の関連網膜症はそれ自体が視力低下の原因となり,糖尿病患者のQOL(qualityoflife)を大幅に低下させる重大な合併症であるが,他の合併症の予測因子としてもとらえる必要がある.たとえば,最近のフィンランドの2型糖尿病患者における報告22)では,増殖網膜症をもつ患者は男女とも,網膜症のない患者の3.4倍も心血管死亡のリスクが高いことが示されている.さらに女性患者では,単純網膜症も有意な予測因子であることが示されている.AtheroscleroticRiskinCommunitiesStudyでも,糖尿病網膜症をもつ患者はもたない患者と比較して,虚血性脳卒中のリスクを2.3倍高まることが示されている23)(図2).JDCSにおいては,糖尿病早期腎症のマーカーである尿中アルブミン量が,網膜症のリスクファクターでもあることが示されており,網膜症と腎症との関連も示唆されている.おわりに中途失明の原因疾患第1位の座を緑内障に譲ったとは言え,糖尿病網膜症が患者ならびに社会に与える損失は非常に大きい.JDCSのような日本人の臨床データに基づくリスクファクターの検討が進むにつれて,他の合併症と同様,網膜症の予防にも,血糖や血圧などのリスクファクターのコントロールが必須であることが改めて確(11)図1JDCSにおける開始時HbA1Cレベル別の網膜症累積発症率(Kaplan-Meier解析)1.00.80.6網膜症未発症者率(%)001234開始時からの経過年数(年):HbA1C:7.0%未満:HbA1C:7.0%以上9.0%未満:HbA1C:9.0%以上図2AtheroscleroticRiskinCommunitiesStudyにおける,糖尿病網膜症の有無別の虚血性脳卒中の発生状況(文献23より)1.000.980.960.940.920.900.88脳卒中未発症者率(%)01,0002,0003,0004,000追跡日数(日):なし:あり糖尿病網膜症———————————————————————-Page4????あたらしい眼科Vol.24,No.10,2007認されてきた.網膜症に限らず,糖尿病合併症は無症状で進行するため患者の危機感が乏しく,診療上困難をきたすことも多いが,このような大規模臨床研究のエビデンスを患者指導に活かして,視力予後の改善に結びつけることが期待される.謝辞:本研究の統計解析は,東京大学大学院生物統計学/疫学教室の大橋靖雄教授・田中佐智子先生(現:国立がんセンターがん予防・検診研究センター情報研究部)が担当されています.また本研究は,下記糖尿病専門施設の共同研究であり,ご参加いただいている多くの先生方・関係者・患者さんのご尽力に深謝いたします.?JDCSグループ?主任研究者:山田信博(筑波大学)評価委員:赤沼安夫(朝日生命糖尿病研究所)分担協力研究者:衛藤雅昭,伊藤博史,網頭慶太(旭川医科大学),赤沼安夫,菊池方利,野田光彦(朝日生命成人病研究所),福本泰明,鷲見誠一(医療法人ガラシア病院),清水靖久,小杉圭右(大阪警察病院),星充,渡會隆夫(大阪厚生年金病院),竹村芳,難波光義,宮川潤一郎,山崎義光(大阪大学),阿部隆三(太田記念病院),清野弘明(太田西ノ内病院),石田俊彦(香川医科大学医学部),藤田芳邦,矢島義忠(北里大学医学部),名和田新(九州大学大学院医学研究院),中埜幸治,中村直登(京都府立医科大学医学部),岸川秀樹,豊永哲至(熊本大学),野中共平,牧田善二,山田研太郎(久留米大学医学部),武井泉(慶應義塾大学医学部),貴田岡正史(公立昭和病院),今泉昌利,東堂龍平(国立大阪病院),山田研一(国立佐倉病院),原納優,吉政康直(国立循環器病センター),野上哲史,西山敏彦(済生会熊本病院),松岡健平(済生会糖尿病臨床研究センター),梅津啓孝,仲野淳子(済生会福島総合病院),片山茂裕(埼玉医科大学),柏木厚典(滋賀医科大学),吉村幸雄(四国大学),井上達秀(静岡県立総合病院),石橋俊(自治医科大学),川上正舒(自治医科大学大宮医療センター),河盛隆造(順天堂大学医学部),大森安恵,河原玲子,佐藤麻子(東京女子医科大学),北田俊雄,渡部良一郎(竹田綜合病院),宮川高一(立川相互病院),高橋和男,金塚東,橋本尚武,齋藤康(千葉大学医学部),曽根博仁,山下亀次郎(筑波大学),坂本美一,茂久田修(帝京大学市原病院),田中明(東京医科歯科大学),佐々木敬(東京慈恵会医科大学),門脇孝,大須賀淳一,水野佐智子,藤井仁美,飯室聡,大橋靖雄(東京大学),藤田美明(東京都老人研究所),井藤英喜(東京都多摩老人医療センター),白井厚治(東邦大学附属佐倉病院),高橋和眞(東北大学大学院医学系研究科),村勢敏郎,小田原雅人(虎の門病院),小林正(富山医科薬科大学),長瀧重信,赤澤昭一,川崎英二(長崎大学医学部附属病院),堀田饒,中村二郎(名古屋大学医学部),及川眞一(日本医科大学),林洋一(日本大学医学部),江草玄士,大久保政通,山根公則(広島大学医学部),仲井継彦,笈田耕治(福井医科大学),番度行弘(福井県済生会病院),竹越忠美,若杉隆伸(福井県立病院),豊岡重剛(福井赤十字病院),小池隆夫(北海道大学医学部),松島保久(松戸市立病院),布目英男(水戸済生会総合病院),豊島博行(箕面市立病院),高橋秀夫(みなみ赤塚クリニック),川崎良,山下英俊(山形大学),関原久彦(横浜市立大学医学部),西川哲男(横浜労災病院),南條輝志男(和歌山県立医科大学)(当時の所属を含む)文献1)WildS,RoglicG,GreenAetal:Globalprevalenceofdia-betes:estimatesfortheyear2000andprojectionsfor2030.?????????????27:1047-1053,20042)UKProspectiveDiabetesStudy(UKPDS)Group:Inten-siveblood-glucosecontrolwithsulphonylureasorinsulincomparedwithconventionaltreatmentandriskofcompli-cationsinpatientswithtype2diabetes(UKPDS33).???????352:837-853,19983)StrattonIM,AdlerAI,NeilHAetal:Associationofgly-caemiawithmacrovascularandmicrovascularcomplica-tionsoftype2diabetes(UKPDS35):prospectiveobser-vationalstudy.???321:405-412,20004)ShichiriM,KishikawaH,OhkuboYetal:Long-termresultsoftheKumamotoStudyonoptimaldiabetescon-trolintype2diabeticpatients.?????????????23(Suppl2):B21-29,20005)SoneH,KatagiriA,IshibashiSetal:E?ectsoflifestylemodi?cationsonpatientswithtype2diabetes:theJapanDiabetesComplicationsStudy(JDCS)studydesign,base-lineanalysisandthreeyear-interimreport.??????????????34:509-515,20026)SoneH,YoshimuraY,ItoHetal;JapanDiabetesCompli-cationsStudyGroup:EnergyintakeandobesityinJapa-nesepatientswithtype2diabetes.??????363:248-249,20047)McCartyCA,HarperCA,TaylorHR:Long-tremcompli-cations:DiabeticRetinopathy.In:TheEpidemiologyofDiabetesMellitus.AnInternationalPerspectives(edbyEkoeJM,ZimmetP,WilliamsR),p349-368,JohnWileys&Sons,Ltd,England,20018)山本禎子,川崎良,山下英俊:糖尿病眼合併症の疫学.糖尿病47:777-780,20049)KuzuyaT,AkanumaY,AkazawaYetal:PrevalenceofchroniccomplicationsinJapanesediabeticpatients.???????????????????????24(Suppl):S159-164,199410)日本臨床内科医会調査研究グループ:糖尿病性神経障害に関する調査研究.第1報わが国の糖尿病の実態と合併症.日内会誌16:167-195,2001(12)———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.24,No.10,2007????11)日本臨床内科医会調査研究グループ:糖尿病性神経障害に関する調査研究.第3報網膜症,腎症,足動脈拍動,合併症終末像.日内会誌16:383-406,200112)StrattonIM,KohnerEM,AldingtonSJetal:UKPDS50:riskfactorsforincidenceandprogressionofretinopa-thyinTypeIIdiabetesover6yearsfromdiagnosis.??????????????44:156-163,200113)SasakiA,HoriuchiN,HasegawaKetal:Developmentofdiabeticretinopathyanditsassociatedriskfactorsintype2diabeticpatientsinOsakadistrict,Japan:along-termprospectivestudy.???????????????????????10:257-263,199014)山下英俊:網膜症経過観察プログラムについての報告書.厚生科学研究費補助金21世紀型医療開拓推進研究事業「糖尿病における血管合併症の発症予防と進展抑制に関する研究(JDCStudy)」平成14年度総括研究報告書.15)McCartyCA,HarperCA,TaylorHR:Long-termCompli-cations:DiabetictRetinopathy.InTheEpidemiologyofDiabetesMellitus.AnInternationalPerspective(edbyEkoeJM,ZimmetP,WilliamsR),p349-368,JohnWiley&Sons,Ltd,England,200216)DiabetesControlandComplicationsTrialResearchGroup:Thee?ectofintensivetreatmentofdiabetesonthedevelopmentandprogressionoflong-termcomplica-tionsininsulin-dependentdiabetesmellitus.????????????329:977-986,199317)UKProspectiveDiabetesStudy(UKPDS)Group:Inten-siveblood-glucosecontrolwithsulphonylureasorinsulincomparedwithconventionaltreatmentandriskofcompli-cationsinpatientswithtype2diabetes(UKPDS33).??????352(9131):837-853,199818)StrattonIM,KohnerEM,AldingtonSJetal:UKPDS50:riskfactorsforincidenceandprogressionofretinopa-thyinTypeIIdiabetesover6yearsfromdiagnosis.?????????????44:156-163,200119)UKProspectiveDiabetesStudyGroup:Tightbloodpres-surecontrolandriskofmacrovascularandmicrovascularcomplicationsintype2diabetes:UKPDS38.???317(7160):703-713,199820)UKProspectiveDiabetesStudyGroup:E?cacyofateno-lolandcaptoprilinreducingriskofmacrovascularandmicrovascularcomplicationsintype2diabetes:UKPDS39.???317(7160):713-720,199821)KleinR,KleinBE,MossSEetal:TheWisconsinEpide-miologicStudyofdiabeticretinopathy.XIV.Ten-yearincidenceandprogressionofdiabeticretinopathy.???????????????112:1217-1228,199422)JuutilainenA,LehtoS,RonnemaaTetal:Retinopathypredictscardiovascularmortalityintype2diabeticmenandwomen.?????????????30:292-299,200723)CheungN,RogersS,CouperDJetal:Isdiabeticretinop-athyanindependentriskfactorforischemicstroke???????38:398-401,2007,Epub2006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