———————————————————————-Page10910-1810/07/\100/頁/JCLS角鏡検査では,検査時に意図せずして力が加わるうえに,照明を必要とするため,暗所での機能的隅角閉塞の観察は不可能であった.そこで,うつぶせ試験2~4),暗室試験4~6),散瞳試験4)といった負荷検査を施行し,眼圧上昇をもって機能的隅角閉塞によるものと考えられていたが,各種負荷検査の感度・特異度は不明であり,機能的隅角閉塞の診断は不可能であった.近年,超音波生体顕微鏡(ultrasoundbiomicrosco-py:UBM)の登場により,50MHzと,高周波数のプローブを用いて,側面・軸性解像力が50?mと,高解像度の画像を得ることが可能になり,通常では観察しづらい隅角底の観察ができるようになった7)(図2).UBMはじめに隅角閉塞は,器質的隅角閉塞(synechialangle-clo-sure)と機能的隅角閉塞(appositionalangle-closure)とに分けられる.器質的隅角閉塞とは,虹彩周辺部と隅角線維柱帯との間に生じた器質的な癒着のことをいい,不可逆性の隅角閉塞であり,周辺部虹彩前癒着(peripher-alanteriorsynechia:PAS)という.一方,機能的隅角閉塞とは,虹彩周辺部が隅角線維柱帯に接触する状態をさし,縮瞳剤や虹彩切除による瞳孔ブロックの解消により消失する,可逆性の隅角閉塞である.最近改訂された日本緑内障学会による緑内障診療ガイドライン1)(2006年第2版)では,「原発閉塞隅角症(pri-maryangle-closure:PAC)」は,原発閉塞隅角緑内障(primaryangle-closureglaucoma:PACG)とは分けて考えられるようになった.狭隅角に基づく器質的隅角閉塞や機能的隅角閉塞を認める場合にPACとなり,それに緑内障性視神経症が加わるとPACGとなる(図1).PACは,PACGの前段階であり,いずれPACGへと発展する可能性があるとされており,PACを診断・管理することは,PACG予防のためにも重要である.そこで,本稿では,隅角閉塞についての今までの知見をまとめることにする.I隅角閉塞の診断器質的隅角閉塞(=PAS)は,圧迫隅角鏡を用いて隅角を観察することによって診断が可能である.一方,隅(21)????*ShihoKunimatsu:自治医科大学眼科学教室〔別刷請求先〕国松志保:〒329-0498栃木県下野市薬師寺3311-1自治医科大学眼科学教室特集●原発閉塞隅角緑内障のカッティングエッジあたらしい眼科24(8):1005~1010,2007閉塞隅角の画像診断:器質的隅角閉塞と機能的隅角閉塞???????????????-??????????????????????????????-???????国松志保*図1原発閉塞隅角緑内障(PACG)の発症様式と閉塞隅角症(PAC)PACとは,「狭隅角眼で,他の要因なく,隅角閉塞をきたしながら,緑内障を生じていない症例」と定義されている.狭隅角眼機能的隅角閉塞(+)Appositionalangle-closurePrimaryangle-closuresuspectPrimaryangle-closure(PAC)???器質的隅角閉塞(+)Peripheralanteriorsynechia(PAS)緑内障性視神経症(+)Primaryangle-closureglaucoma(PACG)眼圧上昇(+)(急性・慢性)———————————————————————-Page2????あたらしい眼科Vol.24,No.8,2007の利点・欠点を表1にまとめた.UBMを用いることにより,原発閉塞隅角緑内障における隅角閉塞のメカニズム8~10),プラトー虹彩の診断11),明暗所での虹彩の動態12),レーザー虹彩切開術前後13)や白内障手術前後14)での隅角構造の変化など,続々と新知見が報告されている.そして,圧迫隅角鏡では区別できなかった隅角閉塞も,UBMを用いることにより,明所および暗所での虹彩や毛様体の動態の観察が可能になり,閉塞隅角緑内障眼や狭隅眼での,機能的隅角閉塞の有無を診断できるようになった15)(図3).II隅角閉塞の分布・頻度PASの分布については,1956年にPhillipsは,1,600例の緑内障外来患者のカルテをもとに調べ,急性型・慢性型とも上方にPASが多かったと報告している16).日本人においては,1995年に末森らが,PACG156例270眼の多数例に対して圧迫隅角検査を施行したところ,急性型では90.7%,急性型の他眼60.0%,慢性型89.2%にPASを認め,急性型のPASは幅が広く,丈の高いものが,慢性型のPASでは幅の狭く丈の低いものが多く,部位別発生頻度では,他の報告と同様に,上方に多かったと述べている17).機能的隅角閉塞に関しては,UBMを用いた結果,PASの有無にかかわらず,機能的隅角閉塞がしばしば観察されることが明らかになった.過去の報告を表2にまとめた.Ishikawaらは,白人の狭隅角眼(Sha?er分類grade1,2)178眼を調べたところ,明所では機能的隅角閉塞は認めず,暗所うつぶせ試験下では99眼(55.6%)に機能的隅角閉塞を認めたと述べている6).Sakataらは,ブラジル人の正常眼22眼とoccludableangleの31眼(PACS2眼,PAC15眼,PACG14眼)にUBMを施行し,正常眼では,下側23%,上側23%に機能的隅角閉塞を認めたのに対して,occludableangle眼では,下(22)図2正常眼のUBM像角膜と虹彩との間に隅角が観察できる.強膜岬は,白っぽく高輝度でうつる強膜と,低輝度の毛様体とが,角膜内面で交差する点として確認できる.虹彩裏面が,水晶体前面と接触しているのも観察できる.強膜岬角膜虹彩水晶体前面図3機能的隅角閉塞の一例72歳,女性,右眼耳側のUBM所見.隅角鏡では,Sha?er分類1度,PASは認めなかった.UBMを施行したところ,明所では,隅角閉塞を認めなかった(左)が,暗所では,隅角が閉塞していた(右).明所暗所表1UBMによる隅角検査の利点および欠点利点眼球を圧迫することなく検査ができる観察光が不要=暗所での観察が可能虹彩裏面や毛様体も描出可能である動的な変化も記録できるくり返し検査できる隅角断面像が得られ,定量的に評価できる欠点検査に熟練を要する隅角鏡に比べると軽微ではあるが,眼球を圧迫することになるどの施設でもできる検査方法ではない———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.24,No.8,2007????側90%,上側87%と高頻度に機能的隅角閉塞を認めたと報告している18).日本人における報告としては,Sakumaらが,46眼の閉塞隅角緑内障および狭隅角眼を調べたところ,PASのある眼(30眼)では90%,PASのない眼(16眼)では81.3%に機能的隅角閉塞がみられたと報告している15).Kunimatsuらは,PASのない狭隅角眼80例80眼に対してUBMを施行し,機能的隅角閉塞は,明所では46眼(57.5%),暗所では68眼(85%)に認め,明所・暗所でも,上側と下側での機能的隅角閉塞の頻度が高く(図4),また,隅角開大度が小さくなるにつれて,機能的隅角閉塞の頻度は高くなっていた(図5)と報告している19).このように,人種による差はあるものの,PACおよびPACGにおいて,機能的隅角閉塞の頻度は高いことがわかった.隅角閉塞の分布は,器質的隅角閉塞(=PAS)・機能的隅角閉塞ともに,上方に多いことがわかった.機能的隅角閉塞の頻度が高いことから,すべての機能的隅角閉塞がPASにつながることは考えにくく,PAS発症には機能的隅角閉塞以外の要素も関係していると考える.III隅角閉塞のパターンPASの形成過程については,1960年にGorinらが,従来の隅角鏡検査により観察した結果,隅角の閉塞は,周辺部虹彩が,まず隅角底から癒着し前方に及ぶ型(shorteningoftheangle)と,Schwalbe線から癒着し後方に及ぶ型との,2パターンがあると報告した20).また,慢性閉塞隅角緑内障に認められるPASのほとんどは,圧迫隅角検査により,隅角底まで詳細に観察をすると,隅角底から癒着が始まり,毛様体前面,強膜岬,Schlemm管のいずれかの高さに達するもので,Schwal-be線から癒着を認めることはきわめてまれであると報告されている21).UBMを用いることにより,隅角閉塞のパターンの観察も容易になった.Sakumaらは,UBMを用いて,機能的隅角閉塞を,Schwalbe線に近接して始まるSタイプと,隅角底から始まるBタイプとに区別した(図6).ACG患者46眼のうち40眼に機能的隅角閉塞を認め,このうちの3分の2はSタイプで始まっていたと報告している15).(23)表2機能的隅角閉塞の頻度(過去の報告)報告者対象機能的隅角閉塞の頻度SakumaTetal,1997閉塞隅角緑内障眼およ狭隅角眼46眼(日本人)PAS(+)眼90%,PAS(-)眼81.3%IshikawaHetal,1999狭隅角眼(Sha?ergrade1,2)178眼(白人)明所0%,暗所うつぶせ試験後55.6%KunimatsuSetal,2005狭隅角眼80眼(日本人)明所57.5%,暗所85%SakataLMetal,2006PACS2眼,PAC15眼,PACG14眼(ブラジル人)下側90%,上側87%図44方向別の機能的隅角閉塞の頻度機能的隅角閉塞は,明所では46眼57.5%,暗所では68眼85%に認めた.明所と暗所では,4方向間で有意に異なっていた.また,各方向とも,暗所のほうが,明所と比較して有意に頻度が増加していた.(文献19より改変)暗所明所上側下側鼻側耳側020406080100閉塞頻度(%)020406080100閉塞頻度(%):機能的隅角閉塞あり:機能的隅角閉塞なし図5隅角開大度別の機能的隅角閉塞の頻度機能的隅角閉塞の頻度は,明所・暗所とも,それぞれの隅角開大度(gradeslit,1,2)ごとに有意に異なっていた.いずれのgradeでも,暗所での機能的隅角閉塞の頻度は,明所に比べて有意に増加していた.(文献19より改変)暗所明所GradesliteGrade1Grade2020406080100閉塞頻度(%)020406080100閉塞頻度(%):機能的隅角閉塞あり:機能的隅角閉塞なし———————————————————————-Page4????あたらしい眼科Vol.24,No.8,2007隅角閉塞のパターンは,PASでは隅角底から,機能的隅角閉塞ではSchwalbe線に近接して始まることが多く,両者の間には相違がある.これは,隅角鏡検査とUBMという,検査方法の違いによるところもあると思われるが,PASと機能的隅角閉塞とは,異なる機序で起きている可能性もある.IV隅角閉塞とUBMパラメータPACGの隅角構造を明らかにするために,従来は,Aモードエコーを用いて,眼軸長・前房深度・水晶体厚を測定し,正常眼との比較検討がなされてきた.UBMの登場により,隅角断面像から,UBMに内蔵された計測ソフトによって,距離や角度を測定できるようになり,まず1992年に,Pavlinらによって,15のパラメータが提唱された22).代表的なものとして,angleopeningdistance500(AOD500;強膜岬から500?mの位置での線維柱帯から虹彩面までの距離),trabecularirisangle(隅角底の先端からAOD500の2点を結ぶ線と,虹彩表面のなす角度)があげられる.Marchiniらは,1998年に,10のパラメータを提唱した23)(図7).正常人42例と急性・慢性PACG患者(白人)54例とを比較したところ,trabecular-ciliarypro-cessdistance(TCPD;強膜岬から500?mの位置と毛様体突起までの距離)に代表されるパラメータにより,PACG患者では毛様体が前方に位置していることが明らかになった.その後,Shiotaら24)(PACG30例,インド人),Yeungら25)(レーザー虹彩切開術後のPACG16例,中国人)により,いずれの人種でも,PACG患者では,正常人と比較して,毛様突起が前方に位置していることが報告されている.しかし,PACGのなかでは,急性と慢性,機能的隅角閉塞の有無などで比較しても有意差はみられていない.UBMパラメータによりPACGと正常人との区別をすることはできるが,機能的隅角閉塞の有無やPACGのタイプ(急性,慢性など)の判別には限界があると思われる.V狭隅角眼から緑内障発症まで狭隅角眼から機能的隅角閉塞発症までの経過について,Kunimatsuらは,狭隅角眼80眼を対象にUBMを行い,機能的隅角閉塞に寄与する因子についてロジス(24)図62つの隅角閉塞のパターン左:隅角閉塞が,周辺虹彩がSchwalbe線(太い矢印)に近接することによって始まっている(Sタイプ).右:隅角閉塞が,周辺虹彩が隅角底(細い矢印)に近接することによって始まっている(Bタイプ).SタイプBタイプ図7UBMパラメータACA:隅角角度(?),AOD500:強膜岬から500?mの位置での線維柱帯から虹彩面までの距離(mm),TCPD:線維柱帯から毛様体までの距離(mm),ID:TCPD線上での虹彩の厚さ(mm),ICPD:TCPD線上での虹彩から毛様帯までの距離(mm),IZD:虹彩とZinn小帯までの距離(mm),ILCD:虹彩と水晶体の接する距離(mm),SIA:強膜と虹彩とのなす角度(mm),SCPA:強膜と毛様突起とのなす角度(mm)(文献22より改変)ACA500μmAOD500TCPDIDICPDIZDSIASCPAILCD———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.24,No.8,2007????ティック解析を用いて検討したところ,機能的隅角閉塞の存在には,性別・年齢・屈折は関連せず,隅角開大度と部位が関連していたと報告している19).すなわち,狭隅角眼のうち,より隅角の狭い場所で,4方向別には上方で機能的隅角閉塞が発症しやすい,と述べている.機能的隅角閉塞からPAS形成については,Bhargavaら26)が,20例の慢性閉塞隅角緑内障患者に対して,隅角鏡を用いて機能的隅角閉塞の分布を,ピロカルピンによる反応とともに調べたところ,隅角閉塞は上側により多く起こり,ピロカルピンによって虹彩と線維柱帯との接触が解除される反応は下側により多く起こっていた.つまり,隅角閉塞は,上側から下方に向かって,まずは可逆的な虹彩?線維柱帯の接触(機能的隅角閉塞)から始まり,やがて永続的な隅角癒着へと発展するのではないかと結論づけている.PAS形成と緑内障との関連については,末森らは,原発閉塞隅角緑内障患者のPASの分布を調べたところ,急性型の他眼と慢性型では,PASの形状が似ていたことから,急性緑内障発作発症には,①PASを発症していない狭隅角眼から急性型へと移行する経路と,②狭隅角眼がPASを形成して慢性型となり,そのなかの一部が急性型へと移行する経路のうち,後者(②)が多いのではと推察している17).いずれの報告においても,PAS形成を,緑内障の前段階とする意見は数多い.しかし,機能的隅角閉塞については,PASのない部位であっても,特に暗所では高率に機能的隅角閉塞を生じていることから,機能的隅角閉塞が,どれくらい房水流出をブロックしているかについてもわからない.PAS発症には,機能的隅角閉塞だけでなく,虹彩付着部の位置,毛様体・虹彩・水晶体の厚さや,虹彩根部の動態などといった未知の要素が関与していると思われ,さらなる長期的な研究の結果が待たれている.文献1)日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン作成委員会:緑内障診療ガイドライン第2版.日眼会誌110:777-814,20062)HyamsSW,FriedmanZ,NeumannE:Elevatedintraocu-larpressureintheproneposition.Anewprovocativetestforangle-closureglaucoma.???????????????66:661-672,19683)HarrisLS,GalinMA:Proneprovocativetestingfornar-rowangleglaucoma.???????????????87:493-496,19724)HitchingsRA,PowellDJ:Pilocarpineandnarrow-angleglaucoma.???????????????????????101:214-217,19815)PavlinCJ,HarasiewiczK,FosterFS:Anultrasoundbio-microscopicdark-roomprovocativetest.???????????????26:253-255,19956)IshikawaH,EsakiK,LiebmannJMetal:Ultrasoundbio-microscopydarkroomprovocativetesting:aquantitativemethodforestimatinganteriorchamberanglewidth.????????????????43:526-534,19997)PavlinCJ,SherarMD,FosterFS:Subsurfaceultrasoundmicroscopicimagingoftheintacteye.?????????????97:244-250,19908)PavlinCJ,HarasiewiczK,SherarMDetal:Clinicaluseofultrasoundbiomicroscopy.?????????????98:287-295,19919)RitchR,LiebmannJM:Roleofultrasoundbiomicroscopyinthedi?erentiationofblockglaucomas.?????????????????????9:39-45,199810)WilenskyJT,KaufmanPL,FrohlichsteinDetal:Follow-upofangle-closureglaucomasuspects.???????????????115:338-346,199311)PavlinCJ,RitchR,FosterFS:Ultrasoundbiomicroscopyinplateauirissyndrome.???????????????113:390-395,199212)WooEK,PavlinCJ,SlomovicAetal:Ultrasoundbiomi-croscopicquantitativeanalysisoflight-darkchangesasso-ciatedwithpupillaryblock.???????????????127:43-47,199913)GazzardG,FriedmanDS,DevereuxJGetal:Aprospec-tiveultrasoundbiomicroscopyevaluationofchangesinanteriorsegmentmorphologyafterlaseriridotomyinAsianeyes.?????????????110:630-638,200314)NonakaA,KondoT,KikuchiMetal:Anglewideningandalterationofciliaryprocesscon?gurationaftercata-ractsurgeryforprimaryangleclosure.?????????????113:437-441,200615)SakumaT,SawadaA,YamamotoTetal:Appositionalangleclosureineyeswithnarrowangles:anultrasoundbiomicroscopicstudy.??????????6:165-169,199716)PhillipsCI:Sectoraldistributionofgoniosynechiae.???????????????40:129-135,195617)末森晋典,井上隆夫,山本哲也ほか:原発閉塞隅角緑内障における周辺虹彩前癒着の圧迫隅角鏡による観察.あたらしい眼科12:949-952,199518)SakataLM,SakataK,SusannaRJretal:Longciliaryprocesseswithnociliarysulcusandappositionalangleclo-sureassessedbyultrasoundbiomicroscopy.???????????15:371-379,200619)KunimatsuS,TomidokoroA,MishimaKetal:Preva-lenceofappositionalangleclosuredeterminedbyultra-(25)———————————————————————-Page6????あたらしい眼科Vol.24,No.8,2007(26)sonicbiomicroscopyineyeswithshallowanteriorcham-bers.?????????????112:407-412,200520)GorinG:Shorteningoftheanteriorchamberinangleclo-sureglaucoma.???????????????49:141-146,196021)北澤克明:緑内障クリニック.改訂第2版,p109,金原出版,198622)PavlinCJ,HarasiewiczK,FosterFS:Ultrasoundbiomi-croscopyofanteriorsegmentstructuresinnormalandglaucomatouseyes.???????????????113:381-389,199223)MarchiniG,PagliaruscoA,ToscanoAetal:Ultrasoundbiomicroscopicandconventionalultrasonographicstudyofoculardimensionsinprimaryangle-closureglaucoma.?????????????105:2091-2098,199824)ShiotaR,DadaT,GuptaRetal:Ultrasoundbiomicrosco-pyinthesubtypesofprimaryangleclosureglaucoma.??????????14:387-391,200525)YeungBYM,NgPW,ChiuTYetal:Prevalenceandmechanismofappositionalangleclosureinacuteprimaryangleclosureafteriridotomy.???????????????????33:478-482,200526)BhargavaSK,LeightonDA,PhillipsCI:Earlyangle-clo-sureglaucoma.Distributionofiridotrabecularcontactandresponsetopilocarpine.???????????????89:369-372,1973新糖尿眼科学一日一課初版から7年,糖尿病の治療,眼合併症の診断,治療の進歩に伴い,待望の改訂版刊行!【編集】堀貞夫(東京女子医科大学教授)・山下英俊(山形大学教授)・加藤聡(東京大学講師)本書の初版が出版されて7年余がたった.この間に糖尿病自体の治療や合併症の診断と治療が大きく変遷し進歩した.ことに糖尿病網膜症と糖尿病黄斑浮腫の発症と進展に関与するサイトカインの研究が進展し,病態の解明が大きく前進した.これを踏まえて,発症と進展に関与する薬物療法の可能性を追求する臨床試験が進んでいる.一方で,視機能,ことに視力低下に直接つながる糖尿病黄斑浮腫の治療は,現時点で最も論議が活発な病態となっている.硝子体手術やステロイド薬の投与の適応と効果について,初版が出版された頃に比べると大きく見解が変化している.そして,糖尿病黄斑浮腫の診断に大きな効果を発揮する画像診断装置が普及した.(序文より)〒113-0033東京都文京区本郷2-39-5片岡ビル5F振替00100-5-69315電話(03)3811-0544メディカル葵出版株式会社Ⅰ糖尿病の病態と疫学Ⅱ糖尿病網膜症の病態と診断Ⅲ網膜症の補助診断法Ⅳ糖尿病網膜症の病期分類Ⅴ糖尿病網膜症の治療Ⅵ糖尿病黄斑症Ⅶ糖尿病と白内障Ⅷその他の糖尿病眼合併症Ⅸ網膜症と関連疾患Ⅹ糖尿病網膜症による中途失明糖尿病眼科における看護Ⅸ■内容目次■B5型総224頁写真・図・表多数収載定価9,660円(本体9,200円+税460円)