———————————————————————-Page10910-1810/07/\100/頁/JCLS剰照射によるものを15眼(34.9%)に認めた2).LI穿孔部が著しく大きい例も散見することから,レーザーによる角膜への直接的影響が推察される.通常,急性緑内障発作眼では可及的に発作状態を解除した後にLIを行うが,角膜浮腫や前房フレアの増加のためにレーザーエネルギーが虹彩に到達するまでに減衰しやすく,照射出力は高くなりがちで照射数も増加しやすい.また,麻痺性散瞳による虹彩根部の肥厚・浮腫によって一旦,穿孔が得られても再閉塞をきたしやすい.高浸透圧薬の点滴あるいは内服,b遮断薬などで眼圧下降が得られている場合には数日おいて穿孔を試みるため,治療が数回に及び,その結果,照射総エネルギーは過剰になる傾向がある.確かにレーザーの過剰照射は本症の発症誘因の一つと考えられるが,10J未満の症例や,予防的レーザー照射による症例,角膜浮腫がレーザー照射部位に一致しない角膜下方からの症例があり,レーザーの直接的影響以外にも角膜内皮が障害される何らかの機序があるようだ.2.既存の角膜内皮障害角膜内皮障害の原因には,原発性の角膜内皮障害や緑内障,加齢などがあげられる.初診時に角膜内皮スペキュラーを施行すると,瞭眼に角膜内皮細胞密度の減少や滴状角膜を認めることがあり,既存の角膜内皮障害の素因のある人が多いようである(ただし,瞭眼すべてに予防的LIが施行されており,レーザーの影響を考慮せはじめにレーザー虹彩切開術(LI)後の水疱性角膜症に対して角膜移植と白内障の同時手術を施行すると,術中からフィブリンが析出するなど強い炎症反応を生じる1,2).手術では虹彩後癒着の解除や瞳孔形成術を必要とすることが多く,手術手技の難易度が高いことは否めないが,角膜を打ちぬいた直後からフィブリンが析出するケースがある.こういった強い炎症反応は他の角膜移植術では経験しないことから,本疾患の特徴として血液・房水柵が破綻していることが推察される.これまでに筆者は,LI後の角膜内皮障害例に対して前眼部蛍光撮影法を行い,本疾患で虹彩血管の透過性が亢進していることを報告してきた.なぜLI後眼で虹彩血管の透過性が亢進するのか,血液・房水柵の破綻が角膜内皮にどのように影響するのか不明であるが,ここにLI後の水疱性角膜症の病態解明の端緒が隠されているように思う.本稿では,これまでに経験したLI後の水疱性角膜症の症例を振り返るとともに,本疾患の病態の一つとして血液・房水柵の破綻説を提唱すべく筆者の考えを述べたい.ILI後水疱性角膜症発症の危険因子1.レーザーの過剰照射水疱性角膜症発症の危険因子にレーザーの過剰照射がある.筆者の施設でもレーザーの照射条件が判明したLI後水疱性角膜症43眼中,総エネルギー10J以上の過(23)???*HisayoHigashihara:京都府立医科大学大学院視覚機能再生外科学〔別刷請求先〕東原尚代:〒602-0841京都市上京区河原町広小路上ル梶井町465京都府立医科大学大学院視覚機能再生外科学特集●レーザー虹彩切開術後水疱性角膜症を解剖する!あたらしい眼科24(7):871~878,2007レーザー虹彩切開術後水疱性角膜症の病態─血液・房水柵破綻説─?????-???????????????????????????東原尚代*———————————————————————-Page2???あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007ねばならない).一方,緑内障の既往やguttataがなくても角膜内皮細胞密度が著しく減少している症例を経験することがあり,後に述べる偽落屑症候群(pseudoexfo-liationsyndrome:PEX)の合併についても留意が必要である.いずれにせよ,LIを施行する前には両眼の角膜内皮所見を評価しておくことは治療法の選択のうえで必須のものと考えられる.II角膜浮腫の発症部位(上方型,下方型,全体型)京都府立医科大学では,1992年からLI後の水疱性角膜症に対する角膜移植術を積極的に行っている.当時,紹介される患者のほとんどは角膜浮腫が全体に及んでおり,水疱性角膜症に至ってから,かなり時間が経過して角膜混濁や帯状角膜変性症を伴っているものが多かった.近年,LI後の水疱性角膜症が注目されるようになり,初期の角膜内皮障害例をみる機会が増えた.そこで,LI後の水疱性角膜症91眼を対象に初診時の角膜浮腫の部位を検討したところ,浮腫が角膜全体に及ぶもの(全体型)が66眼(72.5%),浮腫がレーザー照射部位に一致するもの(上方型)が12眼(13.2%),レーザー照射部位とは離れた角膜下方から浮腫を生じているもの(下方型)が13眼(14.3%)という結果を得た.角膜移植術目的の紹介であるため,角膜浮腫が全体に及ぶ症例が一番多いのは当然としても,上方型と下方型はほぼ同率であり,初期の角膜浮腫発症パターンは大きく,上方型と下方型に二分されることが予想される.角膜浮腫の部位別に原疾患の内訳を検討したところ,上方型は急性閉塞隅角緑内障が41.6%,狭隅角が58.4%であったのに対し,下方型は狭隅角(84.6%)を多く含み,下方型では上方型よりも予防的にLIを施行された例を多く含むことが示唆された(図1).一方,LI施行日と水疱性角膜症を発症した時期が判明した64眼について,LI施行から水疱性角膜症発症までの期間は,64眼すべての平均期間は6年10カ月(1年5カ月~10年)であり,浮腫の部位別には下方型の平均期間は8年1カ月で,全体型(5年5カ月)や上方型(7年1カ月)よりも水疱性角膜症に至る期間が長い傾向にあった(図2).以上より,レーザー照射による角膜内皮への直接障害だけが原因ではないことが再認識され,とりわけ角膜下方から浮腫を生じている例では,LI施行後にも持続して角膜内皮細胞が障害される何らかの機序が推測された.III前眼部蛍光造影法前眼部の蛍光造影(FA)は,虹彩腫瘍や網膜の血管閉塞,糖尿病性微小血管障害による新生血管の描出,緑内障など多くの眼疾患の病態把握や病期の進行を評価できる検査法であり,細隙灯顕微鏡検査では観察できない虹彩の血管異常を観察することができる.Brangatoら3)の報告によると,40歳以下の健常眼に前眼部FAを施行しても虹彩から蛍光色素の漏出は生じないが,60歳以上になると造影後期に瞳孔領にわずかな色素漏出を生(24)図1浮腫部位別の原疾患の内訳100806040200(%)全体型(66眼)上方型(12眼)下方型(13眼):狭隅角眼:急性閉塞隅角緑内障:不明:慢性閉塞隅角緑内障図2LI施行から水疱性角膜症発症までの期間LI施行日と水疱性角膜症を発症した時期が判明した64眼について検討した.**p=0.0401612840(年)全体型(44眼)上方型(10眼)下方型(10眼)———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007???じることがわかっており,こういった生理的な瞳孔領の蛍光色素漏出は,加齢による血液・房水柵の障害が関与していると考えられている.健常眼では,前房内に漏出した蛍光色素は前房水の対流とともに上方へ運ばれ,速やかに前房内から排出されてなくなるが,虹彩に新生血管を生じているなど血液・房水柵が破綻している例では,蛍光色素は造影初期から著しく漏出し,造影後期まで前房内に蛍光色素が滞留するとされる.IV前眼部フルオロフォトメトリー法による前房内蛍光強度の測定まだ角膜が透明なLI後の角膜内皮細胞障害例に対し,前眼部フルオロフォトメトリー法を用いて前房内の蛍光強度を測定し,同時に前眼部FAを行って虹彩血管の蛍光色素の漏出を観察した.前眼部FAを施行した角膜内皮細胞障害例10眼の内訳を表1に示す.10眼中8眼はLI部が穿孔していたが,2眼は不穿孔であり,10眼中2眼にPEXを合併していた.対照として,LIや内眼手術の既往のない健常眼8眼にも同様の検査を施行した.方法は,フルオレセイン10m?を静注し,前眼部FAおよび,アンテリアフルオロメータ(FL-500)による前房内フルオレセイン蛍光強度を静注10分後および30分後に測定した.結果を図3に示す.フルオレセイン静注10分後の前房内蛍光強度の平均(photoncounts/sec)は,LI後眼で659.0,健常眼で19.8,30分後はLI後眼で1,030,健常眼で88.3であり,いずれもLI後眼で有意に高値を示した.また,角膜内皮細胞密度と前房内フルオレセイン蛍光強度には有意な相関がみられた(図4).以下に代表例を紹介する.〔症例1〕63歳,男性.両眼ともに予防的LIを施行され,初診時の角膜内皮細胞密度は右眼が測定不能,左眼は309cells/mm2であった(図5).左眼の前眼部FAを示す.フルオレセイン静注40秒後よりLI部から色素の漏出を生じ,時間とともに瞳孔領からもフルオレセインの漏出を認めた(図6).〔症例2〕77歳,女性.両眼ともに予防的LIを施行され,角膜内皮細胞密度は右眼が704cells/mm2,左眼は角膜下方から浮腫を生じており内皮細胞密度は測定不能であった.この症例では,両眼ともLI施行部は虹彩の萎縮を認めるのみで,完全に穿孔していなかった(図7).右眼の前眼部FAを示す(図8).フルオレセイン静注27秒後から瞳孔領に色素の漏出を認めたが,穿孔していないレーザー照射部位からは色素の漏出は認めなかった.〔症例3〕76歳,女性.右眼は予防的LIを,左眼は急性緑内障発作に対してLIを施行された.角膜内皮細胞密度は右眼2,325cells/(25)図3フルオレセイン静注10分後と30分後の前房内蛍光強度10分後,30分後ともに健常者よりもLI後内皮障害例で前房内蛍光強度は有意に高値を示した.****p=0.0169**p=0.01893,5003,0002,5002,0001,5001,0005000Photoncounts/sec静注10分後静注30分後:LI後(n=10,うち2眼にPEXあり):健常者(n=8)図4前房内蛍光強度と角膜内皮細胞密度の関係r=0.607,p=0.0003(Pearson’scorrelationcoe?cient)3,5003,0002,5002,0001,5001,0005000Photoncounts/sec1,0002,0003,000ECD(cell/mm2)0:LI後(n=10,うち2眼にPEXあり):健常者(n=8)表1前眼部FAを施行した角膜内皮障害例10眼の内訳PEXなしPEXありLI施行穿孔7眼1眼不穿孔1眼1眼———————————————————————-Page4???あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007(26)図5症例1の前眼部写真右眼は角膜全体に浮腫を生じている.左眼の角膜は透明であるが,内皮細胞密度は309cells/mm2にまで低下していた.両眼ともLI部は大きく穿孔しており,前房深度は浅い.図7症例2の左眼の前眼部写真(左より左眼/左眼フルオレセイン染色/LI部の拡大)左眼の角膜内皮細胞密度は測定不能で,角膜下方から浮腫を生じている.LI部は虹彩の萎縮を認めるのみで,完全に穿孔していないのがわかる.図6症例1の左眼の前眼部FAフルオレセイン静注30秒後よりLI施行部から蛍光色素の漏出があり,瞳孔領からも漏出を生じた.フルオレセイン静注30秒後40秒後50秒後60秒後———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007???(27)図8症例2の前眼部FAフルオレセイン静注27秒後から瞳孔領に蛍光色素の漏出を認めたが,穿孔していないLI部からは蛍光色素の漏出は生じなかった.図9症例3の前眼部写真右眼の角膜は透明で,内皮細胞密度は2,164cells/mm2を維持していた.右眼の瞳孔形は歪で,写真での確認は非常に困難であるが,わずかに落屑物質を認めた.左眼はDescemet膜皺襞と角膜混濁を伴い内皮細胞密度は測定不能であった.図10症例3の左眼の前眼部FA造影初期から虹彩の広範囲より著しい蛍光色素の漏出を生じた.フルオレセイン静注30秒後40秒後50秒後60秒後———————————————————————-Page6???あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007mm2,左眼は帯状角膜変性症とDescemet膜皺襞があり内皮細胞密度は測定不能であった(図9).写真での確認は困難であるが,右眼の瞳孔領にわずかに落屑物質を認め,PEXの合併がうかがわれた.左眼前眼部FAを示す(図10).フルオレセイン静注25秒後よりLI施行部から色素の漏出を生じ始め,時間とともに蛍光色素はLI施行部や瞳孔領だけでなく虹彩全面から著しく漏出した.〔症例4〕82歳,女性.約10年前に両眼に予防的LIを施行された.右眼のLI部は不穿孔であり,瞳孔領には落屑物質を認め角膜下方から浮腫を生じていた.角膜内皮細胞密度は右眼が測定不能,左眼は2,033cells/mm2であった(図11).前眼部FAを示す(図12).右眼は造影初期から虹彩の広範囲に著明な蛍光色素の漏出を生じた.興味深いのは,角膜が透明であった左眼にもLI部と瞳孔領から蛍光色素の漏出を認めた点である.今後,左眼の角膜内皮細胞も障害される可能性があるため,落屑物質の変化とともに長期的な内皮細胞の観察が必要と思われる.(28)V偽落屑症候群の合併近年,PEXが全身の血管異常を生じる疾患として注目されている.PEXの眼部の特徴として,落屑緑内障やZinn小帯の脆弱化はよく知られているところであるが,血液・房水柵の破綻やpseudouveitis,角膜内皮細胞の代償不全なども報告されており4~6),LI後水疱性角膜症の臨床像といくつかの共通点を有することに気づく.非常に稀ではあるが,筆者らの施設でも内眼手術やLIの既往がないのに,PEXだけで水疱性角膜症を生じた例を経験している(図13).こうした症例に対して前眼部蛍光撮影法を実施すると,LI後の角膜内皮障害例と同様に,虹彩の広範囲から著しい蛍光色素が漏出し,かつ,蛍光色素が造影後期まで長時間に及んで前房内に滞留することがわかった.注目すべきは,前房内に漏出した蛍光色素が時間とともに前房内下方へ溜まっていった点である(図14).血液・房水柵の破綻によって虹彩から持続的に低濃度の何かが放出される結果,角膜内皮細胞が障害されるのではないか?と強く想像させるのである.図11症例4の前眼部写真右眼は角膜下方から浮腫を生じている.LI部(虹彩の10時方向)は不穿孔であった.左眼の角膜内皮細胞密度は2,033cells/mm2で,瞳孔領には落屑物質は認めなかった.左:右眼,右:左眼.図12症例4の両眼の前眼部FA右眼は症例3と同様に造影初期から虹彩の広範囲より蛍光色素の漏出を認める.角膜内皮細胞密度が2,000cells/mm2を維持していた左眼にも,LI部および瞳孔領から蛍光色素の漏出を認めた(右下).———————————————————————-Page7あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007???(29)本稿でも紹介したように,LI後水疱性角膜症のなかにもPEXを合併する症例がある.LI後の水疱性角膜症において,角膜浮腫と角膜混濁が強い場合,瞳孔領の偽落屑物質の確認が困難なことが多く,PEXを合併しているかの判断はむずかしい.瞭眼の観察で瞳孔領や水晶体前面にフケ状の落屑物質を確認できれば診断は容易で図13PEXのみで角膜内皮障害を生じている症例瞳孔領に落屑物質を確認できる.前房は浅く,LIの既往はない.フルオレセイン染色では,角膜下方から浮腫を生じているのがわかる.図14図13の前眼部FA造影後期まで観察すると,汗が滴るかのように蛍光色素が漏出し,長時間にわたって前房内に滞留しているのがわかる.———————————————————————-Page8???あたらしい眼科Vol.24,No.7,2007(30)あるが,PEXが片眼性あるいは初期の場合は細隙灯顕微鏡検査でPEX合併を診断できない.術後に瞳孔領の観察ができて初めてPEXを合併していたことに気づく例もある.これまでに経験した症例のうち,角膜内皮細胞密度が2,000cells/mm2以下に減少した症例をみると,わずかに瞳孔領の落屑物質が確認できるものがある.ごく初期のPEXも含めば,LI後水疱性角膜症のなかにかなりの頻度でPEXが合併しているのかもしれない.おわりに近年,LI後に水疱性角膜症を生じることが問題となり,LI施行の是非について議論がなされ,LIよりも早期の白内障手術が望ましいといわれている.しかし,LIを施行するすべての眼が水疱性角膜症を生じるのではない.実際にはごく稀なのである.LIは外来で施行できる非常に有用な術式であり,角膜内皮に対する影響は少ないとされるNd:YAGレーザーを併用してLIを行えば過剰照射になることはまずない.LIは正しく行えば安全な術式であること,現在も医原性水疱性角膜症の発症原因の第一位は白内障手術であることを忘れてはならない.LIを施行しても角膜内皮が正常な症例と水疱性角膜症に至る症例がある.その違いは,既存の角膜内皮障害あるいは血液・房水柵の障害にあるように思う.こういった脆弱性を有した眼に,LI施行がトリガーとなり,さらなる角膜内皮細胞障害あるいは血液・房水柵の障害が加速するのではないかと推察する.したがって,LI施行前に両眼の角膜内皮細胞やPEX合併の有無を確認し,水疱性角膜症に至るリスクの高い症例に対してのみ,周辺虹彩切除術や白内障手術を実施する必要がある.LI後水疱性角膜症に対して角膜移植術を施行すると,術後の角膜内皮細胞密度の経過は他の原疾患のそれと変わりがないことから,ステロイド点眼による消炎が角膜内皮保護に有用と考える.LI施行後に生じる目に見えない前房内炎症に対して,長期的な低濃度ステロイド点眼による消炎を推奨したい.文献1)KomuroA,YokoiN,NishidaKetal:PenetratingKerato-plastyforBullousKeratopathyafterLaserIridotomy.p203-208,PlenumPress,NewYork,19972)金井尚代,外園千恵,小室青ほか:レーザー虹彩切開術後の水疱性角膜症に関する検討.あたらしい眼科20:245-249,20033)BrangatoR,BandelloF,LattanzioR:Iris?uoresceinangi-ographyinclinicalpractice.???????????????42:41-70,19974)NaumannGO,Schlotzer-SchrehardtU,KuchleM:Pseu-doexfoliationsyndromeforthecomprehensiveophthalmol-ogist.Intraocularandsystemicmanifestations.??????????????105:951-968,19985)Schlotzer-SchrehardtU,NaumannGO:Ocularandsys-temicpseudoexfoliationsyndrome.????????????????141:921-937,20066)NaumannGO,Schlotzer-SchrehardtU:Keratopathyinpseudoexfoliationsyndromeasacauseofcornealendothe-lialdecompensation:aclinicopathologicstudy.??????????????107:1111-1124,2000