0910-1810/06/\100/頁/JCLS下や角膜潰瘍の治りにくい原因ともなっている.また上皮下にAGE(advancedglycationendproducts)の沈着10)がみられることが,上皮基底膜の異常や接着装置密度の低下,ひいては角膜上皮の接着不良を招いて,上皮が容易に.がれやすい原因となっていると考えられる.糖尿病患者のこれらの異常は,通常の状態ではあまり表面には現れない.いわばサブクリニカルな異常である.たとえば,上皮細胞の形態学的異常は通常のスリッI糖尿病角膜症とは?糖尿病網膜症を知らない眼科医はいないだろう.しかし糖尿病角膜症1~3)は,どうであろうか?今やこの言葉はかなり市民権を得たと思うが,少なくとも角膜専門医のなかでは市民権を得ていると思っているが,一般眼科医や研修医のなかではどうであろうか?まだまだ完全に市民権を得ているとはいえないのではないだろうか?その証拠に,代表的な眼科教科書を何冊か調べてみると,一部の教科書を除いて,糖尿病網膜症は取り上げているが,糖尿病角膜症については触れていないことが多い.糖尿病患者の角膜は,異常である.どう異常であるか?それはこの章の全体をかけて解説していくが,いろんな点で異常である.その異常な点が,表面に現れて疾患としての形をなしたのが,糖尿病角膜症,特に糖尿病角膜上皮症である.糖尿病患者の角膜を含むオキュラーサーフェスにみられる異常を,羅列すると,表1のようになる.ご覧になればわかると思うが,角膜表面の上皮だけでなく,その上を覆う涙液の異常や内皮細胞の異常もみられることがわかりますね.今回のこのうち角膜上皮のみにまとを絞って述べたいと思う.これらの事象は相互に関係しており,どれかが単独に生じているわけではない.たとえば,上皮下神経密度の低下は,角膜知覚低下につながり,これが瞬目回数の低(59)339*HisashiHosotani:市立豊中病院眼科〔別刷請求先〕細谷比左志:〒560-8565豊中市柴原町4-14-1市立豊中病院眼科特集●基本的な角膜上皮疾患の考え方と治療方法あたらしい眼科23(3):339~344,2006糖尿病角膜上皮症DiabeticKeratoepitheliopathy細谷比左志*表1糖尿病患者のオキュラーサーフェスにみられる異常・角膜が容易に.がれやすい.・角膜潰瘍が治りにくい.・点眼薬の影響がでやすく,容易に薬剤毒性角膜障害を生じる.・角膜知覚低下がみられ4),糖尿病網膜症の程度に相関5,6)する.すなわち糖尿病網膜症が重症なほど,角膜知覚低下も重症である.・角膜上皮表層細胞の形態が異常である.すなわち細胞の巨大化,大小不同などがみられる6).・上皮基底膜の異常7).肥厚,多層化,断裂がみられる.・アンカーリング線維やヘミデスモゾームなどの上皮接着装置の密度が低い8).・上皮下神経密度の低下9).・上皮下にAGEの沈着がみられる10).・涙液分泌の低下.・上皮バリア機能の低下11).・角膜が厚い.内皮細胞機能の低下を反映.・内皮細胞密度の異常.内皮細胞の大小不同,六角形細胞率の低下12).・瞬目回数の低下.・Descemet膜に皺(wrinkle)がみられる13).340あたらしい眼科Vol.23,No.3,2006トランプ検査ではみつからず,上皮スペキュラーや共焦点顕微鏡といった装置を使って観察してみて初めてわかる異常である.糖尿病患者の角膜異常が顕在化するのは,白内障手術や硝子体手術後,あるいはスリミラーなどのコンタクトレンズを装着させて光凝固術を施行した後など,角膜にある程度の外的ストレスを加えた後にみられることが多い.1970年代の終わりごろより,増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術が盛んに行われ,それに伴い術後の難治性の角膜上皮障害が報告14~16)されるようになった.医学の進歩により重症の糖尿病患者の延命率も上がり,硝子体手術以外の手術や治療により生じる角膜障害を経験する機会も増えてきた.これらの糖尿病患者にみられる角膜症,特に角膜上皮の異常を総称して糖尿病角膜上皮症とよんでいる.糖尿病角膜症はまれに,図1に示した症例のように,外的ストレスが一切ない状態でも発症することがある.しかし日常臨床でみられる糖尿病角膜症の大多数は,上で述べた手術などの外的ストレス後である.II発症頻度糖尿病患者のうち,どのくらいの割合で糖尿病角膜症がみられるのであろうか?Schultzらによると糖尿病患者の47~64%にみられると報告17,18)しているが,実際の日常臨床での感覚としては,それほど多くない印象である.それを疑問に思った筆者らが以前調べたところによると,糖尿病患者の17%に何らかの角膜上皮障害がみられた19).また15.9%にみられるという数字も報告20)されている.16~17%あたりが妥当な線ではないかと考えている.一方,内眼手術,特に硝子体手術後に限ってみた場合,術後に生じる上皮障害の出現頻度は,筆者らが以前行ったアンケート調査19)では,硝子体手術を受けた糖尿病患者の19.9%(4,385眼中873眼)にみられた.その病型の内訳は,点状表層角膜症11.0%(483眼),再発性角膜上皮びらん3.2%(140眼),遷延性角膜上皮欠損5.7%(250眼)であった.糖尿病角膜上皮症には,いろいろな病型がみられる.その病型は,通常,表2のように分類される.では順を追って説明しよう.1.点状表層角膜症(superficialpunctatekeratopathy:SPK)日常の診察で最もよく経験するのがこの病型である.一般に点状表層角膜症を生じる原因は数多いが,その一つに糖尿病がある.角膜上皮の点状びらんで,図2のようにフルオレセインで染色するとよくわかり,点状に染色される.ごく軽いものから重症のものまで程度はさまざまであり,その分布や範囲は変化に富む.角膜下方1/3のいわゆる瞼裂部に一致して点状びらんがみられるものも多い.角膜知覚を測定してみるとたいてい低下しており,また,涙液量の低下,いわゆるドライアイを合併していることもある.診察時には,必ずフルオレセインで染色し,びらんの範囲,程度を観察し,同時にtearmeniscusの高さをみることが肝心である.こういった観察は,日常診察の習慣としてルーチンにしておくとよい.もし少しでもドライアイが疑われれば,Schirmer(60)図1手術などの外的ストレスが一切ない状況で発症した糖尿病角膜症の一例(文献25より)職業はケーキ屋さんであった.表2糖尿病角膜上皮症の病型分類・点状表層角膜症・再発性角膜上皮びらん・遷延性角膜上皮欠損・その他の病型あたらしい眼科Vol.23,No.3,2006341テストをするべきである.また,糖尿病患者では白内障術後の点眼薬のうち,非ステロイド抗炎症薬(ジクロードRなど)点眼により点状表層角膜症を生じることが多い傾向がある.これも点眼薬の内容を確認する習慣をつけておくとよい.この場合は,薬剤毒性角膜症の範疇に入るかもしれないが,糖尿病患者の角膜はこういった薬剤の障害性に対し脆弱である傾向がある.2.再発性角膜上皮びらん(recurrentcornealerosion:RCE)最近,糖尿病網膜症に対する硝子体手術件数が増加している.糖尿病患者に対する硝子体手術中に角膜上皮が混濁してきて手術の視認性が低下する場合,上皮掻爬を施行することが多い.こういう症例の場合,術後に難治性の上皮障害がみられることがある.その一つがこの再発性角膜上皮びらんであり,その本態は角膜上皮の接着障害である.一見するとまったく正常にみえる角膜上皮が,少し触れるだけで簡単に.離してしまう状態である.上皮びらんは一旦修復され完全に治癒したかにみえるが,数日して突然.離する.図3がそういった症例の一例であるが,びらん部の周囲には接着不良の上皮が観察できる.(61)図2点状表層角膜症の一例(文献3より)図3再発性角膜上皮びらんの一例(文献3より)図5遷延性角膜上皮欠損の一例図4と同一症例のフルオレセイン染色像.図4遷延性角膜上皮欠損の一例瞼裂部に一致して潰瘍がみられ,潰瘍周囲の上皮が白く盛り上がっているのがわかる.342あたらしい眼科Vol.23,No.3,20063.遷延性角膜上皮欠損(persistentepithelialdefect:PED),神経麻痺性角膜潰瘍(neurotrophiccornealulcer)この病型も,硝子体手術や白内障手術などの角膜への強いストレスのあとに生じることが多い.図4,5のように角膜の下方の輪部から約1/3の位置(通常瞼裂部とよばれる部位)に生じやすい.その形は横に長い楕円をしており,その周囲の上皮は白く盛り上がっているのが特徴である.難治性で,いろいろな治療法を試みても治りにくい上皮欠損である.こういった症例の角膜知覚を測定すると著明に低下している.Hyndiukら21)が報告した神経麻痺性角膜潰瘍とほぼ同じ病態と考えてよい.こういった症例は,角膜だけでなく全身,特に四肢の末梢神経の障害である糖尿病神経症を合併していることが多く,図に示した症例でも,手足の神経の伝導速度を測定すると著明な低下がみられ,また角膜知覚もCochet-Bonnet角膜知覚計で5mm以下と著明に低下していた.4.その他の病型その他,まれに糸状角膜炎やepithelialcracklineを生じることがある.Epithelialcracklineは,大橋らが提唱した疾患概念22)である.糖尿病患者でもepithelialcracklineがみられることがある.Epithelialcracklineの部位には糸状角膜炎もみられる.角膜上皮のホメオスターシスは図6のように,角膜上皮の分裂X,移動Y,脱落ZのバランスがX+Y=Zとなることによって保たれている(ThoftらのX,Y,Z理論).しかし一旦このバランスが崩れると,X+Y<Zの状態となり,epithelialcracklineや遷延性上皮欠損となる.Epithelialcracklineとはこの角膜上皮のバランスが崩れた状態にみられる病態と考えられる.5.プレクリニカル(前臨床的)な異常細隙灯顕微鏡検査で何らの異常がみられない状態でも上皮スペキュラー検査や共焦点顕微鏡検査を施行すると,糖尿病患者では上皮表層細胞の形態学的異常6)がみられる.すなわち,角膜上皮表層細胞が巨大化しており,大小不同がみられたり,上皮露出細胞面積が大きく,細胞核が観察されたりする.このように,前述の1~4のような臨床的な異常を生じる前の段階,前臨床段階ですでに異常がみられるのである.角膜知覚はこういうプレクリニカルな段階でもすでに低下しているので,非常に鋭敏な指標であると考えられる6).6.角膜知覚低下どの病態にも深く関与しているが,糖尿病患者の角膜知覚を測定すると,低下がみられる4~6).これは,糖尿病角膜症の発生に深く関与しており,非常に重要な要素であると考えられる.糖尿病角膜症は糖尿病神経症の一型18)とも考えられるからである.角膜知覚低下は糖尿病網膜症の重症度と密接な相関関係があって,糖尿病網膜症が重症であればあるほど,角膜知覚低下も著しい5,6).(62)図6角膜上皮のX,Y,Z理論(Thoftが提唱)X+Y=Zの平衡を保っている限り上皮は安定状態にある.YYZX角膜上皮角膜実質X:分裂量(上皮基底細胞の)Y:移動量(周辺からの)Z:脱落量(角膜表面からの)上皮創傷治癒遅延涙液減少瞬目低下上皮分裂能低下上皮基底膜異常上皮接着障害AGE沈着AR亢進ポリオール蓄積角膜知覚低下(糖尿病神経症)糖尿病角膜上皮症糖尿病図7糖尿病角膜上皮症の発症メカニズム(仮説)種々のファクターが関与して糖尿病角膜上皮症を発症させている.あたらしい眼科Vol.23,No.3,2006343最近では共焦点顕微鏡で観察すると上皮下の神経線維密度が糖尿病患者で低下していたという報告9)もあり,角膜知覚低下の裏付けとなる事実であると思われる.7.糖尿病角膜症の発症メカニズム(仮説)糖尿病角膜症は,先にも述べたように,図7のようないろいろなファクターが互いに影響しあって発症していると考えている.そのベースには角膜知覚低下やAGEの沈着などがあり,これらが上皮基底細胞の分裂を抑制し,上皮基底細胞の接着不良をもたらし,糖尿病角膜症の種々の病態をひき起こしていると考えると理解しやすい.III治療1.点状表層角膜症ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレインR)点眼(4~5回/日)をまず試みる.涙液量の低下も合併している場合には,それに加えて防腐剤を含まない人工涙液点眼(ソフトサンティアRなど)を追加する.この場合には可能なら,ヒアルロン酸ナトリウム点眼も防腐剤非含有のもの(ヒアレイン・ミニR)を使用することが望ましい.これらの治療で治癒しなければ,タリビッドR眼軟膏点入や,治療用ソフトコンタクトレンズ装用を試みる.アルドース還元酵素阻害薬(CT-112)の点眼が非常に有効なのである6,23)が,残念ながら製品化されないという.製品化してくれるという奇特な製薬会社は現れないものかと思う.白内障術後や緑内障例で,点眼薬の毒性が疑われる場合には,まずその原因とおぼしき点眼薬(非ステロイド抗炎症薬や抗緑内障薬など)を中止して,病像が軽減しないかどうかをみる.病像の軽減があり,なおかつまだ点状表層角膜症が残っている場合には,涙液の低下を疑い上記の治療を併用する.2.再発性角膜上皮びらんまず抗生物質眼軟膏(タリビッドR眼軟膏)点入に加えて圧迫眼帯治療を試みる.この場合,圧迫眼帯は確実に圧迫眼帯の状態になっていることを確認しなければならない.すなわち厚めのガーゼを患眼に押し当て,幅広のサージカルテープでしっかりガーゼを固定して,ガーゼの下で瞼が開瞼できないようにすることが肝心である.看護師やスタッフまかせにせず医師みずからの確認作業が必要である.斜視治療に使用するアイパッチRだけでは不完全である.以上の治療で治癒しない場合,治療用ソフトコンタクトレンズの装用を試してみる.それでもなお治癒しない場合は,あるいは,治療用ソフトコンタクトレンズの装用を試す前に,角膜表層穿刺(角膜実質穿刺anteriorstromalpuncture)24)を試みてもよい.この方法は特殊な器具を必要としない簡便で非常に有効なよい方法である.詳細については文献24)を参照していただければよいと思うが,手短に説明すると,点眼麻酔ののち,細隙灯顕微鏡下あるいは外来処置用顕微鏡下で,患者の顔が動かない状態にして25ないし26ゲージ針で接着不良とみえる角膜上皮を,あたかもその下のBowman層と角膜実質にピン止めするような感覚で穿刺していく.接着不良の上皮部だけでなくその周囲の角膜上皮も一緒に穿刺しておくのがコツである.上皮欠損部が広い場合,上皮欠損部にも穿刺してよい.穿刺の深さは実質の1/3までで,注射針は簡単には前房に達することはない.筆者も当初は角膜穿孔を恐れて,注射針の先端を折り曲げて使用していたが,最近では直針のままで問題なく施行できている.穿刺間隔は約0.5mm程度でよい.穿刺が終了したら抗生物質眼軟膏点入をして圧迫眼帯をする.24時間はそのままにして診察.接着不良部が残っていれば,同様にして角膜表層穿刺をする.同様の処置をして24時間後に診察.これで大抵は治癒する.その他,上皮掻爬という方法もあるが,あまりお勧めできない.自己血清点眼は試みてもよいかもしれない.3.遷延性角膜上皮欠損,神経麻痺性角膜潰瘍両者はほぼ同一の病態と考えられるので,一緒に述べる.前項の再発性角膜上皮びらんと同じく,まず抗生物質眼軟膏(タリビッドR眼軟膏)点入+圧迫眼帯治療を試みる.前述のように圧迫が不完全のことがよくみられるので圧迫は確実にすること.この方法でかなりの症例は治癒する.この方法が無効の場合,治療用ソフトコンタクトレンズの装用を試みる.それでも治癒しないような重症の場合には,瞼板縫合を考慮する.瞼板縫合をあ(63)344あたらしい眼科Vol.23,No.3,2006まりタイトに施行すると施行後の診察ができなくなるので,耳側の瞼裂に少し隙間を設けるのがコツである.診察はこの隙間から行う.4.Epithelialcrackline前述の上皮のホメオスターシスの崩れた不等式,X+Y<Zの状態から,X+Y=Zという調和の取れたバランスのよい状態に回復すればよいのであるから,この式の左辺のX(分裂量)およびY(移動量)を増加させるか,あるいは右辺のZ(脱落量)を減少させればよいのである.すなわち上皮基底細胞の分裂と移動を促進し,角膜表面からの上皮表層細胞の脱落を抑制すればよいのである.実際には,抗生物質眼軟膏点入+圧迫眼帯治療と治療用ソフトコンタクトレンズ装用は,角膜表面からの細胞の脱落を抑制すると考えられる.瞼板縫合も,眼瞼の動きを制限するため角膜表面からの上皮細胞の脱落を抑制すると考えられるので有効と思われる.さらに,EGF(epidermalgrowthfactor)点眼は角膜上皮基底細胞の細胞分裂を促進するので有効と考えられる.文献1)大橋裕一:糖尿病角膜症.日眼会誌101:105-110,19972)細谷比左志:糖尿病角膜症.臨眼51(増刊号):45-48,19973)細谷比左志:糖尿病性角膜症.あたらしい眼科13:845-851,19964)SchwartzDE:Cornealsensitivityindiabetics.ArchOphthalmol91:174-178,19745)RogellGD:Cornealhypesthesiaandretinopathyindiabetesmellitus.Ophthalmology87:229-233,19806)HosotaniH,OhashiY,YamadaMetal:Reversalofabnormalcornealepithelialcellmorphologiccharacteristicsandreducedcornealsensitivityindiabeticpatientsbyaldosereductaseinhibitor,CT-112.AmJOphthalmol119:288-294,19957)AzarDT,Spurr-MichaudSJ,TisdaleASetal:Alteredepithelial-basementmembraneinteractionsindiabeticcorneas.ArchOphthalmol110:537-540,19928)AzarDT,Spurr-MichaudSJ,TisdaleASetal:Decreasedpenetrationofanchoringfibrilsintothediabeticstroma.Amorphometricanalysis.ArchOphthalmol107:1520-1523,(64)19899)HossainP,SachdevA,MalikRA:Earlydetectionofdiabeticperipheralneuropathywithcornealconfocalmicroscopy.Lancet366:1340-1343,200510)KajiY,UsuiT,OsikaTetal:Advancedglycationendproductsindiabeticcorneas.InvestOphthalmolVisSci41:362-368,200011)GekkaM,MiyataK,NagaiYetal:Cornealepithelialbarrierfunctionindiabeticpatients.Cornea23:35-37,200412)SchultzRO,MatsudaM,YeeRWetal:CornealendothelialchangesintypeIandtypeIIdiabetesmellitus.AmJOphthalmol98:401-410,198413)HenkindP,WiseGN:Descemet’swrinklesindiabetes.AmJOphthalmol52:371-374,196114)BrightbillFS,MyersFL,BresnickGH:Postvitrectomykeratopathy.AmJOphthalmol85:651-655,197815)PerryHD,FoulksGN,ThoftRAetal:Cornealcomplicationsafterclosedvitrectomythroughtheparsplana.ArchOphthalmol96:1401-1403,197816)FoulksGN,ThoftRA,PerryHDetal:Factorsrelatedtocornealepithelialcomplicationsafterclosedvitrectomyindiabetics.ArchOphthalmol97:1076-1078,197917)SchultzRO,VanHomDL,PetersMAetal:Diabetickeratopathy.TransAmOphthalmolSoc79:180-199,198118)SchultzRO,PetersMA,SobocinskiKetal:Diabetickeratopathyasamanifestationofperipheralneuropathy.AmJOphthalmol96:368-371,198319)細谷比左志:糖尿病角膜上皮症.坪田一男編集「オキュラーサーフェスのすべて」,眼科プラクティス3.p251-257,文光堂,200520)DogruM,KatakamiC,InoueM:Tearfunctionandocularsurfacechangesinnoninsuline-dependentdiabetesmellitus.Ophthalmology108:586-592,200121)HyndiukRA,KazarianEL,SchultzROetal:Neurotrophiccornealulcersindiabetesmellitus.ArchOphthalmol95:2193-2196,197722)大橋裕一,木下茂,細谷比左志ほか:角膜上皮障害の新しい病態─Epithelialcrackline.臨眼46:1539-1543,199223)細谷比左志,田野保雄,玉田玲子ほか:アルドース還元酵素阻害剤(CT-112)点眼による糖尿病性角膜症の治療.眼紀37:1359-1365,198624)細谷比左志,田野保雄:角膜表層穿刺の奏効した糖尿病性角膜症の3症例.臨眼42:13-16,198825)細谷比左志:オキュラーサーフェス異常と角膜症.樋田哲夫編集「糖尿病眼合併症の治療指針」,眼科プラクティス7.p156-161,文光堂,2006