《原著》あたらしい眼科30(3):385.389,2013cBacillus属による遅発性濾過胞感染に伴う眼内炎の1例田中宏樹重安千花谷井啓一渡辺健春畑裕二秋山邦彦山田昌和独立行政法人国立病院機構東京医療センター眼科ACaseofEndophthalmitisAssociatedwithLate-OnsetBlebitisCausedbyBacillusSpeciesHirokiTanaka,ChikaShigeyasu,KeiichiYatsui,KenWatanabe,YujiHaruhata,KunihikoAkiyamaandMasakazuYamadaDepartmentofOphthalmology,NationalHospitalOrganizationTokyoMedicalCenterBacillus属による濾過胞感染に伴う眼内炎を経験したので報告する.症例は67歳,男性.前日夜からの左眼の視力低下,疼痛を主訴として,翌朝9時に来院した.左眼の閉塞隅角緑内障に対して白内障手術と線維柱帯切除術を施行された既往歴があった.左眼の矯正視力は0.2で,著明な毛様充血,前房内に炎症細胞および前房蓄膿を認め,濾過胞は白濁し,眼底は透見困難であった.濾過胞感染による眼内炎と診断し,同日14時に硝子体手術を行った.術中硝子体の塗抹検査でグラム陽性桿菌が検出され,芽胞も認めたためにBacillus属による眼内炎を疑い,細菌培養検査で術後2日目にBacillus属と同定した.起炎菌が早期に判明し,感受性のある抗菌薬を投与したところ,術後4日目には眼内の炎症所見は改善傾向を示し,その後徐々に鎮静化した.術後4カ月には矯正視力は1.0まで回復し,良好な視力予後を得ることができた.術後眼内炎の治療においては,patient’sdelayやdoctor’sdelayをできるかぎり短縮して早期に治療できる体制づくりと起炎菌に応じた化学療法が重要であることが改めて示唆された.Wereportacaseofbleb-associatedendophthalmitisduetoBacillusspecies.A67-year-oldmalepresentedatourhospitalthemorningafterexperiencingdecreasedvision,painandepiphorainhislefteyeonthepreviousnight.Hehadapasthistoryofcataractsurgeryandtrabeculectomyinhislefteye.Thevisualacuity(VA)oftheeyewas20/100;slitlampexaminationrevealedciliaryinjection,severeinflammationandhypopyonintheanteriorchamber.Theblebwasinfiltratedandthefunduswasinvisible.Bleb-associatedendophthalmitiswasdiagnosed,andvitrectomywasperformed6hoursafterpresentation.Smearpreparationofvitreousaspiratesrevealedgram-positiverodswithspore-formingbacteria,suggestingBacillusspecies;thefindingwasconfirmed2dayslaterbypositivemicrobialculture.Severalactiveantibioticswereadministratedviavariousroutes.Theinflammationgraduallydiminishedwithin4dayspostoperatively;VArecoveredto20/20in4months.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)30(3):385.389,2013〕Keywords:バチルス,眼内炎,濾過胞炎,線維柱帯切除術,硝子体手術.Bacillus,endophthalmitis,blebitis,trabeculectomy,vitrectomy.はじめにBacillus属は土壌や水中に広く生息するグラム陽性の芽胞形成桿菌である.眼外傷後の眼内炎やコンタクトレンズに関連した感染性角膜炎の起炎菌として知られており,特に眼内炎に関しては,Bacillus属は数種類の強い外毒素を有するため急速で劇症な経過をたどり,予後不良であると報告されている1,2).しかし,線維柱帯切除術後の眼内炎の起炎菌としてBacillus属はまれであり,筆者らが検索した限り,わが国において線維柱帯切除術後にBacillus属を起炎菌とする眼内炎の報告はない.今回,筆者らはBacillus属を起炎菌とする濾過胞感染に続発した眼内炎の1例を経験した.発症早期に診断し,迅速に硝子体手術と化学療法を行った結果,良好な予後を得ることができたのでその臨床経過を報告する.I症例患者:67歳,男性.主訴:左眼の視力低下.〔別刷請求先〕田中宏樹:〒152-8902東京都目黒区東が丘2-5-1独立行政法人国立病院機構東京医療センター眼科Reprintrequests:HirokiTanaka,M.D.,DepartmentofOphthalmology,NationalHospitalOrganizationTokyoMedicalCenter,2-5-1Higashigaoka,Meguro-ku,Tokyo152-8902,JAPAN0910-1810/13/\100/頁/JCOPY(99)385図1初診時前眼部写真前房内に著明な炎症細胞および前房蓄膿を認め,毛様充血を伴っていた.現病歴:2010年2月夜より左眼の視力低下,疼痛,流涙を自覚し,翌日午前9時に来院した.既往歴:2008年7月左眼の急性閉塞隅角緑内障発作を起こし,同日レーザー虹彩切開術を施行した.いったんは眼圧低下が得られたが,その後に眼圧の再上昇を認めたため,同年8月に白内障手術(超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術),10月に線維柱帯切除術を施行した.線維柱帯切除術では,結膜弁は輪部基底で作製し,上方11時の位置で線維柱帯切除を行い,0.04%マイトマイシンC(MMC)を併用した.術後は2009年2月頃より無血管濾過胞の状態ではあったが,濾過胞からの房水漏出はなく,眼圧は点眼なしで15mmHgと安定していた.左眼の視力は(1.0),Goldmann視野検査では視野欠損を認めなかった.抗菌薬の点眼は行わずに,6週間に1回外来にて経過観察していた.家族歴,全身疾患:特記事項なし.眼内炎発症時の所見:視力は右眼(1.2×+1.50D(cyl.1.00DAx135°)左眼(0.2×+1.25D(cyl.0.50DAx180°).左眼は毛様充前房内に著明な炎症細胞および前房蓄膿を認め(図1),濾過胞は白濁していた(図2).硝子体は混濁し,眼底は透見困難であった.血液検査所見:白血球数は10,400/μlと軽度の上昇を認めたが,C反応性蛋白(CRP)は0.1mg/dlであり,その他のデータも正常範囲内であった.経過:濾過胞感染はすでに硝子体まで炎症が波及したstageIII3,4)の状態であり,同日14時に23ゲージ硝子体手術を行った.感染部位である濾過胞の結膜は,癒着が強かったため強膜血,(,)を一部含めて.離を行い切除し,細菌培養検査へ提出した.また,前房水,硝子体の採取も行い,同様に細菌培養検査へ386あたらしい眼科Vol.30,No.3,2013図2初診時濾過胞写真白濁した濾過胞が観察された.図3硝子体手術術中眼底写真眼内は強い硝子体混濁があり,網膜に斑状出血と樹氷状血管炎を認めた.提出した.眼内は強い硝子体混濁と網膜に斑状出血,樹氷状血管炎を認めたため(図3),可能なかぎり硝子体を切除した.セフタジジム20μg/ml,バンコマイシン40μg/mlを添加した術中灌流液に加え,術終了時にセフタジジム10mg/0.5mlとバンコマイシン5.0mg/0.5mlの結膜下注射,セフタジジム2.0mg/0.1mlとバンコマイシン1.0mg/0.1mlの硝子体内注射を行った.線維柱帯切除部位の強膜からの漏出はみられず,切除した結膜周囲の結膜下の癒着を解除した後,周囲の結膜を寄せて縫合した.術当日,採取した硝子体は遠心分離後に沈渣の塗抹検査を行った.グラム陽性桿菌が検出され,芽胞形成を認めたためにBacillus属による眼内炎を疑い,術後2日目には硝子体からの細菌培養検査によりBacillus属と同定した.術翌日から点眼薬は2%セフタジジム,1%バンコマイシン,0.5%(100)退院2/345678910111213141516硝子体注射VCM1.0mg/0.1mlCAZ2.0mg/0.1ml結膜下注射VCM5.0mg/0.5mlCAZ10mg/0.5ml点眼薬1%VCM×8回0.5%ABK×8回2%CAZ×8回0.5%MFLX×8回全身投与CPFX600mgⅳFMOX1gⅳCPFX300mgoral図4術後抗菌薬使用状況感受性のある抗菌薬を硝子体注射,結膜下注射,点眼,全身投与とさまざまな方法で使用した.VCM:vancomycin,CAZ:ceftazidime,ABK:arbekacin,MFLX:moxifloxacin,FMOX:flomoxefsodium,CPFX:ciprofloxacin.図5術後半年眼底写真白濁し樹氷状血管炎を呈していた網膜の血流は回復し,斑状出血も消失した.モキシフロキサシンを1日8回,0.1%ベタメタゾンを1日4回,1%アトロピンを1日1回使用していたが,起炎菌がBacillus属と同定された術後2日目からは2%セフタジジムを0.5%アルベカシンへ変更した.Bacillus属はbラクタマーゼ産生性でペニシリン,セフェムが無効であることが多く,バンコマイシン,アミノグリコシドが第一選択として推奨されているためである.また,術翌日から9日間,セフタジジムとバンコマイシンの結膜下注射および硝子体内注射を連日継続した.全身投与の抗菌薬も硝子体移行性,薬剤感受性を踏まえ,術後2日目からフロモキセフナトリウム1gか(101)図6術後5カ月前眼部写真眼内の炎症所見は改善した.図7術後5カ月濾過胞写真濾過胞の再形成を認めた.らシプロフロキサシン600mgへ変更し10日間静脈内投与を行った後,300mg/日の経口投与へ変更して7日間継続した(図4).術後3日目に判明した薬剤感受性試験の結果においては,ペニシリン系のPCG(ペニシリンG),ABPC(アンピシリン),セフェム系のCTM(セフォチアム)には耐性を示し,アミノ配糖体系のGM(ゲンタマイシン),ニューキノロン系のLVFX(レボフロキサシン)には感受性であった.術後4日目には眼内の炎症所見は改善傾向を示した.白濁し樹氷状血管炎を呈していた網膜の血流は回復し,斑状出血も消失し,左眼の視力は(0.5)と改善した.術後4カ月には眼底所見は改善し,左眼の視力は(1.0)まで回復し,濾過胞の再形成を認めた(図5.7).0.03%ビマトプロスト点眼で眼圧は15mmHg程度と落ち着いており,視野欠損もなく2年4カ月経過した現在まで経過は良好である.あたらしい眼科Vol.30,No.3,2013387II考按線維柱帯切除術にMMCなどの線維芽細胞増殖抑制薬を併用するようになり,術後の眼圧コントロールの成績は改善した5).しかし,その一方で術後の濾過胞炎や眼内炎の発症の危険性は増大していることが報告されている6).線維柱帯切除術後の晩期感染症の発生頻度は,線維芽細胞増殖抑制薬を併用しない場合では0.2.1.5%,5-フルオロウラシル併用では1.9.5.7%,MMC併用では1.6.3.1%と報告されている7).線維芽細胞増殖抑制薬の併用以外に濾過胞感染を生じやすい危険因子として,濾過胞からの房水の漏出8),下方の濾過胞8),乏血管性の濾過胞9),易感染性の全身疾患10)などがあげられている.線維柱帯切除術後の抗菌薬点眼の予防的継続の是非については諸説あり6,9),一定の見解が得られていない.本症例では線維芽細胞増殖阻害薬の使用や乏血管性の濾過胞といった危険因子は存在したものの,長期的な抗菌薬の点眼は行わずに,患者に濾過胞感染に関する啓蒙,指導を行ったうえで,数週間に一度の定期的な診療を行っていた.線維柱帯切除術から濾過胞感染症までの期間については,Mochizukiら3.1年(0.4.6.0年)9),Busbeeら19.1カ月(3日.9年)11),Songら5年(0.7.12.2年)12)とさまざまな報告があるが,本症例では線維柱帯切除術後16カ月で濾過胞感染症を発症している.線維柱帯切除術後の眼内炎の起炎菌としてStreptococcus属やStaphylococcus属などが多いとされ11,12),これらは結膜.内に常在細菌叢として存在する菌である.本症例の起炎菌となったBacillus属は芽胞形成性のグラム陽性桿菌であり,水中や土壌に広く存在する環境菌である13).Bacillus属は術後眼内炎の起炎菌としてはまれであり,Bacillus属による眼内炎は外傷に伴うものが多いとされている1,2).本症例における発症要因としては外傷などの誘因はないため,感染経路として患者の手についた菌が擦過により,あるいは水を介して濾過胞に付着した可能性が推測される.Bacillus属はbラクタマーゼを産生し,ペニシリン,セフェムが無効であることが多く,抗菌薬選択は,バンコマイシン,アミノグリコシドが第一選択として推奨されている14.16).また,全身投与の抗菌薬は硝子体内への移行性,感受性を踏まえシプロフロキサシンが推奨されている17.19).本症例の感受性試験でもペニシリン,セフェムには耐性を示していたが,アミノグリコシド,ニューキノロンには感受性を認めた.このため術後2日目から点眼薬はセフタジジムをアルベカシンへ,全身投与の抗菌薬もフロモキセフナトリウムからシプロフロキサシンへ変更した.硝子体注射は,無水晶体無硝子体眼では半減期が短縮し20,21),バンコマイシンとセフタジジムの反復投与が網膜毒性を示さなかったという報告を踏まえ22),術後9日間継続した.線維柱帯切除術後のBacillus属による眼内炎の報告は少なく,筆者らが渉猟した限りでは3例であった14,15).Millerらの報告14)では,線維柱帯切除術後16カ月で眼内炎を発症し,診断後2時間で硝子体内にバンコマイシン,ゲンタマイシンを投与したが,予後不良であった.Hemadyらの2例15)は,線維柱帯切除術後に眼内炎を発症し,診断後6時間で,ゲンタマイシンとメチシリンあるいはセファロチンの結膜下注射,全身投与を行い,最終視力は0.6と0.4であった(表1).これらの予後の違いについて,まず菌種の違いや外毒素の産生能の違いが原因として考えられており,60種類以上あるBacillus属の種のなかでもBacilluscereusは最も予後の悪い菌として知られている1,2).つぎに感染から治療開始までの時間の違いがあげられる.Bacillus属は感染後に増殖し,ある一定以上の細菌数に達すると外毒素を放出するquorumsensingを行う菌である.Bacilluscereusは眼感染後,2.4時間で外毒素の放出を開始するため,4時間以内に表1線維柱帯切除後Bacillus眼内炎の報告例報告者(年)年齢(歳)/性別検出菌診断-治療時間手術点眼抗菌薬使用結膜硝子体全身発症時視力最終視力Hemady(1990)50/男性Bacillussp.6hr─BCNMDMPPCGMDMPPCGM─0.6Hemady(1990)80/男性Bacillussp.6hr─CETGMCETGMCETGM0.10.4Miller(2007)47/男性Bacilluscereus2hrTapVCMGMSLSL田中(2013)67/男性Bacillussp.5hrPPVVCMABKVCMCAZVCMCAZCPFX0.21.0MFLXABK:arbekacin,BC:bacitracin,CAZ:ceftazidime,CET:cephalothin,CPFX:ciprofloxacin,DMPPC:methicillin,GM:gentamicin,MFLX:moxifloxacin,NM:neomycin,VCM:vancomycin.PPV:経毛様体扁平部硝子体切除術.388あたらしい眼科Vol.30,No.3,2013(102)治療を始めたほうが,有意に予後がよいという報告もある23).最後に治療方法の違いが考えられる.Busbeeらは線維柱帯切除後の眼内炎で,硝子体手術を行った群と硝子体タップと抗菌薬硝子体注射を行った群とで視力予後を検討し,硝子体手術を行った群で有意に視力予後が良好であったと報告している11).一方,Songらは同様の検討を行い,硝子体タップと抗菌薬硝子体注射を行った群で有意に視力予後が良好であったと報告している12).本症例で1.0と良好な最終視力を得られたのは,早期の硝子体手術に加え,硝子体注射を含めた感受性の高い化学療法を行ったためであると考えられる.本症例で有効な治療が行えたのは,まず,発症から来院までの時間,patient’sdelayが少なかったことがあげられる.これは線維柱帯切除術後から,患者に濾過胞感染に関する啓蒙がしてあり,何か異常があればすぐ来院するように指導していたためである.つぎに,来院してから手術までが早く施行できたこと,doctor’sdelayが短かったことがあげられる.診断から手術まで早期に行える体制づくりが重要であることが改めて示唆された.最後に起炎菌が早期に判明したことがあげられる.結膜,前房水,硝子体を検体として細菌学的検査を行ったが,術当日の塗抹検査結果からBacillus属による感染を疑い,感受性のある抗菌薬を硝子体注射,結膜下注射,点眼,内服とさまざまな方法で使用することができた.以上により眼内炎発症から迅速に加療を開始することができ,良好な結果を得られたと考えられる.本論文の要旨は第47回日本眼感染症学会(2010)で発表した.文献1)DasT,ChoudhuryK,SharmaSetal:ClinicalprofileandoutcomeinBacillusendophthalmitis.Ophthalmology108:1819-1825,20012)FosterRE,MartinezJA,MurrayTGetal:UsefulvisualoutcomesaftertreatmentofBacilluscereusendophthalmitis.Ophthalmology103:390-397,19963)KatzLJ,CantorLB,SpaethGL:Complicationsofsurgeryinglaucoma.Earlyandlatebacterialendophthalmitisfollowingglaucomafilteringsurgery.Ophthalmology92:959-963,19854)GreenfieldDS:Bleb-relatedocularinfection.JGlaucoma7:132-136,19985)PalmerSS:Mitomycinasadjunctchemotherapywithtrabeculectomy.Ophthalmology98:317-321,19916)JampelHD,QuigleyHA,Kerrigan-BaumrindLAetal:Riskfactorsforlate-onsetinfectionfollowingglaucomafiltrationsurgery.ArchOphthalmol119:1001-1008,20017)望月清文,山本哲也:線維芽細胞増殖阻害薬を併用する緑内障濾過手術の術後眼内炎.眼科手術11:165-173,19988)SoltauJB,RothmanRF,BudenzDLetal:Riskfactorsforglaucomafilteringblebinfections.ArchOphthalmol118:338-342,20009)MochizukiK,JikiharaS,AndoYetal:IncidenceofdelayedonsetinfectionaftertrabeculectomywithadjunctivemitomycinCor5-fluorouraciltreatment.BrJOphthalmol81:877-883,199710)LehmannOJ,BunceC,MathesonMMetal:Riskfactorsfordevelopmentofpost-trabeculectomyendophthalmitis.BrJOphthalmol84:1349-1353,200011)BusbeeBG,RecchiaFM,KaiserRetal:Bleb-associatedendophthalmitis:clinicalcharacteristicsandvisualoutcomes.Ophthalmology111:1495-1503,200412)SongA,ScottIU,FlynnHWJretal:Delayed-onsetbleb-associatedendophthalmitis:clinicalfeaturesandvisualacuityoutcomes.Ophthalmology109:985-991,200213)岡山加奈,藤井宝恵,小野寺一ほか:手指消毒効果と手指細菌叢に影響する爪の長さ.環境感染誌26:269-277,201114)MillerJJ,ScottIU,FlynnHWJretal:EndophthalmitiscausedbyBacillusspecies.AmJOphthalmol145:883888,200815)HemadyR,ZaltasM,PatonBetal:Bacillus-inducedendophthalmitis:newseriesof10casesandreviewoftheliterature.BrJOphthalmol74:26-29,199016)KervickGN,FlynnHWJr,AlfonsoEetal:AntibiotictherapyforBacillusspeciesinfections.AmJOphthalmol110:683-687,199017)AlfaroDV,DavisJ,KimSetal:ExperimentalBacilluscereuspost-traumaticendophthalmitisandtreatmentwithciprofloxacin.BrJOphthalmol80:755-758,199618)KerenG,AlhalelA,BartovEetal:Theintravitrealpenetrationoforallyadministeredciprofloxacininhumans.InvestOphthalmolVisSci32:2388-2392,199119)BabaFZ,TrousdaleMD,GaudermanWJetal:Intravitrealpenetrationoforalciprofloxacininhumans.Ophthalmology99:483-4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