《第28回日本緑内障学会原著》あたらしい眼科35(8):1133.1138,2018c0.005%ラタノプロスト点眼液による正常眼視神経乳頭および脈絡膜循環の変化萩原蓉子小暮朗子小暮俊介高橋洋平江村純子竹下恵理飯田知弘東京女子医科大学眼科学教室ChangesinBloodFlowofOpticNerveHeadandChoroidby0.005%LatanoprostinHealthyEyesYokoHagiwara,AkikoKogure,ShunsukeKogure,YoheiTakahashi,JunkoEmura,EriTakeshitaandTomohiroIidaCDepartmentofOphthalmology,TokyoWomen’sMedicalUniversity目的:0.005%ラタノプロスト点眼液による正常眼視神経乳頭部および脈絡膜の血流動態に及ぼす影響を検討した.対象および方法:対象は健常人C14例C14眼.片眼にC0.005%ラタノプロストを点眼し,点眼前および点眼C2時間後に眼圧,血圧,眼灌流圧,またレーザースペックルフローグラフィー(LSFG)を用いて視神経乳頭部および黄斑部の血流値を測定した.結果:平均眼圧は,ラタノプロスト点眼前後でC14.7C±1.8CmmHgからC13.2C±1.9CmmHgへ有意に下降した(p<0.01).平均血圧および眼灌流圧は点眼前後で有意な変化がなかった.LSFGによる血流値は,ラタノプロスト点眼前後で,黄斑部CMBR,視神経乳頭CMA,MVおよびCMTすべの部位において有意に上昇した(それぞれ点眼前C10.9±4.1,23.0C±4.0,46.3C±9.2,12.7C±3.0から点眼後C11.3C±3.91,24.7C±3.5,49.9C±9.9,13.6C±3.0.すべてCp<0.05).眼灌流圧変化率と眼圧変化率には有意な相関を認めなかった.結論:0.005%ラタノプロスト点眼液は眼圧下降効果のみならず,眼圧非依存性の血流増加作用がある可能性が示唆された.CPurpose:WeCinvestigatedCchangesCinCbloodC.owCofCtheCopticCnerveChead(ONH)andCmaculaCafterCinstillationof0.005%latanoprostinnormaleyes.MaterialandMethod:In14eyesof14healthysubjects,intraocularpres-sure(IOP),CbloodCpressure,CocularCperfusionCpressure(OPP)andCbloodC.owCvelocityCofCONHCandCmaculaCusingLSFGCwereCmeasuredCbeforeCandCatC2ChoursCafterCinstillationCofC0.005%Clatanoprost.CResults:MeanCintraocularCpressurereducedsigni.cantly,from14.7±1.8CmmHgto13.2±1.9CmmHg,2hoursafterlatanoprostinstillation(p<0.01)C.MeanbloodpressureandOPPwerenotsigni.cantlychanged.MacularMBRandMA,MVandMTofONHincreasedCsigni.cantlyCinCallCareas(p<0.05)C.CThereCwasCnoCsigni.cantCcorrelationCbetweenCchangesCinCOPPCandCIOP.CConclusion:ThisCstudyCfoundCthatC0.005%ClatanoprostCsigni.cantlyCreducedCintraocularCpressureCandCincreasedblood.ow2hoursafterinstillation.BecauseOPPwasunchanged,itissuggestedthatthesechangesinhemodynamicswereduetodirectvasodilativee.ectsof0.005%latanoprost.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)C35(8):1133.1138,C2018〕Keywords:ラタノプロスト,レーザースペックルフローグラフィー,視神経乳頭血流.latanoprost,ClaserCspeckleC.owgraphy,blood.owofopticnervehead.Cはじめに現在,緑内障に対するエビデンスに基づいた確実な治療法は眼圧下降であり,ベースラインからC30%の眼圧下降を目標に点眼治療を導入することがスタンダードとなっている1).しかしながら,眼圧下降が十分であるにもかかわらず,視野障害が進行することがしばしば経験される.片頭痛,高血圧,視神経乳頭出血および視神経乳頭周囲網脈絡膜萎縮などの循環障害を起因とする病態が緑内障の視野進行における危険因子であることが報告されており2.8),緑内障治療薬に対しては,眼圧下降効果に加え眼循環に対する〔別刷請求先〕小暮朗子:〒162-8666東京都新宿区河田町C8-1東京女子医科大学眼科学教室Reprintrequests:AkikoKogure,M.D.,Ph.D.,DepartmentofOphthalmology,TokyoWomen’sMedicalUniversity,8-1Kawada-cho,Shinjyu-ku,Tokyo162-8666,JAPAN作用が期待されている.ラタノプロストはプロスタグランジンCF2Caアナログで強力な眼圧下降効果を有する緑内障治療薬であり9),緑内障点眼薬の第一選択薬の一つである.ラタノプロスト点眼液の眼血流量に与える影響は,眼圧下降による眼灌流圧上昇に伴う血流増加10.14)と,薬剤が末梢血管拡張作用を有する15)ことの二つが考えられるが観察期間が長期の投与例の既報告がほとんどであり,眼圧下降による眼灌流圧上昇に伴う血流増加を示す結果であると推察されている.そこで今回筆者らは,ラタノプロストの点眼後早期における血流動態への影響を検討するために,LSFG-NAVIを用いて,0.005%ラタノプロスト点眼C2時間前後における視神経乳頭部および黄斑部の眼血流変化について血流解析を行った.CI対象および方法対象は,健常人ボランティアC14例C14眼,男性C5例,女性9例.平均年齢はC32.3C±9.2歳(25.48歳)である.対象眼の等価球面度数は,平均C.1.75±2.5ジオプトリー(D)(.3.75..0.75D)であった.高血圧症・糖尿病を含む重篤な全身合併症の既往,等価球面度数C.6D以下の近視,+3D以上の遠視,眼疾患の既往のものは除外した.本研究は,本学倫理員会承認を得ており,すべての対象について本研究に関する目的と方法について十分な説明を行い,同意を得ている.0.005%ラタノプロストを点眼する眼を無作為に決定しラタノプロスト点眼群とし(コインによる左右眼ランダムサンプリング),他眼を対照群として生理食塩水を点眼した.点眼前と点眼C2時間後に眼圧,平均血圧,眼灌流圧およびLSFGによる血流値CMBR(meanblurrate)の測定を行った.眼圧,血流測定は点眼前後各C3回行い,平均値を用いた.それぞれ平均血圧=(拡張期血圧)+1/3(収縮期血圧C.拡張期血圧),眼灌流圧=2/3×平均血圧.眼圧として算出した.LSFGによる血流測定部位は黄斑部と視神経乳頭部とした.黄斑部はCRubberCband(RB)を中心窩C150ピクセル四方に設置した.これは眼底では約C1Cmm四方の大きさであり脈絡膜循環を測定していることとなる.視神経乳頭部においては,MBRを乳頭内平均血流値CMA(meanCblurCrateCinCallarea),乳頭内組織領域平均血流値CMT(meanblurrateintissueCarea),乳頭内血管領域平均血流値CMV(meanCblurrateinvesselarea)に分類して測定を行った.統計には各群間(Mann-Whitney’sUtest),各項目(Wil-coxonCsigned-ranksCtest)の点眼前後の比較について検討し,また血流値変化と眼灌流圧変化との関連についてもCPearson’sCcorrelationCtestを用いて検討した(p<0.05を有意とした).CII結果平均血圧は,点眼前C85.0C±9.3CmmHg(93.128CmmHg),点眼後C85.3C±9.3CmmHg(89.132CmmHg)で有意な変化はみられなかった.平均眼圧はラタノプロスト点眼群において,点眼前C14.7C±1.8CmmHg(12.18CmmHg)から点眼後C13.2C±1.9CmmHg(10.16CmmHg)と有意に下降し(p<0.01),平均変化率は.10.2%であった(図1).対照群では点眼前C14.4C±2.0mmHg(11.17mmHg)から点眼後C13.8C±2.0CmmHg(10.17CmmHg)と有意な変化は認めなかった.平均眼灌流圧はラタノプロスト点眼群において,点眼前41.9C±5.9CmmHg(32.1.51.6mmHg),点眼後C43.6C±6.3CmmHg(32.5.52.5mmHg)であり(図1),対照群では点眼前C43.0C±7.7CmmHg(42.3.67.5CmmHg)から点眼後C43.9C±8.2CmmHg(43.3.69.7mmHg)といずれも有意な変化を認めなかった.血流値に関しては,黄斑部CMBRはラタノプロスト点眼群において,点眼前C10.9C±4.1(5.2.18.2),点眼後C11.3C±3.91(5.6.16.7)と有意に増加し(p<0.05),その平均変化率は+3.7%であった.対照群では点眼前C10.3C±3.4(5.2.15.8)から点眼後C10.5C±3.6(6.16.9)と有意な変化は認めなかった(図2).視神経乳頭部において,MAは点眼前C23.0C±4.0(17.8.30.2),点眼後C24.7C±3.5(19.8.31.9)と有意に増加し(p<0.05),その平均変化率は+7.4%であった.対照群では点眼前C23.8C±4.7(18.1.33.8)から点眼後C24.5C±4.0(19.8.31.6)と有意な変化は認めなかった(図2).MVでは点眼前C46.3C±9.2(30.5.63.9),点眼後C49.9C±9.9(34.4.58.1)と有意に増加し(p<0.05),その平均変化率は+7.8%であった.対照群では点眼前C45.6C±8.9(32.6.67.5)から点眼後C47.1C±8.9(34.7.73.5)と有意な変化は認めなかった(図2).MTでは点眼前C12.7C±3.0(8.3.17.5),点眼後C13.6C±3.0(8.2.19.3)と有意に増加し(p<0.05),その平均変化率は+7.1%であった.対照群では点眼前C12.4C±3.3(6.6.18.9)から点眼後C12.7±3.0(8.3.18.6)と有意な変化は認めなかった(図2).すなわちラタノプロスト点眼群においては,黄斑部CMBR,視神経乳頭CMA,視神経乳頭CMVおよび視神経乳頭CMTのすべての部位において有意な血流値の増加がみられた.眼灌流圧変化率と黄斑部CMBR,視神経乳頭CMA,視神経乳頭MVおよび視神経乳頭CMTにおいての血流値変化率では有意な相関を認めなかった(それぞれCr=.0.30,+0.19,+0.05,すべてCp=ns).代表症例を示す(図3).39歳,女性.この症例は,ラタノプロスト点眼前後で眼圧はC16CmmHgのままで眼圧下降を認めず,眼灌流圧は点眼前C42.5mmHgから点眼後C41.8mmHgとわずかに低下した.血流値は,黄斑部CMBRはC11からC13,視神経乳頭部CMAはC23.3からC28.1,MV4はC8.7点眼前■点眼後点眼前■点眼後20**ns60nsns5015nsnsmmHgmmHg4010302010050ラタノプロスト点眼群生食点眼群生食点眼群図1平均眼圧・平均眼灌流圧の変化ラタノプロスト点眼群では点眼C2時間後に有意な眼圧下降を認めた(**p<0.01CWilcoxonCsigned-ranksCtest).生食点眼群では有意な変化はなかった.両群ともに点眼C2時間後において平均眼灌流圧の有意な変化を認めなかった.C点眼前■点眼後点眼前■点眼後*ns2030*ns251520151050*点眼前■点眼後ns点眼前■点眼後6020*ns5015400ラタノプロスト点眼群生食点眼群ラタノプロスト点眼群生食点眼群図2黄斑MBR・視神経乳頭MA・視神経乳頭MV・視神経乳頭MTの変化ラタノプロスト点眼群では点眼C2時間後に有意な黄斑部CMBRの上昇を認めた(*p<0.05Wilcoxonsigned-rankstest).ラタノプロスト点眼群では点眼C2時間後に有意な視神経乳頭CMAの上昇を認めた(**p<0.05Wilcoxonsigned-rankstest).ラタノプロスト点眼群では点眼C2時間後に有意な視神経乳頭CMVの上昇を認めた(*p<0.05Wilcoxonsigned-rankstest).ラタノプロスト点眼群では点眼C2時間後に有意な視神経乳頭CMTの上昇を認めた(*p<0.05Wilcoxonsigned-rankstest).105ラタノプロスト点眼眼生食点眼眼点眼前点眼C2時間後点眼前点眼C2時間後眼圧(mmHg)C16C16C16C16眼灌流圧(mmHg)C42.5C41.8C42.5C41.8黄斑CMBRC11.0C13.0C6.5C6.6視神経乳頭CMAC23.3C28.1C26.0C26.9視神経乳頭CMVC48.7C51.9C45.8C45.9視神経乳頭CMTC10.7C11.8C11.0C11.2図3代表症例における点眼前後の眼圧・眼灌流圧・眼血流の変化39歳,女性.ラタノプロスト点眼前後で,眼圧は両眼ともにC16CmmHgのままで眼圧下降を認めなかった.眼灌流圧は点眼前C42.5CmmHgからC41.8CmmHgとわずかに低下した.黄斑部CMBRはC11からC13,視神経乳頭部MAはC23.3からC28.1,MV4はC8.7からC51.9,MTはC10.7からC11.8と全部位で血流の増加を認めた.からC51.9,MTはC10.7からC11.8と全部位で血流の増加を認めた.つまり眼圧や眼灌流圧の変化に依存せずに血流が増加しているということが示唆された.CIII考按眼灌流圧が低いほど緑内障の有病率が高く16,17),進行も早い18.20)ことや,片頭痛2,3)および高血圧4)などの全身合併症や視神経乳頭出血5,6)および乳頭周囲網脈絡膜萎縮7,8)などの眼底所見が正常眼圧緑内障の進行における危険因子であることが報告されており,緑内障の発症および進行に血流要因が関与することが考えられている.そのため緑内障治療薬には,眼圧下降効果に加えて,眼循環に対する作用が期待されている.ラタノプロストは強力な眼圧下降効果を有するのみならず,網膜神経線維および節細胞のアポトーシスを抑制する神経保護作用を有する21).ラタノプロスト点眼が眼血流におよぼす影響としては,眼血流が増加する報告10.13,22.28)と不変であるとする報告29.34)などさまざまな結果が報告されている.また,それらの対象が緑内障(POAG11,12,22.24,29,31),CNTG10,30)),緑内障疑い23),高眼圧症24,29,34)および正常症例13,25.28,32,33)などさまざまであり,血流測定部位(眼動脈24,29),網膜中心動脈12,24,31,34),視神経乳頭22,25.27,29,30,32,33),網膜22),脈絡膜13)),測定方法(カラードップラー12,24,26,29,31,34),CHeiderbergCRetinaCFlowmetry22,33),LSFG25,27,30,32))もさまざまである.本研究では,点眼前後の眼血流を,正常眼の黄斑部および視神経乳頭部においてCLSFGにより測定した.LSFGはわが国で開発された非侵襲的な血流解析装置で,一画角をC4秒間で走査することができる.得られた血流マップ上の任意の部位でCRBを設置し,該当部位の血流値を求める35).近年では,病態解明のために有用となる血流波形解析ソフトが開発されており,これらを用いた報告が散見されている25,27,30,32).LSFGによる血流計測は高い再現性をもち,眼底血流を任意の部位で観察することができる.ラタノプロスト点眼液の眼血流に与える影響は,眼圧下降による眼灌流圧上昇に伴う血流増加10.14)と,薬剤が末梢血管拡張作用15)をもつことがあげられる.本研究では,ラタノプロスト点眼後に眼圧は有意に減少したが(p<0.01),眼灌流圧には有意な変化はみられなかった.一方,血流値に関しては黄斑部,視神経乳頭全領域においてMBRは有意に上昇した(p<0.05).しかし,眼灌流圧変化率と血流値変化率には関連を認めず,眼圧下降による眼灌流圧の上昇に伴う変化が原因というよりも,薬剤の末梢血管拡張作用により血流の増加を示している可能性が考えられた.プロスタグランジンはアラキドン酸から生合成される生理活性物質の一つで,その代謝産物であるプロスタグランディンCF2CaはプロスタグランジンCI2を介して血管拡張作用を有する.Kimuraら21)の報告では,イヌの子宮動脈におけるプロスタグランジンの血管拡張作用発現時間は非常に早く,1.2分程度であると考えられている.本研究では,点眼後C2時間というわずかな時間内で血流が増加したという結果を得たが,これはプロスタグランジンの迅速な血管拡張作用によるものであると考えられた.その他のプロスタグランジン製剤による眼血流への影響についての報告もいくつか散見される.イソプロピルウノプロストン点眼において,牧本ら36)は,LSFGを使用し視神経乳頭部において眼血流が増加したと報告している.この報告では,1日C2回点眼をC21日間継続しており,長期点眼使用による眼圧下降に伴い眼灌流圧が上昇し,血流増加を呈したと推察している.一方,小蔦ら37)はイソプロピルウノプロストン点眼C3時間で視神経乳頭部および黄斑部の眼血流において有意に増加を示したが,6時間後では有意な変化がなく,本研究と同様に点眼後早期における薬剤の末梢血管拡張作用があることを示唆している.トラボプロスト11,24)やビマトロプロスト38)においても,カラードップラーでの計測により眼動脈血流が増加し,眼圧下降に伴う眼灌流圧上昇に伴う血流増加作用であると報告されている.緑内障をはじめとする眼底疾患における眼血流の把握においては,眼動脈よりも視神経乳頭および黄斑部血流動態を観察する必要性が高く,LSFGでの血流観察が適していると思われる.さらには,AOSLO(adaptiveCopticsCscan-ningClaserCopthalmoscopy)を用いた,タフルプロスト点眼後の黄斑部血流増加も報告されており,より緻密な黄斑部毛細血管の血流計測の有用性も注目されている39).多くの既報告で,眼圧下降に伴う眼灌流圧上昇により眼血流が増加したと報告されていたが,本研究では,ラタノプロスト点眼後早期における眼血流増加は,眼灌流圧変化率と血流値変化率には関連を認めず,眼圧非依存性のプロスタグランジン末梢血管拡張作用による可能性があると考えられた.しかし,本研究は症例数が少なく,血流測定も点眼前および点眼C2時間後のC2点のみである.点眼前後における眼灌流圧の結果もデータのばらつきもあり,統計学的に結果が不十分である可能性も考えられる.今後はさらに測定点を増加し,より詳細な血流変化を検討する必要があると考える.本研究では,ラタノプロスト点眼後早期における眼血流増加は,眼圧非依存性のプロスタグランジン末梢血管拡張作用による可能性があり,この血流変化をCLSFGにより鋭敏に把握することができたと考えられた.利益相反:飯田知弘(カテゴリーCF:バイエル製薬,ノバルティスファーマ,ニデック,興和,キヤノン)文献1)CollaborativeCNormal-TensionCGlaucomaCStudyCGroup:CThee.ectivenessofintraocularpressurereductioninthetreatmentCofCnormal-tensionCglaucoma.CAmCJCOphthalmolC126:498-505,C19982)DranceCS,CAndersonCDR,CSchulzerCMCetCal:RiskCfactorsCforprogressionofvisual.eldabnormalitiesinnormal-ten-sionglaucoma.AmJOphthalmolC131:699-708,C20013)AndersonCDR:CollaborativeCnormalCtensionCglaucomaCstudy.CurrOpinOphthalmolC14:86-90,C20034)ErnestCPJ,CSchoutenCJS,CBeckersCHJCetCal:AnCevidence-basedreviewofprognosticfactorsforglaucomatousvisualC.eldprogression.OphthalmologyC120:512-519,C20135)BudenzDL,AndersonDR,FeuerWJetal:DetectionandprognosticCsigni.canceCofCopticCdiscChemorrhagesCduringCtheCOcularCHypertensionCTreatmentCStudy.COphthalmolo-gyC113:2137-2143,C20066)BengtssonB,LeskeMC,YangZetal:DischemorrhagesandCtreatmentCinCtheCearlyCmanifestCglaucomaCtrial.COph-thalmologyC115:2044-2048,C20087)AraieM,SekineM,SuzukiYetal:Factorscontributingtotheprogressionofvisual.elddamageineyeswithnor-mal-tensionCglaucoma.COphthalmologyC101:1440-1444,C19948)RockwoodEJ,AndersonDR:Acquiredperipapillarychang-esCandCprogressionCinCglaucoma.CGraefesCArchCClinCExpCOpthalmolC226:510-515,C19889)ZiaiCN,CDolanCJW,CKacereCRDCetCal:TheCe.ectsConCaque-ousCdynamicsCofCPhXA41,CaCnewCprostaglandinCF2CalphaCanalogue,CafterCtopicalCapplicationCinCnormalCandCocularChypertensiveChumanCeyes.CArchCOphthalmolC111:1351-1358,C199310)LiuCj,KoYC,ChengCYetal:E.ectoflatanoprost0.005%andbrimonidinetartrate0.2%onpulsatileocularblood.owCinCnormalCtensionCglaucoma.CBrCJCOphthalmolC86:C1236-1239,C200211)CardasciaCN,CVetrugnoCM,CTrabuccoCTCetCal:E.ectsCofCtravoprosteyedropsonintraocularpressureandpulsatileocularblood.ow:a180-day,randomized,double-maskedcomparisonCwithClatanoprostCeyeCdropsCinCpatientsCwithCopen-angleCglaucoma.CCurrCTherCResCClinCExpC64:389-400,C200312)ErkinCEF,CTarhanCS,CKayikciogluCORCetCal:E.ectsCofCbetaxololCandClatanoprostConCocularCbloodC.owCandCvisualC.eldsinpatientswithprimaryopen-angleglaucoma.EurJOphthalmolC14:211-219,C200413)BoltzA,SchmidlD,WeigertGetal:E.ectoflatanoprostonCchoroidalCbloodC.owCregulationCinChealthyCsubjects.CInvestOphthalmolVisSciC52:4410-4415,C201114)VertrugnoCM,CCantatoreCF,CGiganteCGCetCal:Latanoprost0.005%CinCPOAG:e.ectsConCIOPCandCocularCbloodC.ow.CActaOphthalmolScandSupplC227:40-41,C199815)KimuraT,YoshidaY,TodaN:Mechanismsofrelaxationinducedbyprostaglandinsinisolatedcanineuterinearter-ies.AmJObsetGynecolC167:1409-1416,C199216)BonomiCL,CMarchiniCG,CMarra.aCMCetCal:VascularCriskfactorsforprimaryopenangleglaucoma:theEgna-Neu-marktStudy.OphthalmologyC107:1287-1293,C200717)TielschJM,KatzJ,SommerAetal:Hypertension,perfu-sionpressure,andprimaryopen-angleglaucoma.Apopu-lation-basedCassessment.CArchCOphthalmolC113:216-221,C199518)LeskeMC,Heijl,HymanLetal:Predictorsoflong-termprogressionintheearlymanifestglaucomatrial.Ophthal-mologyC114:1965-1972,C200719)FlammerJ,OrgulS,CostaVPetal:TheimpactofocularbloodC.owCinCglaucoma.CProgCRetinaCEyeCResC21:359-393,C200220)HarrisCA,CRechtmanCE,CSieskyCBCetCal:TheCroleCofCopticCnerveCbloodC.owCinCtheCpathogenesisCofCglaucoma.COph-thalmolClinNorthAmC18:345-353,C200521)NakanishiY,NakamuraM,MukunoHetal:Latanoprostrescuesretinalneuro-glialcellsfromapoptosisbyinhibit-ingCcaspase-3,CwhichCisCmediatedCbyCp44/p42Cmitogen-activatedCproteinCkinase.CExpCEyeCResC83:1108-1117,C200622)GherghelD,HoskingSL,Cunli.eIAetal:Eye.First-linetherapywithlatanoprost0.005%resultsinimprovedocu-larCcirculationCinCnewlyCdiagnosedCprimaryCopen-angleglaucomaCpatients:aCprospective,C6-month,Copen-labelCstudy.EyeC22:363-369,C200823)SponselWE,ParosG,TrigoYetal:Comparativee.ectsofClatanoprost(Xalatan)andCunoprostone(Rescula)inCpatientswithopen-angleglaucomaandsuspectedglauco-ma.AmJOphthalmolC134:552-559,C200224)KozCOG,COzsoyCA,CYarangumeliCACetCal:ComparisonCofCtheCe.ectsCofCtravoprost,ClatanoprostCandCbimatoprostConocularCcirculation:aC6-monthCclinicalCtrial.CActaCOphthal-molScandC85:838-843,C200725)IshiiK,TomidokoroA,NagaharaMetal:E.ectsoftopi-calClatanoprostConCopticCnerveCheadCcirculationCinCrabbits,Cmonkeys,CandChumans.CInvestCOphthalmolCVisCSciC42:C2957-2963,C200126)TamakiCY,CNagaharaCM,CAraieCMCetCal:TopicalClatano-prostCandCopticCnerveCheadCandCretinalCcirculationCinChumans.JOculPharmacolTherC17:403-411,C200127)廣石悟朗,廣石雄二郎,藤居仁ほか:ラタノプロスト点眼とイソプロピルウノプロストン点眼による正常人乳頭循環への影響.眼臨100:303-306,C200628)GeyerCO,CManCO,CWeintraubCMCetCal:AcuteCe.ectCofClatanoprostConCpulsatileCocularCbloodC.owCinCnormalCeyes.CAmJOphthalmolC131:198-202,C200129)NicolelaMT,BuckleyAR,WalmanBEetal:AcomparaC-tiveCstudyCofCtheCe.ectsCofCtimololCandClatanoprostConCblood.owvelocityoftheretrobulbarvessels.AmJOph-thalmolC122:784-789,C199630)SugiyamaCT,CKojimaCS,CIshidaCOCetCal:ChangesCinCopticCnerveCheadCbloodC.owCinducedCbyCtheCcombinedCtherapyCofClatanoprostCandCbetaCblockers.CActaCOphthalmolC87:C797-800,C200931)MartinezCA,CSanchezCM:ACcomparisonCofCtheCe.ectsCof0.005%ClatanoprostCandC.xedCcombinationCdorzolamide/CtimololConCretrobulbarChaemodynamicsCinCpreviouslyCuntreatedCglaucomaCpatients.CCurrCMedCResCOpinC22:C67-73,C200632)南雲日立,萩原直也,伊藤賢司ほか:ラタノプロスト点眼による夜間の眼血流量と眼圧の変化.臨眼C57:483-485,C200333)SeongCGJ,CLeeCHK,CHongCYJ:E.ectsCofC0.005%Clatano-prostConCopticCnerveCheadCandCperipapillaryCretinalCbloodC.ow.OphthalmologicaC213:355-359,C199934)AkarsuC,BilgiliYK,TanerPetal:Short-terme.ectoflatanoprostConCocularCcirculationCinCocularChypertension.CClinExpOphthalmolC32:373-377,C200435)小暮朗子:LaserCSpeckleCFlowgraphy.臨眼C69:1764-1773,C201536)牧本由紀子,杉山哲也,小蔦祥太ほか:イソプロピルウノプロストン長期点眼の網脈絡膜循環に及ぼす影響.日眼会誌104:39-43,C200037)小蔦祥太,杉山哲也,東郁郎ほか:イソプロピルウノプロストン点眼の人眼眼底末梢循環に及ぼす影響.日眼会誌C101:605-610,C199738)InanCUU,CErmisCSS,COrmanCACetCal:TheCcomparativeCcardiovascular,Cpulmonary,CocularCbloodC.ow,CandCocularChypotensivee.ectsoftopicaltravoprost,bimatoprost,bri-monidine,andbetaxolol.JOculPharmacolTherC20:293-310,C200439)IidaCY,CAkagiCT,CNakanishiCHCetCal:RetinalCbloodC.owCvelocityCchangeCinCparafovealCcapillaryCafterCtopicalCta.u-prostCtreatmentCinCeyesCwithCprimaryCopen-angleCglauco-ma.SciRepC7:5019,C2017***