《第35回日本眼薬理学会原著》あたらしい眼科33(6):857.861,2016c点眼用添加物EDTAが種々保存剤の抗菌力および角膜傷害性へ与える影響長井紀章*1田辺航*1辻朗子*1勝井結美*1伊藤吉將*1岡本紀夫*2下村嘉一*2*1近畿大学薬学部製剤学研究室*2近畿大学医学部眼科学教室EffectofEDTAonAntimicrobialActivityandCornealToxicityofVariousEyedropPreservativesNoriakiNagai1),WataruTanabe1),AkikoTsuji1),YumiKatsui1),YoshimasaIto1),NorioOkamoto2)YoshikazuShimomura2)and1)FacultyofPharmacy,KinkiUniversity,2)DepartmentofOphthalmology,KinkiUniversitySchoolofMedicine今回筆者らは,一般的な点眼用添加剤である安定化剤エチレンジアミン四酢酸(EDTA)が,各種保存剤の抗菌力および角膜傷害性に与える影響について検討を行った.保存剤はベンザルコニウム塩化物(BAC),パラオキシ安息香酸メチル(MP),パラオキシ安息香酸プロピル(PP),亜塩素酸ナトリウム(SC)およびクロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)の計5種を用いた.また,抗菌力および角膜傷害性の確認には大腸菌(E.coli,ATCC8739),ヒト角膜上皮細胞(HCE-T)を用いた.その結果,EDTA併用下において,BACの抗菌力上昇が認められたが,細胞傷害性に変化はみられなかった.一方,他の4剤の保存剤では,EDTAとの併用により抗菌力および細胞傷害性の低下がみられた.以上,点眼薬処方におけるEDTA使用は,保存剤の抗菌力や細胞傷害性に影響を与えることを明らかとした.本研究成果は,点眼薬処方設計の一つの指標になるものと考える.Inthisstudy,weinvestigatedtheeffectofethylenediaminetetraaceticacid(EDTA)ontheantimicrobialactivityandcornealtoxicityofvariouspreservatives,usingEscherichiacoli(E.coli,ATCC8739)andculturedcornealepitheliumcells(HCE-T).Benzalkoniumchloride(BAC),methylparahydroxybenzoate(MP),propylparahydroxybenzoate(PP),sodiumchlorite(SC)andchlorhexidinegluconate(CHG)wereusedaspreservativesinthisstudy.AlthoughtheantimicrobialactivityofBACwasincreasedbytheadditionofEDTA,thecornealtoxicityofBACwassimilartothatofthecombinationofEDTAandBAC.Ontheotherhand,boththeantimicrobialactivityandcornealtoxicityofMP,PP,SCandCHGweredecreasedbytheadditionofEDTA.TheseresultsshowthattheuseofEDTAasanophthalmicpharmaceuticaladditiveaffectstheantimicrobialactivityandcornealtoxicityofpreservatives.Thesefindingsprovidesignificantinformationforuseinthedesigningofeyedrops.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)33(6):857.861,2016〕Keywords:保存剤,エチレンジアミン四酢酸,抗菌力,角膜毒性,点眼薬.preservatives,ethylenediaminetetraaceticacid,antimicrobialactivity,cornealtoxicity,eyedrops.はじめに医薬品は主成分となる薬剤(主剤)のみでは製剤とはいえず,これに製剤設計上必要な薬剤(添加剤)が加えられ初めて製剤となる.点眼薬においても同様であり,一般的に点眼薬には可溶化剤(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,ポリソルベート80,ポビドンなど),安定化剤(ポリソルベート80,ポビドン,エチレンジアミン四酢酸(EDTA)など),等張化剤(塩化ナトリウム,ブドウ糖,マンニトールなど),緩衝剤(酢酸ナトリウム水和物,炭酸水素ナトリウム,ホウ酸など),pH調節剤(希塩酸,水酸化ナトリウムなど),保存剤(ベンザルコニウム塩化物(BAC),パラオキシ安息香酸メチル(MP),パラオキシ安息香酸プロピル(PP),亜塩〔別刷請求先〕伊藤吉將:〒577-8502東大阪市小若江3-4-1近畿大学薬学部製剤学研究室Reprintrequests:YoshimasaIto,Ph.D.,FacultyofPharmacy,KinkiUniversity,3-4-1Kowakae,Higashi-Osaka,Osaka577-8502,JAPAN0910-1810/16/\100/頁/JCOPY(97)857素酸ナトリウム(SC),クロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)など)が含まれる.なかでもこれら点眼薬中に含まれる保存剤は,二次汚染を防止し安全に使用するために必要不可欠である.現在市販されている点眼薬では,保存剤の約7割にBACが用いられ,約2割にパラベン類(MPやPP),そしてその他の約1割にSCやCHGなどが使用されている.しかし,これら保存剤の長期連続投与は,使用後の“しみる”“かすむ”,眼の充血をはじめ,点眼表層角膜症や眼瞼炎とい(,)った眼局所の副作用発現に繋がるため,臨床において問題視されている1).したがって,抗菌力が高く,角膜傷害性の少ない眼にやさしい新たな製剤処方の開発が望まれている.このような背景から,眼科領域では1回使い切りタイプの容器やPFデラミ容器R(容器を二層構造とし点眼薬に添加される保存剤を不要にしたもの)などが市販されている.また,配合剤や細胞毒性の低い新規保存剤の開発のための研究も進められている1).一方,製剤処方において,主薬と添加物の相互作用についてはいまだ十分に検討はなされておらず,添加物が各種保存剤の抗菌力や角膜毒性に与える影響を明確にすることは,眼にやさしく,高い抗菌力を維持する製剤処方の確立において非常に重要である.そこで今回,基礎研究として代表的点眼製剤用添加物であるEDTAが保存剤各種の抗菌力および角膜傷害性に与える影響について検討を行った.I対象および方法1.使用薬物点眼用添加物である安定化剤EDTAと保存剤として多用されているBAC,MP,PP,SCおよびCHGの計6種を用いた.各種試験溶液は,EDTAと各種保存剤(BAC,MP,PP,SC,CHG)を精製水で溶解し,細孔径0.2μmのメンブランフィルターで濾過滅菌することで調製した.角膜細胞傷害性の評価に用いたEDTAの濃度は,過去の報告に従い2),眼科用最大許容投与量(0.127%)以下である0.1%(1mg/mL)とした2).また,各種保存剤濃度は,臨床で用いられる濃度を参考に,いずれも0.005%(50mg/mL)とした.2.最小発育阻止濃度(MIC)の測定試験菌株には,独立行政法人製品評価技術機構から購入した大腸菌(E.coli,ATCC8739)を用い,MICの測定は微量液体希釈法に従い行った1).また,感受性測定用培地はMuellerHintonBroth(日本ベクトン・ディッキンソン)を用いた.実験操作は以下のようにして行った.まず,E.coliを寒天培地上で18.24時間培養(35±1℃)後,滅菌生理食塩液にて試験菌が1×108個含まれる菌液を調製し,薬液と1×106個/mLの生菌数になるように混合した(試験液).これらの試験液を含む容器を22.5±2.5℃の条件下で遮光保存し,28日後の試験溶液中生菌数の確認を行った.生菌数の858あたらしい眼科Vol.33,No.6,2016確認にはカンテン平板混釈法を用い,対照に用いた薬剤不含有培地での菌の発育を確認後,菌の発育が肉眼的に認められないwellのうち最小の薬剤濃度をMICとした1).3.角膜上皮細胞傷害性の評価培養細胞は理化学研究所より購入した不死化ヒト角膜上皮細胞(HCE-T,RCBNo.1384)を用い,角膜細胞傷害性の評価は,筆者らが確立し報告してきたinvitro角膜上皮細胞傷害性評価法に従った2.4).HCE-T細胞を96wellプレートに100mL(1×104個)ずつ播種し,37℃,5%CO2インキュベーター内で24時間培養したものを実験に用いた.実験操作は以下のようにして行った.HCE-T細胞を10.120秒薬剤にて処理後,PBSにて2回洗浄し,各wellに100mLの培地およびCellCountReagentSF(ナカライラスク社製)20mLを加え,37℃,5%CO2インキュベーター内で1時間処理後,450nmの吸光度(Abs)を測定した.薬剤処理後の細胞死亡率(%)は次式(1)により算出した.細胞死亡率(%)=(Abs未処理.Abs薬剤処理)/Abs未処理×100(1)4.統計解析実験は1群に対し8回(検体)行い,得られたデータは平均値±標準誤差(SE)として表した.各々の実験値はStudentのt-testにより解析した.また,本研究ではp値が0.05以下を有意差ありとした.II結果1.EDTA添加に伴う種々保存剤の抗菌力の変化表1はEDTAおよび種々保存剤のMICを示す.また,図1にはEDTAと種々保存剤併用処理時における抗菌力の変化を示す.EDTAのMICは700mg/mLであり,今回使用した保存剤のMICはBAC>CHG>Mp>SC>PPの順であった.これら保存剤にEDTAを添加したところ,MP,PP,SCおよびCHGにおいて抗菌力の低下がみられた.一方,BACではEDTAの添加により抗菌力の増大が認められ,MICより低い濃度においても十分な抗菌力を示した.表1眼科用添加物のE.coliに対する最小阻害濃度眼科用添加物MIC(μg/mL)BAC(ベンザルコニウム塩化物)16MP(パラオキシ安息香酸メチル)6PP(パラオキシ安息香酸プロピル)1.25SC(亜塩素酸ナトリウム)5CHG(クロルヘキシジングルコン酸塩)8EDTA(エチレンジアミン四酢酸)700(98)A:BACB:MB:MPC:PP1001008080保存効力なし●保存効力ありPP濃度(μg/mL)保存効力なし●保存効力あり保存効力なし●保存効力あり細胞死亡率(%)細胞死亡率(%)SC濃度(μg/mL)BAC濃度(μg/mL)細胞死亡率(%)細胞死亡率(%)CHG濃度(μg/mL)MP濃度(μg/mL)604020604020000010020030040050001002003004005000100200300400500EDTA濃度(μg/mL)EDTA濃度(μg/mL)EDTA濃度(μg/mL)D:SCE:CHG100保存効力なし●保存効力あり保存効力なし●保存効力あり図1EDTAが種々保存剤の抗菌力に与え001002003004005000100200300400500る影響EDTA濃度(μg/mL)EDTA濃度(μg/mL)破線は各保存剤自身(単独)のMICを示す.0A:BACB:MPC:PP8080606040402020MP●MPwithEDTA**00306090120時間(sec)00306090120時間(sec)PP●PPwithEDTAE:CHGD:SC00306090120時間(sec)BAC●BACwithEDTA808080707070細胞死亡率(%)606060505050404040303030202020*101010SC●SCwithEDTA**CHG●CHGwithEDTA図2EDTA(0.1%)が各種保存剤(0.005208080706050403020*70*60504030%)の角膜細胞傷害性に与える影響10細胞死亡率は式(1)を用いて算出した.平0030609012000306090120均値±標準誤差,n=8.*p<0.05vs.コン時間(sec)時間(sec)トロール群(EDTA非添加群).2.EDTA添加に伴う種々保存剤の角膜細胞傷害性のBAC≒CHG>SC≫MPの順であった.一方,パラベン類で変化あるPPにおいては処理120秒まで細胞傷害は認められなか図2はEDTAと種々保存剤処理時におけるHCE-T細胞ったが,処理180秒後では細胞傷害がみられ,その細胞死の死亡率を示す.BAC,MP,SCおよびCHGでは処理時間亡率は13.9±2.1(平均値±SE)であった.これら種々保存の増加とともに細胞死亡率の増加が認められ,その傷害性は剤にEDTAを添加したところ,BAC処理群ではその細胞傷(99)あたらしい眼科Vol.33,No.6,2016859害性に大きな影響はみられなかった.このBAC処理群の結果とは異なり,MP,SCおよびCHG処理群ではEDTAの併用処理により,細胞毒性が有意に低下した.また,PPおよびEDTA併用処理群では,処理0.180秒間において細胞傷害性はみられなかった.III考按EDTAは点眼薬中に多く含まれる安定化剤であり,BAC,MP,PP,SC,CHGは点眼製剤の製造において多用される保存剤である.本研究ではEDTAと各種保存剤(BAC,MP,PP,SC,CHG)の組み合わせが,保存剤の有する抗菌力および角膜上皮細胞毒性(副作用)へ与える影響について明らかにするために検討した.まず,今回用いたEDTAと各種保存剤(BAC,MP,PP,SC,CHG)の抗菌力および角膜上皮細胞傷害性について検討したところ,EDTAの抗菌力はMIC700mg/mLと低かったが,各種保存剤単独では強い抗菌力が確認できた.一方,0.005%における各種保存剤の角膜上皮細胞傷害性は,BAC≒CHG>SC≫MPの順であり,PPにおいては処理120秒間で細胞傷害性はみられず,毒性は非常に低いものであった.一般に,保存剤の抗菌メカニズムと角膜細胞毒性とは密接にかかわっていることが知られている.今回選択したBACは陽電荷をもつ原子団が菌体表面に吸着することで細胞膜破壊,細胞内の酵素蛋白質の変性,呼吸系の阻害を引き起こす5.7).また,パラベン類(MPやPP)の抗菌作用発現機構は,膜イオン透過性亢進による膜電位の消失もしくはミトコンドリアの呼吸機能障害によることが先行研究により示唆されており,アルキル側鎖の長さが長い程細胞毒性が低下することが知られている8,9).これらパラベン類のアルキル側鎖の長さと細胞毒性の関係は,今回示したMP,PPの結果と同様であった(表1および図1).さらに,SCはアミノ酸のスルフィド(S-H)結合と酵素のジスルフィド(S-S)結合を酸化して細胞の機能を破壊するとともに,細胞膜を直接的に破壊して抗菌活性を示すとされており10),CHGは細胞膜に吸着し,細胞膜傷害と細胞質の漏洩を起こすとともに,酵素蛋白質に吸着して活性阻害を起こすことが知られている11).一方,本研究では抗菌力の評価に,環境中に存在する菌類の主要な種の一つであるグラム陰性の桿菌E.coliを用いた.グラム陰性菌は細胞膜と外膜の2つの脂質膜に包まれている.この外膜はリポ多糖,リン脂質および数種の蛋白質などからなり,2価陽イオンでそれらの一部が結びつけられているため,陽イオンのキレーターであるEDTAを作用させると,外膜を構成する成分の一部が遊離し,外膜に障害が認められる12,13).このような膜の傷害によって,外膜により膜内への透過が抑制されていた薬剤が容易に外膜を通過できるよ860あたらしい眼科Vol.33,No.6,2016うになり,薬効および毒性が高まることが報告されている.したがって,E.coliにEDTAと各種保存剤を併用した際には,薬剤のE.coliに対する膜透過性亢進により抗菌力が高まるが,外膜を持たない角膜上皮細胞に対する細胞傷害性は大きく変化しないものと考えられた.本研究においても,BACとEDTAの組み合わせでは,抗菌力は上昇したが,角膜傷害性においては有意な差はみられなかった.このBACとEDTAの組み合わせの結果とは異なり,パラベン類(MP,PP),SCおよびCHGでは,EDTA併用により抗菌力および角膜傷害性の低下が認められた.EDTA併用処理では薬剤の膜透過性亢進が考えられるが,E.coliに対する抗菌力の低下と角膜上皮細胞における細胞毒性の軽減がともにみられたことから,パラベン類(MP,PP),SCやCHGの薬効(抗菌力)や副作用発現(細胞傷害性)には2価陽イオンがかかわっており,陽イオンのキレーターであるEDTAとの併用はそれらの効力を低下させる可能性が示唆された.以上,点眼薬の処方設計において,添加物EDTAの組み合わせは保存剤の抗菌力,角膜傷害性に影響を及ぼすことを見出した.今後,E.coli以外の菌類に対してどのような影響を与えるかを検討するとともに,パラベン類(MP,PP),SCおよびCHGの保存効果機構と2価陽イオンの関係についても検討を進めていく予定である.本研究結果は,点眼薬処方設計の一つの指標になるものと考える.利益相反:利益相反公表基準に該当なし文献1)瀧沢岳,片岡伸介,小高明人ほか:ホウ酸含有点眼剤組成の抗菌メカニズム.あたらしい眼科27:518-522,20102)長井紀章,村尾卓俊,伊藤吉將ほか:点眼薬含有添加剤であるポリソルベート80及びEDTA点眼が角膜上皮傷害治癒へ与える影響.あたらしい眼科27:1299-1302,20103)NagaiN,YoshiokaC,ManoYetal:Ananoparticleformulationofdisulfiramprolongscornealresidencetimeofthedrugandreducesintraocularpressure.ExpEyeRes132:115-123,20154)NagaiN,ItoY,OkamotoNetal:Ananoparticleformulationreducesthecornealtoxicityofindomethacineyedropsandenhancesitscornealpermeability.Toxicology319:53-6220145)DebbaschC,PisellaPJ,DeSaintJeanMetal:Mitochondrialactivityandglutathioneinjuryinapoptosisinducedbyunpreservedandpreservedbeta-blockersonChangconjunctivalcells.InvestOphthalmolVisSci42:25252533,20016)DeSaintJeanM,BrignoleF,BringuierAF:EffectsofbenzalkoniumchlorideongrowthandsurvivalofChangconjunctivalcells.InvestOphthalmolVisSci40:619-630,(100)19997)DebbaschC,BrignoleF,PisellaPJetal:Quaternaryammoniumsandotherpreservatives’contributioninoxidativestressandapoptosisonChangconjunctivalcells.InvestOphthalmolVisSci42:642-652,20018)BredinJ,Davin-RegliA,PagesJM:PropylparabeninducespotassiumeffluxinEscherichiacoli.JAntimicrobChemother55:1013-1015,20059)NakagawaY,MoldeusP:Mechanismofp-hydroxybenzoateester-inducedmitochondrialdysfunctionandcytotoxicityinisolatedrathepatocytes.BiochemPharmacol55:1907-1914,199810)小林正枝,秋山茂,岩下正人ほか:亜塩素酸ナトリウム製剤の殺菌効力に関する検討.食品衛生学雑誌30:367374,198911)第十六改正日本薬局方解説書廣川書店,C-1563,201112)AsbellMA,EagonRG:Roleofmultivalentcationsintheorganization,structure,andassemblyofthecellwallofPseudomonasaeruginosa.JBacteriol92:380-387,196613)RogersSW,GillelandHEJr,EagonRG:Characterizationofaprotein-lipopolysaccharidecomplexreleasedfromcellwallsofPseudomonasaeruginosabyethylenediaminetetraaceticacid.CanJMicrobiol15:743-748,1969***(101)あたらしい眼科Vol.33,No.6,2016861