《原著》あたらしい眼科34(1):127.131,2017c回折型三重焦点眼内レンズの臨床成績伊東和香子*1鈴木久晴*1仲野裕一郎*1芹澤元子*1佐藤景子*1伊藤由紀子*1高橋浩*2*1日本医科大学武蔵小杉病院眼科*2日本医科大学眼科学教室ClinicalOutcomesofaTrifocalDi.ractiveIOLWakakoIto1),HisaharuSuzuki1),YuichiroNakano1),MotokoSerizawa1),KeikoSato1),YukikoIto1)andHiroshiTakahashi2)1)DepartmentofOphthalmologyNipponMedicalSchoolMusashikosugiHospital,2)DepartmentofOphthalmologyNipponMedicalSchool方法:白内障以外眼疾患のない12症例21眼に三重焦点眼内レンズであるFINEVISIONR(角膜乱視1.25D以上にはトーリックタイプ)を挿入した.角膜上方2.4mm経結膜強角膜切開で超音波乳化吸引術を行い,インジェクターを用いた.術後1週間の視力,術後1カ月の視力,焦点深度,コントラスト感度,アンケート評価を行った.結果:裸眼視力平均値は術後1週間で遠方0.03(以下,logMAR),中間0.12,近方0.21,術後1カ月で遠方.0.01,中間0.12,近方0.16,遠方矯正下視力平均値は術後1週間で遠方.0.04,中間0.03,近方0.08,術後1カ月で遠方.0.11,中間0.02,近方0.07だった.焦点深度曲線はすべての加入度数で視力0.1以上,コントラスト感度は正常範囲内だった.アンケートの平均満足度4.5/5,眼鏡装用率0%,高度のハローグレアを訴える症例はなかった.TheFINEVISIONtrifocalintraocularlenswasimplantedin21eyes.Visualacuity(VA)wasassessedat1weekpost-operation(post-op);VA,defocuscurve,contrastsensitivitymeasurementandasatisfactionquestion-nairewerecarriedoutat1monthpost-op.MeanuncorrectedVA(logMAR)was0.03fordistance,0.12forinter-mediateand0.21fornearat1weekpost-op,and.0.01fordistance,0.12forintermediateand0.16fornearat1monthpost-op.Meandistance-correctedVAwas.0.04fordistance,0.03forintermediateand0.08fornearat1weekpost-op,and.0.11fordistance,0.02forintermediateand0.07fornearat1monthpost-op.Thedefocuscurvewasover0.1atallranges.Contrastsensitivitywaswithinthenormalrange.Averagesatisfactionratewas4.45/5andspectacles-wearingratewas0%.Nopatientscomplainedofseverehaloorglare.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)34(1):127.131,2017〕Keywords:三重焦点眼内レンズ,回折型眼内レンズ,白内障手術,視力,視機能.trifocalintraocularlens,di.ractiveintraocularlens,cataractsurgery,visualacuity,visualfunction.はじめに近年の白内障手術は屈折矯正術としての役割が大きく,なかでも多焦点眼内レンズ(intraocularlens:IOL)は老視矯正を可能とするため,広く関心を集めている.国内では二重焦点IOLが先進医療として認可されており,さまざまな使用成績が報告されている1.3)が,中間距離の見え方が課題となっていた.これまでも二重焦点IOLを組み合わせることで,中間距離の見え方の質を向上させようとさまざまな方法が試みられてきており,遠方.中間距離に強い屈折型を片眼に,近方距離に強い回折型を僚眼に挿入するMixandMatch法や,左右で異なる焦点距離のレンズを挿入するモノビジョン法などがとられてきた.Lubi.skiら4)の研究ではMixandMatch法では中間距離の視力が術後3カ月に比べ6カ月で有意に上昇を認め,術後の順応に少なくとも半年かかることが示唆されている.また,モノビジョン法においては,伊藤5)によって両眼視機能の低下とそれに伴う眼精疲労や満足度の低下が指摘されており,これらの手法では術後の中枢性順応や両眼視機能の低下が問題となっていた.〔別刷請求先〕伊東和香子:〒211-8533神奈川県川崎市中原区小杉町1-396日本医科大学武蔵小杉病院眼科Reprintrequests:WakakoIto,M.D.,DepartmentofOphthalmologyNipponMedicalSchoolMusashikosugiHospital,1-396Kosugi-cho,Nakahara-ku,KawasakiCity,Kanagawa211-8533,JAPAN図1PhysIOL社のFINEVISIONR(PhysIOL社より提供)MicroFRとPodFRの2タイプがあり,ともに親水性のアクリル素材.そこで中間距離の改善を求めた三重焦点IOLが開発され,海外の論文で良好な成績が報告されている6.11).三重焦点IOLのなかでも広く使用されているPhysIOL社(ベルギー)のFINEVISIONRは,二つの回折構造を組み合わせることにより,光のエネルギーロスを少なくするとともに,遠方,中間,近方の3点に焦点を合わせることができる.今回筆者らはFINEVISIONRを使用し,術後成績を検討した.I対象および方法白内障以外に眼疾患のない12症例21眼(平均年齢61歳,43.80歳)を対象とした.三重焦点IOLであるFINEVISIONRを使用し,角膜乱視1.000ジオプトリー(D)以下で通常タイプ,1.25D以上でトーリックタイプを選択した.このIOLは親水性のアクリル素材で,MicroFRとPodFRという形状が異なる二つのタイプがある(図1).MicroFRは全長10.75mm,光学径6.15mm,パワー+1D.+35Dの0.5D刻み,PodFRは全長11.40mm,光学径6.0mm,パワー+6D.+35Dの0.5D刻みであり,強度近視の症例にも十分対応可能である.また,PodFRにはトーリックタイプもあり,円柱レンズ度数は1.6Dまでの広い範囲をカバーする12).術式は,角膜上方2.4mmの経結膜強角膜切開で超音波乳化吸引術を行い,インジェクター(スイスMedicel社のAccuject2.0R)を用い,切開創2.4mmからIOLを挿入した.術後1週間の視力,術後1カ月の視力,焦点深度,コントラスト感度および患者アンケート評価を行った.視力は遠方(5m),中間(60cm),近方(33cm)それぞれを裸眼と遠方矯正下で測定した.中間視力は近見視力表(半田屋商店の石原忍撰近見視力表R)にて測定し,視力表示は,中間距離=視力×60cm/33cmの式で換算した.焦点深度は両眼手術した9症例を対象とし,遠方完全矯正後,+2D..4Dを0.5D刻みで加入し,両眼の視力を測定した.視力と焦点深度は,それぞれ一度logMAR視力に変換し,平均値として算出した.コントラスト感度は,CSV-1000R(VectorVision社)を用いて遠方矯正下でグレアon,o.の両条件下で測定した.患者アンケートでは,満足度(1:大変不満,2:不満,3:普通,4:満足,5:大変満足),ハローグレアの自覚(.:なし,±:言われてみれば気になる,+:少し気になる,++:気になる,+++:大変気になる)をスケールで評価し,また眼鏡装用の有無も調査した.なお,このIOLは日本国内では認可されていないレンズであるため,今回の研究を実施するにあたり日本医科大学武蔵小杉病院倫理審査委員会より使用の承認を受けた.また,被験者に対してはこのIOLに関して十分な説明をしたうえで事前に同意を得て,手術,調査を実施した.II結果挿入したIOLの内訳は,MicroFR:8人14眼,PodFR:3人5眼,PodFToricR:1人2眼であった.それぞれのIOLを使用した被験者の術前矯正視力,屈折(等価球面度数),角膜乱視度数を表1に示す.裸眼視力の平均値は術後1週間(図2)では遠方0.03±0.12logMAR,中間0.12±0.16logMAR,近方0.21±0.17logMAR,術後1カ月(図3)では遠方.0.01±0.09logMAR,中間0.12±0.16logMAR,近方0.16±0.13logMARであった.遠方矯正下視力の平均値は術後1週間(図4)では遠方.0.04±0.05logMAR,中間0.03±0.17logMAR,近方0.08±0.08logMAR,術後1カ月(図5)では遠方.0.11±0.05logMAR,中間0.02±0.09logMAR,近方0.07±0.08logMARであった.3種類のIOLごとの術後視力(裸眼,遠方矯正下),屈折(等価球面度数)について,術後1週間の結果を表2に,1カ月の結果を表3に示す.焦点深度曲線(図6)は,+1..3.5加入まで視力0.1logMAR以上であり,.2.5D..1.0Dの中間ゾーンでのグラフ変化は認めなかった.コントラスト感度(図7)は60歳以上の健常者の平均値13)と比較し,正常範囲であった.患者アンケート結果(n=11人,途中脱落1人)は,平均満足度は4.45,眼鏡装用率は0%であった.ハローグレアの自覚は,「なし」.「少し気になる」の回答のみで(.:5人,±:3人,+:3人),「気になる」「かなり気になる」との回答はなかった.III考察術後1週間,1カ月とも裸眼視力は0.0logMAR前後の良好な値であったが,中間・近方距離は0.1logMAR以上と,遠方視力に比べて低値であった.海外の報告では,遠方表1術前矯正視力,屈折,角膜乱視度数平均値±標準偏差MicroFR(n=14)PodFR(n=5)PodFToricR(n=2)矯正視力(logMAR)0.46±0.540.17±0.190.42±0.38屈折(等価球面度数:D)0.25±2.37.9.95±5.10.10.43±2.73角膜乱視(D).0.49±0.21.0.84±0.36..1.36±0.09視力(logMAR)視力(logMAR)0.30.20.100.30.2-0.2遠方中間近方図2裸眼視力(術後1週間)()は少数視力,エラーバーは標準偏差を示す.遠図3裸眼視力(術後1カ月)方は5m,中間は60cm,近方は33cmの距離を示す.()は少数視力,エラーバーは標準偏差を示す.遠方は5m,中間は60cm,近方は33cmの距離を示す.0.50.5遠方中間近方視力(logMAR)0.40.30.20.10-0.1視力(logMAR)0.40.30.20.10-0.1-0.2-0.2遠方中間近方遠方中間近方図4遠方矯正下視力(術後1週間)図5遠方矯正下視力(術後1カ月)()は少数視力,エラーバーは標準偏差を示す.遠()は少数視力,エラーバーは標準偏差を示す.遠方は5m,中間は60cm,近方は33cmの距離を示す..近方すべてで0.1logMAR以下の良好な裸眼視力を得られていたものもあるが6),Marquesら7)の研究では,遠方平均0.00logMAR,中間0.02logMARに対し近方0.20logMAR,Jonkerら8)の研究では,遠方平均0.01logMARに対し中間0.32logMAR,近方0.15logMARと報告されており,本報告と同様,遠方に比べ中間・近方で術後裸眼視力が低い結果となっていたものもあった.FINEVISIONRでは瞳孔径が3mmのとき,光エネルギーは遠方42%,中間15%,近方29%に分散されることがGatinelら9)によって示されており,瞳孔径によって光のエネルギー配分が変化する際,中間・近方は遠方に比べて振り分けられるエネルギー量が少ないため,0.1logMAR以上の視力が得られなかったと考えられる.ただし,焦点深度曲線では.2.5D..1.0Dの中間ゾーンにおいても,0.1logMAR以上の視力を保てていた.この結果が,患者アンケートの満足度の高さや眼鏡装用率0%へつながっていると考えられる.Cochenerら6)の報告でも,焦点深度曲線では0..3DまでlogMAR視力0.1以(129)方は5m,中間は60cm,近方は33cmの距離を示す.上を示していた.近方+3.0加入の二重焦点レンズ(AcrysofIQRestorR)とFINEVISIONRの術後視機能を比較したJonkerら8)によると,遠方(0D),近方(.2.5D)においてはAcrysofIQRestorR,FINEVISIONRともに0.0logMAR以上の良好な焦点深度を保っていたものの,中間距離(.1.0D)ではAcrysofIQRestorRで0.2logMAR以下,FINEVISIONRで0.1logMAR以上と,FINEVISIONRのほうが有意に良好な焦点深度を示しており,術後の満足度の高さに寄与していると考えられる.また,わが国での回折型二重焦点レンズの使用報告でも,中間距離での焦点深度曲線の落ち込みが認められているが1,3),本研究では中間距離でも良好な焦点深度を保てていた.遠方矯正下視力も裸眼視力と同様,術後1週間,1カ月ともに遠方は0.0logMAR以下,中間・近方距離は0.0logMAR以上と遠方に比べ中間・近方距離では低値を示した.FINEVISIONMicroFRと,FINEVISIONRと同様の回折型三重焦点眼内レンズであるZEISS社のATLISAtriあたらしい眼科Vol.34,No.1,2017129表2術後1週間視力,屈折平均値±標準偏差MicroFR(n=14)PodFR(n=5)PodFToricR(n=2)裸眼視力(logMAR)遠方0.06±0.13.0.01±0.10.0.03±0.05中間0.10±0.160.13±0.190.20±0.08近方0.24±0.200.16±0.090.12±0.04遠方矯正下視力(logMAR)遠方.0.04±0.04.0.04±0.07.0.03±0.05中間0.07±0.190.00±0.110.20±0.08近方0.12±0.070.07±0.100.12±0.04屈折(等価球面度数:D).0.22±0.50.0.01±0.320.25±0.35平均値±標準偏差MicroFR(n=14)PodFR(n=5)PodFToricR(n=2)裸眼視力(logMAR)遠方.0.07±0.10.00±0.16.0.12±0.06中間0.16±0.160.02±0.100.08±0.06近方0.14±0.110.26±0.170.12±0.04遠方矯正下視力(logMAR)遠方.0.07±0.05.0.08±0.06.0.12±0.06中間0.07±0.100.03±0.080.08±0.06近方0.09±0.070.12±0.100.09±0.00屈折(等価球面度数:D)0.54±0.76.0.17±0.280.00±0.00(1.35)(1.06)n=90.00-0.20.05-0.100.10図6焦点深度曲線視力(logMAR)コントラスト域値0.10.150.20.200.30.40.50.250.300.60.70.350.8付加球面度数(D)0.406.342.51.610.7+1..3.5加入まで視力0.1logMAR以上であり,.2.5D..1.0Dの中間ゾーンでのグラフ変化は認めなかった.()は少数視力,エラーバーは標準偏差を示す.839MPRを比較したMarquesら10)によると,裸眼視力は差が出なかったものの,遠方矯正下の中間,近方視力においてはMicroFRのほうが高い結果を示したと報告されている.また,Cochenerら6)によると,中間・近方視力は遠方矯正下でも裸眼と同等の視力を示したと報告されている.術後遠方矯正眼鏡を使用した際にも,良好な中間,近方視力が得られるものと考えられる.コントラスト感度はグレアon,o.どちらの状況下でも,全周波領域において正常範囲内であった.佐藤ら13)によっ図7コントラスト感度グレアon,o.両条件下ともに,正常範囲内であった.灰色部分は正常範囲を示す.て示された60歳以上の健常者の平均値と比較して,大差のない結果となった.従来の回折型多焦点IOL挿入後の不満の要因として,光を分散する構造上生じやすいコントラスト感度の低下が指摘されていたが14),今回は良好な結果となっており,光エネルギーの適切な分配によると考えられる.しかし前出のJonkerら8)の報告では二重焦点レンズに比べFINEVISIONRでコントラスト感度が劣る結果となっていた.また,Marquesら7)によると明所視より薄明視でコントラスト感度の低下が認められている.日常生活では低.中コントラスト状況下での視力も必要であり,術後の良好なコントラスト感度は患者満足度の高さに関係していると考察され,薄暮下での比較などさらなる検討が求められる.患者アンケートの満足度は4.6/5と非常に高く,不満症例はなかった.また,重篤なハローグレアを訴える症例もなかった.FINEVISIONRでは4.5mmの瞳孔径において,中間距離への光エネルギーの振り分けが9%まで抑えられ,このため夜間のハローグレアが低減することが示されており9),光エネルギーの配分を最適化することで薄暗い状況下でも良好な見え方が確保できていると考えられる.Marquesら7)もFINEVISIONR挿入眼の術後1年までの追跡調査で,視力やコントラスト感度,グレアテストなどにおいて術直後との有意な変化はなかったと報告しているが,一方,Cochenerら6)の報告では,FINEVISIONR挿入後1年の患者のうち31%がグレアを,40%が残像効果を,49%がハローを訴え,80%が夜間の運転の際に支障があることが示されている.また,眼鏡装用率についても,同報告では,術後1年で4%の症例で遠用.中間距離の眼鏡を,20%の症例で近用眼鏡を必要としたとされている.今回の調査では術後1カ月の眼鏡装用率は0%であったが,今後より多くの症例で長期間にわたっての検討が望まれる.またRuiz-Alcocerら11)はFINEVISIONRは瞳孔径の大きな症例でより遠方視機能がよかったものの,ATLISAtri839MPR(ZEISS社)はより瞳孔径の影響を受けにくく,近方・中間距離に強かったと報告しており,今後瞳孔径にも着目し調査を進めていく必要がある.FINEVISIONRは,遠方に比べ中間近方視力は低下するものの,眼鏡を必要としない良好な裸眼視力を得ることができ,患者の満足度も非常に高かった.老視治療に有効な眼内レンズであると考えられ,またレンズラインナップから強度近視や角膜乱視の症例であっても十分対応できると考えられるが,今後さらなる症例検討の必要がある.文献1)ビッセン宮島弘子,林研,平沢学ほか:着色非球面+2.5D近方加入多焦点眼内レンズSN6AD2(SV25T0)の臨床試験成績.日眼会誌119:511-520,20152)ビッセン宮島弘子,吉野真未,平沢学,ほか:テクニスR1ピース回折型多焦点眼内レンズ挿入後1年の成績.あたらしい眼科32:894-897,20153)中村邦彦,ビッセン宮島弘子,林研ほか:着色非球面多焦点乱視矯正眼内レンズ(SND1T4,SND1T5,SND1T6)の白内障摘出眼を対象とした臨床試験成績.日眼会誌119:7-15,20154)Lubi.skiW,Podboraczy.ska-JodkoK,Gronkowska-Sera-.nJetal:VisualoutcomethreeandsixmonthsafterimplantationofAcri.LISA366Dlenses.KlinOczna113:209-215,20135)伊藤美佐絵:眼内レンズによるモノビジョン法.眼科グラフィック4:494-499,20056)CochenerB,VryghemJ,RozotPetal:Clinicaloutcomeswithatrifocalintraocularlens:amulticenterstudy.JRefractSurg30:762-768,20147)MarquesJP,RosaAM,QuenderaBetal:Quantitativeevaluationofvisualfunction12monthsafterbilateralimplantationofadi.ractivetrifocalIOL.EurJOphthal-mol25:516-524,20158)JonkerSM,BauerNJ,MakhotkinaNYetal:Comparisonofatrifocalintraocularlenswitha+3.0DbifocalIOL:Resultsofaprospectiverandomizedclinicaltrial.JCata-ractRefractSurg41:1631-1640,20159)GatinelD,PagnoulleC,HoubrechtsYetal:Designandquali.cationofadi.ractivetrifocalopticalpro.leforintraocularlenses.JCataractRefractSurg37:2060-2067,201110)MarquesEF,FerreiraTB:Comparisonofvisualout-comesof2di.ractivetrifocalintraocularlenses.JCataractRefractSurg41:354-363,201511)Ruiz-AlcocerJ,Madrid-CostaD,Garcia-LazaroSetal:Opticalperformanceoftwonewtrifocalintraocularlens-es:through-focusmodulationtransferfunctionandin.u-enceofpupilsize.ClinExperimentOphthalmol42:271-276,201412)鈴木久晴:三重焦点眼内レンズ.IOL&RS29:524-527,201513)佐藤宏,代田幸彦,川島千鶴子ほか:新しいコントラストグレアテスターの臨床応用─後発白内障切開前後の比較─.IOL&RS14:148-153,200014)ビッセン宮島弘子,吉野真未,大木伸一ほか:回折型多焦点眼内レンズ挿入後不満例の検討.あたらしい眼科30:1629-1632,2013***