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眼部帯状疱疹に続発した眼窩先端部症候群が疑われた1例

2014年3月31日 月曜日

《原著》あたらしい眼科31(3):453.458,2014c眼部帯状疱疹に続発した眼窩先端部症候群が疑われた1例曺洋喆*1国分沙帆*1竹内聡*1水木信久*2*1横須賀共済病院眼科*2横浜市立大学大学院医学研究科眼科学教室ASuspectedCaseofOrbitalApexSyndromeAssociatedwithHerpesZosterOphthalmicusYangcheulCho1),SahoKokubu1),SatoshiTakeuchi1)andNobuhisaMizuki2)1)DepartmentofOphthalmology,YokosukaKyosaiHospital,2)DepartmentofOphthalmologyandVisualScience,YokohamaCityUniversityGraduateSchoolofMedicine症例は78歳,男性で,左眼眼部帯状疱疹後に全眼筋麻痺を発症した.血清中の水痘帯状ヘルペスウイルス(VZV)抗体価の上昇,髄液検査での細胞数と蛋白の上昇から,眼部帯状疱疹に全眼筋麻痺を合併した眼窩先端部症候群が疑われた.抗ウイルス薬の全身投与は全身合併症のため中止し,その後は副腎皮質ステロイドの局所投与のみで発症3カ月後には眼筋麻痺は改善した.しかし,視神経障害により視力は改善しなかった.本症例はVZVによる三叉神経の炎症が眼窩先端部に波及し,多発脳神経麻痺となったものと考えられた.A78-year-oldmalewithvaricellazostervirus(VZV)infectionontheleftsideofhisfacedevelopedtotalophthalmoplegia2monthsafteronset.HisserumVZVantibodytilterwasincreased;pleocytosisandincreasedproteinwerefoundinthecelebrospinalfluid.Hewassuspectedoforbitalapexsyndrome,totalophthalmoplegiasecondarytoalesionintheorbitalapex.Localtreatmentwithcorticosteroidandantiviralagentwasfollowed3monthslaterbyimprovedocularmotility.Trigeminalnerveinflammationmayhavespreadtomultiplecranialnervesintheorbitalapex.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)31(3):453.458,2014〕Keywords:眼部帯状疱疹,眼筋麻痺,眼窩先端部症候群.herpeszosterophthalmicus,ophthalmoplegia,orbitalapexsyndrome.はじめに三叉神経第一枝領域の帯状疱疹は眼部帯状疱疹といわれ,眼合併症を半数に伴うといわれる1).眼合併症としては結膜炎(75%),眼瞼浮腫(68%),虹彩炎(54%)などの頻度が高いが1),眼筋麻痺も29%にみられる2).このたび,眼部帯状疱疹に全眼筋麻痺と視神経症を合併した稀な症例を経験したので報告する.本症例は,今回の発表にあたって患者本人の自由意志による同意を得ている.I症例患者:78歳,男性.主訴:左眼痛.既往歴:帯状疱疹と慢性腎不全について前医療機関の腎臓内科を定期受診していた.2010年7月から腹膜透析が導入されていたが,2010年10,11月には感染性腹膜炎を発症し,2011年1月に意欲低下や傾眠傾向が認められていた.家族歴:特になし.現病歴:2011年4月に左眼痛と食欲低下を自覚して前医療機関の腎臓内科を受診し,帯状疱疹による眼痛が疑われたため腎臓内科に入院した.前医療機関入院3日目に左三叉神経第1枝領域に水疱が出現し,帯状疱疹と診断された.アシクロビル点滴165mg(2.4mg/kg/日)が開始され,前医療機関の眼科と併診したところ,左眼に眼圧上昇(38mmHg),角膜浮腫,結膜充血を認め,帯状疱疹に伴う二次性高眼圧症とされた.グリセオールR点滴,カルテオロール塩酸塩(ミケランRLA)左眼1回/日点眼,塩酸ドルゾラミド(トルソプトR)左眼3回/日点眼,アシクロビル(ゾビラックスR)眼軟膏左眼5回/日外用を開始された.しかし,入院5日目に意識障害が出現し,アシクロビル脳症が疑われたためアシクロビル点滴,アシクロビル眼軟膏は中止された.その後,意〔別刷請求先〕曺洋喆:〒250-8558神奈川県小田原市久野46番地小田原市立病院眼科Reprintrequests:YangcheulCho,DepartmentofOphthalmology,OdawaraMunicipalHospital,46Kuno,Odawara-shi,Kanagawa250-8558,JAPAN0910-1810/14/\100/頁/JCOPY(149)453 図1左眼Goldmann視野検査(初診時からA:3週後,B:5週後,C:3カ月後)左眼の盲点中心暗点を認め,軽快したものの,中心暗点は残存した.識障害は徐々に改善し,左眼眼圧も20mmHg前後でコントロールされていたが,視力検査は意識障害もあり施行できなかった.入院6週後にVS=(0.07),同日眼圧38mmHgで左眼虹彩新生血管がみられたため,血管新生緑内障の診断を受けて汎網膜光凝固術を開始された.しかし,入院7週後に454あたらしい眼科Vol.31,No.3,2014もVS=(0.01),左眼眼圧38mmHgと左眼の高眼圧とそれに伴う眼痛・頭痛が改善しないため,入院8週後の7月(皮疹発症から60日目)に横須賀共済病院(当院)眼科に紹介受診となった.当院初診時の矯正視力はVD=0.3(0.6×Sph+3.0D(cyl.0.75DAx80°),VS=手動弁(矯正不可),眼圧は右眼16mmHg,左眼28mmHgであった.痂皮化した皮疹を左前頭部,前額部,上眼瞼,鼻尖部に認めた.瞼裂幅は右眼11mm,左眼5mmと左眼瞼下垂を認めた.Hertel眼球突出計で右眼14mm,左眼18mmと左眼眼球突出がみられた.眼位は正位であったが,全方向に眼球運動制限があり,全眼筋麻痺を発症していた.瞳孔径は右眼3mm,左眼5mmと左眼瞳孔は軽度散大しており,対光反射は右眼では直接は正常,間接は消失で,左眼では直接は消失,間接は正常であった.交互点滅対光反射試験では左眼の間接Marcus-Gunn瞳孔がみられた.中心フリッカー値は測定不可能であった.左眼前眼部には毛様充血を認め,角膜は浮腫混濁を呈し,角膜知覚は低下,前房には少数の炎症性細胞を認めた.角膜後面沈着物は認められなかった.また,前医でみられたとされる虹彩新生血管は認められなかった.中間透光体は両眼に老人性白内障を認めた.眼底は角膜浮腫の影響で詳細不明であったが,視神経乳頭陥凹の拡大は認めなかった.血液生化学検査では,腎機能障害以外の異常は認めなかった.免疫血清学検査では蛍光抗体法で水痘帯状ヘルペスウイルス抗体価128倍以上であった.髄液検査では細胞数軽度上昇,蛋白質軽度上昇と軽度の炎症所見が認められたが,発熱,髄膜刺激症状などは認めず,感染徴候はなかった.すでに処方されていた眼圧下降薬点眼に加えて,帯状疱疹による虹彩炎に対して,ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム(リンデロンR)左眼4回/日の点眼を開始した.前医でのアシクロビル点滴の際,アシクロビル脳症が疑われていたため,アシクロビル眼軟膏は使用しなかった.腹膜透析による腹膜炎の既往があり,感染増悪の危険が大きいと考えてステロイドの内服や点滴は行わなかった.初診から1週後には角膜浮腫や前房内炎症は軽快し,VS=(0.01)まで改善,左眼眼圧も24mmHgまで低下した.中心フリッカー値は左眼24Hzであった.初診から3週後には角膜浮腫や前房内炎症は消失し,VS=(0.05)まで改善,左眼眼圧も18mmHgまで低下した.中心フリッカー値は左眼30Hzであった.Goldmann視野検査では左眼盲点中心暗点を認め(図1A),Hess検査で全方向に眼球運動制限がみられた(図2A).初診から4週後にはVS=(0.09)まで改善,左眼眼圧も12mmHgまで低下した.中心フリッカー値は左眼29Hzで全眼筋麻痺や眼瞼下垂は継続していた(図3).頭部magneticresonanceimaging(MRI)ではT2強調像で左眼窩内に淡(150) 図2左眼Hess検査(初診時からA:3週後,B:5週後,C:3カ月後)左眼全眼筋麻痺が軽快,消失した.(151)あたらしい眼科Vol.31,No.3,2014455 図3左眼9方向眼位の写真(初診時から4週後)第一眼位での左眼眼瞼下垂と,全方向の眼球運動制限が認められた.図4頭部MRIT2強調像(初診時からA:4週後,B:3カ月後)左眼窩内に淡い高信号域が認められた(矢印)が,軽快した.い高信号域を認め(図4A),何らかの炎症が疑われた.fluidattenuatedinversionrecovery(FLAIR)やdiffusionweightedimage(DWI)では眼窩内の異常所見はなかった.MRIで視神経病変の存在は確認できなかったが,Goldmann視野検査で左盲点中心暗点を呈し,続発緑内障以外の視神経障害が認められていたことに加えて,全眼筋麻痺を伴うことから,左眼窩先端部症候群を疑った.初診時から5週後の視力はVS=(0.1),左眼眼圧は7mmHgで,眼圧下降薬点眼を中止した.Goldmann視野検査では左眼中心暗点は残るものの縮小した(図1B).Hess456あたらしい眼科Vol.31,No.3,2014検査では眼球運動障害はわずかに改善していた(図2B).瞳孔径は4mm,瞼裂幅は左眼7mmと眼瞼下垂はやや改善した.ステロイドの全身投与はできなかったため,トリアムシノロン(ケナコルトR)のTenon.下注射を施行した後,ステロイド点眼を漸減中止した.頭部MRIではT2強調像spectralpresaturationinversionrecovery(SPIR)で,左眼窩内の高信号域と外眼筋腫脹を認め,やはり左眼窩内の炎症が疑われた(図5).蛍光眼底造影検査ではフルオレセイン蛍光眼底造影では左眼視神経乳頭の過蛍光が認められたが,インドシアニングリーン蛍光眼底造影では異常所見を認めなかった.(152) 初診から3カ月後,視力はVS=(0.1)と大きく改善しなかったが,左眼眼圧は11mmHgと正常化した.皮疹は消失し,瞼裂幅は右眼11mm,左眼10mm,Hertel眼球突出計で右眼14mm,左眼16mmと左眼瞼下垂と眼球突出も改善した.Goldmann視野検査では縮小した左盲点中心暗点が残存した(図1C).Hess検査で眼球運動障害は正常化し(図2C).正面眼位は正位であり,複視は認めなかった.頭部MRIではT2強調像で認めた左眼窩内の淡い高信号域は軽快していた(図4B).瞳孔径は右眼3.5mm,左眼4.0mmと左眼軽度瞳孔散大は残存,中心フリッカー値は左眼28Hzで,左眼対光反射は消失したままであった.眼底には視神経乳頭陥凹の拡大はなかったものの視神経萎縮が認められた.II考按帯状疱疹は神経向性ウイルスのひとつであるvaricellazostervirus(VZV)感染症であり,水痘感染時に皮膚から末梢神経を伝わって神経節に入り込み,潜伏したウイルスが何らかの契機に再活性化して末梢知覚神経を下降して皮膚に感染したものである.三叉神経第1枝領域の帯状疱疹は肋間神経領域についで多く,眼合併症を約半数に伴う.Marshらの報告1)では眼部帯状疱疹の眼合併症は,炎症によるもの,神経障害によるもの,組織障害によるものに大別される.このMarshらの報告1)によれば,本症例で認められた所見の頻度はそれぞれ結膜炎(75%),眼瞼浮腫(68%),虹彩炎(54%),眼筋麻痺(29%),角膜浮腫(5%),視神経症(0.4%)であった.本症例の左眼の視力障害は角膜浮腫,虹彩炎,視神経症によるもの,眼圧上昇は虹彩炎によるものと考えられた.Marshら2)は,詳細な検査を行った結果29%に外眼筋麻痺を見出し,それは動眼神経,外転神経,滑車神経の順に多かった.このMarshらの報告2)では眼筋麻痺をきたした眼部帯状疱疹58例中,複視については42例で認めたが,全眼筋麻痺は4例のみであった.本症例では左眼視力が悪かったためか複視はみられなかったものの全眼筋麻痺がみられた.全眼筋麻痺の出現は皮疹の出現から2日3),1週4.6),2週7.9),16日10),19日11)という報告などがあるが,5週後が多いとされている.本症例は皮疹発症から60日目,当科初診時に全眼筋麻痺を発症していた.麻痺の改善については1カ月後というもの5),2カ月後というもの8),5カ月後というもの3,6)などあるが,3カ月後からというもの2,4,11.13)が多い.本症例の全眼筋麻痺は出現した当科初診時から5週後から改善し始め,3カ月後には消失した.今回みられた全眼筋麻痺はMarshらの報告2)では神経障害が原因としているが,帯状疱疹の神経合併症の発生機序としては,①ウイルスの直接的細胞毒作用が周囲神経組織に作用するもの,②ウイルスに対する中枢神経系のアレルギー反(153)図5頭部MRIT2強調像SPIR(初診時から5週後)左眼窩内の高信号域と外眼筋腫脹(矢印)が認められた.応(脱随作用),③ウイルスによる閉塞性血管炎に基づくもの,④中枢神経内の他の潜伏向神経親和性ウイルスを賦活化して障害するものがあげられる2).しかし,筋自体の筋炎または筋の虚血による障害とする説もある14).本症例では頭部MRIでは眼窩内に炎症所見があり,眼球運動障害の改善には3カ月かかったことから,神経障害があったと考えられ,眼窩先端部において三叉神経から動眼神経,外転神経,滑車神経,視神経まで帯状疱疹ウイルスの直接伝播または血管炎の波及が起こったものと考えられた.上眼窩裂症候群は動眼神経,滑車神経,三叉神経第1枝,外転神経が障害されたもの,眼窩先端部症候群はそれに加えて視神経が障害されたもの,また海綿静脈洞症候群は上眼窩裂症候群に加え,三叉神経第2枝が障害されたものである.本症例での全眼筋麻痺の鑑別疾患は,海綿静脈洞での障害,すなわち海綿静脈洞症候群として,①内頸動脈海綿静脈洞瘻については初診から4週後のMRI(図6)やmagneticresonanceangiography(MRA)(図7)で海綿静脈洞部の血管陰影の増強がみられないこと,②Tolosa-Hunt症候群については初診から4週後のMRI(図6)で左海綿静脈洞内の異常軟部組織像を認めないこと,③海面静脈洞内内頸動脈瘤については初診から4週後のMRA(図7)で内頸動脈瘤を認めないことから否定的であった.その他に上眼窩裂症候群,眼窩先端部症候群が鑑別にあがるが,今回は全眼筋麻痺に加え視力低下,盲点中心暗点,視神経乳頭陥凹の拡大のない視神経萎縮があり,Marcus-Gunn瞳孔や中心フリッカー値の低下もみられたため,眼窩先端部症候群が疑われた.本症例では全身状態不良のために施行できなかったが,頭あたらしい眼科Vol.31,No.3,2014457 図6頭部MRIT2強調像(初診時から4週後)海綿静脈洞部(矢印)に血管陰影の増強や異常軟部組織像は認められなかった.部MRI検査においてガドリニウム(Gd)造影を行うと海綿静脈洞部の肥厚,増強効果がみられ,診断に有用であるとの報告がある4,7,11).本症例のMRI画像において,FLAIRやDWIでは異常所見はなかったもののT2強調像SPIRでは眼窩内の高信号域と外眼筋腫脹が認められており,眼窩内の炎症が疑われた.Gd造影ができない場合は脂肪抑制法を考慮してもよいと思われる.眼球突出を伴う全眼筋麻痺や虚血性乳頭炎などのような閉塞性血管炎にはステロイドの治療適応があるとされる2).本症例でも全眼筋麻痺に加えて視神経症所見を認めており,ステロイドの治療適応はあったが,全身状態のリスクが高いため,局所投与を行った.全身状態のリスクが高くなければ,ステロイドの全身投与による治療適応はあったと考えられる.また,知覚神経にとどまらない運動神経への広範囲なウイルス伝播または炎症の波及はヘルペス脳炎や髄膜炎への移行にも注意を要する.眼部帯状疱疹に視神経障害と全眼筋麻痺とを合併した稀な症例を経験した.眼部帯状疱疹においては眼窩先端部にも炎症が波及する事例があることを意識して,視力障害の他に眼球運動も注意深く観察する必要がある.利益相反:利益相反公表基準に該当なし文献1)MarshRJ,CooperM:Ophthalmicherpeszoster.Eye7:458あたらしい眼科Vol.31,No.3,2014図7頭部MRA(初診時から4週後)海綿静脈洞部の血管陰影の増強や内頸動脈瘤は認められなかった.350-370,19932)MarshRJ,DulleyB,KellyV:Externalocularmotorpalsiesinophthalmicherpeszoster:areview.BrJOphthalmol61:677-682,19773)ArdaH,MirzaE,GumusKetal:Orbitalapexsyndromeinherpeszosterophthalmicus.CaseRepOphthalmolMed2012:854503,20124)中澤徹,大村眞,杉田礼児:全眼筋麻痺を伴った眼部帯状疱疹の1例.臨眼52:1933-1937,19985)青田典子,平原和久,早川和人ほか:眼窩先端部症候群を伴った眼部帯状疱疹の1例.臨皮62:220-223,20086)鈴村弘隆,中野栄子,山本和則ほか:全眼筋麻痺を伴った眼部帯状ヘルペスの1例.眼臨85:771-775,19917)西谷元宏,児玉俊夫,大橋裕一ほか:眼部帯状疱疹に続発した海綿静脈洞症候群の1例.眼紀53:898-903,20028)藤原幹人,小田代政美,溝口弘美ほか:汎発性皮疹を伴う眼部帯状疱疹に全眼筋麻痺を合併した1例.麻酔39:248252,19899)土屋美津保,輪島良平,田辺譲二ほか:全眼筋麻痺および眼球突出をきたした眼部帯状ヘルペスの2例.眼臨81:855-858,198710)KurimotoT,TonariM,IshizakiNetal:Orbitalapexsyndromeassociatedwithherpeszosterophthalmicus.ClinOphthalmol5:1603-1608,201111)佐藤里奈,山田麻里,玉井一司:眼部帯状疱疹に続発した全眼筋麻痺.臨眼62:1279-1283,200812)加地正英,後藤俊夫,新宮正巳ほか:高齢者の帯状ヘルペスに伴う遅発性発症の眼筋麻痺および片麻痺の二例.臨と研65:1223-1227,198313)伊地知紀子,重松昭生,田中孝夫ほか:上眼窩裂症候群と小脳症状を呈した三叉神経第1枝帯状疱疹の1例.ペインクリニック5:381-386,198414)GrimsonBS,GlaserJS:Isolatedtrochlearnervepalsiesinherpeszosterophthalmicus.ArchOphthalmol96:12331235,1978(154)